誌上フリマ開催!ファッション業界の重鎮たちの、私物や想い出の逸品が手に入る!

  • 2022.05.10  2020.06.10

ライフスタイルに一家言あるファッション業界の重鎮からライトニング編集部の部員まで、現在のライフスタイルに影響を与えた思い出のアイテムや、手に入れたときのストーリーがあるアイテム、それに一生持っていたいと手に入れたアイテムなど、新品からヴィンテージまで売っちゃうフリマ企画が本日(2020年6月10日)より開催!

CONTENTS

あの人の私物やレアな一点ものまで手に入る誌上フリマ。

現在発売中の「Lightning7月号」にて、【ボクの人生を変えたモノカタログ】と題し、今回参加している各人がそのアイテムについてストーリーを紹介。確固たるライフスタイルを持っている人だから語れる「モノ」のストーリーは必読なだけでなく、さらにはそのアイテムがなんと販売されるというから見逃せない!

それぞれの思い入れが詰まったアイテムの中には一点ものの貴重なものもあり、ウエアから、雑貨、自転車からクルマまで、ヴィンテージもあれば、長年連れ添ってきた相棒など、ふだんなかなかお目にかかれないアイテムも多数。次のオーナーへと受け継ぐためのスペシャルな誌上フリーマーケットになっている。

ここではその一部の出品を取り上げる。業界の重鎮たちが物語るアメカジの名品カタログとしても秀逸な「Lightning7月号」では全55点とそのストーリーを読むことができる。ぜひまだお手に取ってない方は下記より購入されたし。(購入方法はこの記事の最後にも記載しているのでご覧ください)

本の購入はこちらから

1.1984 RED WING #875|元「レッド・ウィング・ジャパン」代表・鈴木理也さん

  • サイズ:U.S.7.5E
  • 状態:購入してからほとんど履かなかったというだけあって、コンディションも良好。ソールもきちんと残っており、購入した日から活躍してくれること間違いなし。明るめのオレンジカラーで、’80年代らしいディテールやシルエットも楽しめる逸品だ

出品者:「ブーツのミカタ」鈴木理也さん

元レッド・ウィング・ジャパンの代表で、世界有数のブーツ有識者である鈴木さん。現在はクラシカルな ブーツブランド「Ol’ Shanks」を主宰し、またYouTubeチャンネル 「ブーツのミカタ」を展開している

復刻モデルを作る際にも参考にした思い出のレッド・ウィング。

これはレッド・ウィング・ジャパンにいた頃、6〜7年ほど前に自分用に購入した1984年製の#875です。レザーは#875/#877誕生以来続くオロラセット・レザー。’80年代当時は革の個体差がすごく大きな時代で、赤味の強いものから、オレンジのものまでいろいろありましたが、この#875は明るめのオレンジです。今ではない「スクエアステッチ」や、’90年代以降とは少し異なる紙型を使用しているんです。この年代の明るいオレンジの色合いは、2011年にアイリッシュセッター刺繍タグの#875復刻モデル、#9875を発売した時の開発時の参考にしたもののひとつでもあります。しかし、この際に古いパターンまでは復刻せず、個人的には少し心残りがありました。そんな思い出のあるヴィンテージの#875 です。サイズはUS 7.5E 。私はあまり履く機会がありませんでしたが、これを入手した方には、是非ガンガン履いていただきたいです。

販売価格:¥46,200(税込価格、送料別途)
当時のアイリッシュセッターに付けられていた通称“犬タグ”。初期は刺繍だったが、’60年代にプリントに変更。こちらはプリント製
この1984年製モデルは「スクエアステッチ」と呼ばれる腰革の閂止めが見られる最終型。 この後、このディテールは姿を消す
右足の内側にはRED WINGの刻印が入る。 この年代は革の個体差が多かったが、こちらのカラーは、明るめのオレンジ
ソールは王道のクレープソール(後のトラクショントレッドソール) を装備。クッション性も高く歩きやすいのみならず、デニムに映えるファッション性の高さも人気の秘密

2.BUILTBUCK by WEARMASTERS & CO. ROPER BOOTS(Prototype Sample)|「アトラクションズ」代表・西崎智成さん

  • サイズ:9 インチ
  • 状態:実際に履き込んだとあって、全体的に皺が走り、各所が擦れていい風合いを醸し出している。Dリングやバックルは、オリジナルではなく既製品を使用している。サイズは9インチとのことなので、足の大きめの人でもOKだ

出品者:「アトラクションズ」代表・西崎智成さん

幼少期から洋楽や楽器の身近にある環境に育ち、フィフティーズに傾倒していったという西崎さん。アパレル会社勤務などを経て、2006年にアトラクションズをスタート。ヴィンテージバイクへの造詣も深い

ブランドの想いの詰まった試作品ローパーブーツをゲットせよ。

アトラクションズでブーツを作る時には、まずクロムエクセルでプロトタイプのサンプルを作り、3〜4カ月履き込んで修正点をあぶり出して直して……を何度か繰り返し、次に製品に近い「確定サンプル」を作り、製品化していきます。クロムエクセルはアジが出やすいので、修正箇所が見えやすいんですよ。このローパーブーツのサンプルを作ったのは2009年頃です。素材はクロムエクセルで、Dリングやバックルは、製品ではオリジナルを使うんですが、これは製品に酷似した既製品を使っています。ローパーブーツって、フィフティーズを象徴するアイテムじゃないですか。でもヴィンテージを探すと小さいサイズしか見当たらない(笑)。それで自ら製作した、思い出深いモデルなんです。このプロトタイプサンプルには、いろんな想いが詰まってます。

販売価格:¥39,600(税込価格、送料別途)
ソールのトゥ部分には、トゥスチールが装着される。ソールは西崎さん曰く「たしかイタリアンベンズレザーだったと思う」とのこと
バックルとDリング、そしてダイヤモンド柄が、 フィフティーズ感を演出する。素材は、柔らかくアジの出やすいクロムエクセル
製品ではオリジナルのDリングが付くが、こちらには、よく似た既製品が取り付けられる。こうした細部も、ストーリーがあって面白い

3.SECRETBASE RATFINK|「シークレットベース」HIDDYさん

  • サイズ:H19㎝
  • 状態:すべて包装袋入りなので、トイの塗装やパッケージのダメージもなくグッドコンディションである。状態がよくカラバリセットで購入できる機会はそうそうないのでお見逃しなく。

出品者:「シークレットベース」HIDDYさん

2001年12月24日に誕生したトイメーカー、SECRETBASEの主宰。日本製にこだわったオリジナルトイの制作や、国内外様々アーティストやブランドのキャラクターなどをプロデュースする。

カスタムカルチャーのシンボルである“ラットフィンク”!

昔からカスタムカルチャーが大好きで、その中でもシンボル的な存在にあったエド・ロスが描いたラットフィンクが特にお気に入りの存在だったんです。だからハイクオリティな日本製で、どうしてもアメリカのカスタムカルチャーの王様を作ってみたかったんですよ。いつか自社製品でコラボできたら嬉しいと思っていたので、実際に作れて本当に嬉しかったのを覚えています。好き過ぎて様々な色や素材のバリエーションもつくっちゃいました(笑)。カスタムカルチャーにどっぷりな方もこれから好きになる方もおすすめしたいです。

販売価格:¥49,500(税込価格、送料別途)

スケルトンVer.は、特にR.F.ファン垂涎のコレクタブルな逸品。カスタムカルチャー界のシンボルらしく、R.F.のマッドな表情が、キモかわいい
R.F.の化粧箱である台座。カスタムカルチャーテイスト満載のイラストデザインが秀逸。本体から外さずに、付けたまま飾りたいクオリティだ
スケルトンVer.のR.F.は、内部の骸骨が透けて見えるのがファニー。血走った鋭い眼光もしっかりと再現している。まさにジャパンメイドクオリティ

4.1970s Pulsar Time Computer Calculator|「ギャラリー1950」北修三さん

  • サイズ:縦4 ㎝ 幅3 ㎝
  • 状態:1990年代にデッドストックで購入してから、最近まで使うことなく保管していたのでコンディションについてはパーフェクト。LEDの状態も完璧なので、デイリーユースすることが可能。電池式で日本でも交換できるため安心だ

出品者:「ギャラリー1950」北修三さん

1964年生まれ。岡山県出身。アクメファニチャーのバイヤーを経て、1995年恵比寿にギャラリー1950をオープン。ミッドセンチュリーデザインのヴィンテージファニチャーのパイオニア

1990年代にデッドストックで購入し、最近使い始めたんです。

このパルサーのタイムコンピューターというモデルは、1976年に世界的な時計の展示会であるバーゼルフェアで発表されたファーストモデルです。翌年には同フェアでセカンドモデルが出ているので、非常に短い期間に販売されていました。これを手に入れたのは’90年代前半のアメリカ。デッドストックで手に入れてからずっと使わずに所有していたのですが、最近になって電池交換ができるショップを見つけ、使うことにしたんです。オートコマンドシステムという電卓機能を持ったLEDウォッチで、付属の専用ペンを使い、電卓ボタンを押すという作りが実にユニーク。もちろんペンも付きますし、デッドストックなので当時の説明書や英語の説明書まで付いたフルセット。四則計算までできるそうです(笑)

販売価格:¥110,000(税込価格、送料別途)
パルサーのロゴの入った外箱まで付属しており、 フルセットとなっている。当時の説明書やタグ類まできっちりと揃っている
電卓ボタンを押すための専用のペンも付いて いる。片方はボールペンになっているのも洒落ている。希少な14金張りの仕様である
パルサーはいち早くLEDを使ったことでも有名。このパーツがダメになっている個体も多いが、これは完璧なコンディションだ

5.Listのサンプルジャケット|「Fantastic Plastic Machine」田中知之さん

  • サイズ:着丈69×肩幅42×身幅49×袖丈60㎝(サンプルのためサイズ表記無し)
  • 状態:サンプルとして所有していたミントコンディション。SとMの中間くらいのサイズ感となっている。表はフライトジャケットに使われている66ナイロン。タイトなシルエットだが、テーラーメイドらしい立体的な作りなので快適である。

出品者:「Fantastic Plastic Machine」田中知之さん

1966年生まれ。京都府出身。1997年にメジャデビュー。日本を代表するDJのひとりであり、多数のアーティストのプロデュースも手掛ける。2020年5月13日に『Changethe World Again』を配信リリース

ずっと手放さかなった名作ジャケットの希少なサンプル。

自身が手掛ける神出鬼没のブランドであるリストのジャケットです。立ち上げて2〜3シーズン目にリリースしたもので、サンプルセールなどでも手放さなかった思い入れのあるものになります。フライトジャケットに使われていた66ナイロンのカジュアルなジャケットなのですが、東京スカパラダイスオーケストラのスーツなどを手掛ける大阪のビスポークテーラーであるDMGに生産をお願いしています。このジャケットは、受注生産にしていて、身幅や袖丈などを計測して、セミオーダーメイドで販売していました。ワークウエアやミリタリーとは一味違うテーラーメイドらしい立体的なフォルムで、本当に気に入っています。裏地の刺繍もオリジナルなんですよ。

販売価格:¥107,800(税込価格、送料別途)
裏地にはスーベニアジャケットなどに使われている刺繍が施されている。 スカジャンにも精通する田中さんらしいアイデアと言えるだろう
スタイリッシュな1つボタンの仕様。 ボタンはオリジナルで製作しており、 ブランドのアイコンが入っている。細部まで抜かりがない
すべて手作業で生産しているので、 ポケットの処理なども美しい。ウエスタンシャツに使われている意匠をさり気なく落とし込んでいる
ボディはフライトジャケットに使われ ている66ナイロンを使用。上衿部分を別生地に切り替えているので、上品な印象を与えている

このようにかなり貴重なコレクションが今回出品されている。ここで取り上げたもの以外の50点にはクルマ、貴重なデニム、ハット、トイなどなど価格帯もお手ごろのものから高価格帯まだ幅広くラインナップ。購入方法は下記を参考に。またとない機会をお見逃しなく!

6月10日(水)10:00より販売開始!! 特設サイトへアクセス!

様々な業種のプロフェッショナルが思い入れたっぷりに紹介してくれたアイテムが、なんと本当に買える! 各人のエピソードも含めた買い物は、単なるショッピングとは異なり、モノに対する愛情を、人から人へと受け継ぐ行為。ユーズドならではの傷やアジは、1点モノの証だ。そして、購入できるのは、この機会だけ! この企画以外に、本誌のバックナンバーや別注アイテムなども買える「club-lightning.com」に今すぐ向かってくれ。

購入サイトはこちら!

【購入方法】

「club-lightning.com」のホーム画面に向かった後、【アイテム】をクリックすれば、本特集で掲載されたアイテムの一覧ページへ。気になるアイテムをクリックすれば、アイテムの詳細ページへ。【カートに追加する】をクリックすれば、ショッピングカート画面へ。

ただし、カートに入れただけでは購入したことにはなりません! この内容で注文確定であれば【購入手続きへ】ボタンをクリック。既に会員の方はご注文内容確認の上、【購入する】ボタンをクリック。くれぐれもカートに入れただけでは購入したことになりませんので、ご注意を!

【注意事項】

  1. 商品の詳細内容は、club-lightning.comを必ず参照のこと!
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商品価格以外にも費用がかかりますので商品ページの情報をよくお読みになりご購入ください。例えば、自動車の
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商品の状態について

購入する商品が「ヴィンテージ、ユーズド、サンプル」などの場合は、傷やダメージがあることをあらかじめご了
承ください。細かい商品状態については誌面と「club-lightning.com」の商品詳細ページを必ずご確認ください。商品詳細ページをご確認いただいた上でご購入いただき、ノークレーム、ノーリターンとさせていただきます。

送料について

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の大きいアイテム、高額アイテムについては、送料とは別に保険などの費用がかかる場合があります。不明点はご
注文前に「info.lightningshop@gmail.com」までお問い合わせください。

(出典/「Lightning 2020年7月号 Vol.315」)

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