年代と作家で選ぶ、ナバホ族のシルバーアクセサリー31選。

  • 最終更新日:2021.10.24 公開日:2020.05.30
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最終更新日 2021.10.24 公開日 2020.05.30

アメリカのシルバージュエリーはネイティブアメリカンがシルバージュエリーを作り始めたのは1800年代中頃。その中心となったのが、いまも伝統的なシルバージュエリーを作り続けるナバホ族だ。ナバホ族のシルバースミスたちがいなければ、このカルチャーはなかったと言っても過言ではないだろう。

アメリカのシルバージュエリーは「ナバホ族」から始まった!

ネイティブアメリカンが装飾品にシルバーを使い始めたのは、諸説あるが、19世紀中頃といわれている。鉄鍛冶の技術がスペインからの入植者によってメキシコに伝わり、そこからニューメキシコに拠点を置くナバホ族に継承されたというのが有力だ。シルバーとターコイズを組み合わせる伝統は、19世紀末にはあったという。

1910年代、鉄道開通をきっかけにナバホ族たちのリザベーションは観光地化。スーベニアとして彼らの工芸品だったジュエリーやラグなどが販売され、フレッドハービーなど、資本のある会社による大量生産品も多く出回り始めた。そして1950年代、新たな動きがみられるようになった。ジュエリーを工芸品から作品へと昇華させる、大物アーティストたちの台頭である。

’70年代には、ハリウッドスターたちがこぞって身につけ、ネイティブアメリカンジュエリーが大ブームを巻き起こした。ターコイズも高騰したが、当時は高価なものほど売れたそうだ。そんなナバホ族の作家たちは、伝統を守りつつ、現代的な感性でジュエリーをいまも作り続ける。

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2020年02月09日

旧きよき伝統的な製法が現代作家にも受け継がれる。

今回、取材を依頼したのは上野の名店「ブレーブストレーディングカンパニー」。オーナーの薄井さんは、多くのネイティブアメリカンの作家と交流があり、年に数度は現地に出向く。店頭にはレアモノも数多く並び圧巻だ。そこで、ネイティブアメリカンジュエリーの起源でもあるナバホ族のアクセサリーの系譜をおすすめアイテムと一緒に教えてもらった。

【1920-’30s】Artist : Unknown

1・2.ピン

上のピンはアルバカーキにあったベルトレーディングポストのもの。下の石はフォックス。上3万5800円、下2万9800円

3・4.バングル

1920〜’30年代頃のバングル。フレッドハービースタイルよりも地金が厚く、品質が高い。左9万3800円、右4万8000円

【1950s-】Artist : Fred Peshlakai

5.バングル

ナバホ族を代表する大作家のひとりであるフレッド・ペシュラカイ。ハイグレードなローンマウンテンを使ったミュージアムピース。参考商品

裏に刻まれた刻印

6.バングル

いまも見ても色褪せないモダンなスタンプワークと得意とするロープを組み合わせたバングル。裏にはホールマークが入る。参考商品

裏に刻まれた刻印

7.バングル

シンプルイズベストで力強いバングルは、得意とするロープ使い。ハンドで地金を捻っていく伝統的な手法だ。参考商品

8.リング

太古の植物の化石であるペトリファイドウッドを使ったリング。氏の作品が売られているのは稀である。58万8000円

【1950-’60s】Artist : Kenneth Begay

9.バングル

’50〜’60年代にかけてチャールズ・ロロマたちと並び、天才と称されたケネス・ビゲイ。ファイルワークを使った力強い作品。68万8000円

裏に刻まれた刻印

10.バングル

シンプルなスタンプワークからもセンスが感じられるバングル。工芸品からアート作品へ昇華させた功労者のひとりだ。56万8000円

裏に刻まれた刻印

【1970-】Artist : Jeo H.Quintana

11.ボロータイ

コチティ族の大作家。現在の人気作家シピークレイジーホースの父親でもある。コーラルとモレンシーを使用したボロータイ。17万8000円

コーラルとモレンシーが美しい

12.バングル

ジョークインターナは作品によっては、ホピ族が得意とするオーバーレイの技法も使っている。かなりモダンな印象である。28万8000円

裏に刻まれた刻印

13.バングル

こちらもシンプルなオーバーレイを使ったデザイン。他にもスタンプワークやビーズがJHQの代表的な作風となっている。18万5800円

【現在】Artist : Aaron Anderson

14.バングル

アーロン・アンダーソンが得意とするのが、トゥファキャスト。このシルバー質感が特質。11万8000円

15.ペンダントトップ

味のあるトゥファキャストのトップは、レアなランダーブルーをセット。23万8000円

裏に刻まれた刻印

16・17.リング

右はトゥファキャストのリングに、18金とハイグレードのビズビーをプラスしたリング。23万8000円 左はコーラルとゴールドがアクセントになったリングは、トゥファキャスト特有のシルバーの質感がたまらない。8万8000円

トゥファストーンと呼ばれる石にデザインを描き、流し込んでいく。ひとつの型からひとつの作品しか作れない贅沢な製法なのだ

【現在】Artist : Herman Smith

18・19.バングル

まるで機械を使ったような美しいスタンプワークがハーマン・スミスの個性。驚くほど正確かつ緻密に打ち込まれている。右のターコイズはキャンディラリア。左のバンプアウトもお見事である。右15万7800円、左8万8000円

裏に刻まれた刻印

20.ネックレス

伝統的なサンダーバードに氏が得意とする正確無比なスタンプワークが光る。ターコイズはビズビー。コインがベース。6万8800円

21・22・23.リング

親交の深い薄井さんのために作られたスペシャルなコレクション。右から石はスパイニーオイスター、ローンマウンテン、ビズビーとどれもクオリティの高いものばかりだ。右8万8000円、中13万6800円、左24万2800円

【現在】Artist :Jennifer Curtis

24・25.バングル

モダンで女性らしい繊細な作り込みを得意とするナバホ族のジェニファー・カーティス。そのデザイン力の高さは、ファッション関係者からも絶大な支持を得ている。スタンプワークとファイルワークの融合が美しい。各5万8800円

26.バングル

父親であり、有名作家であるトーマス・カーティスがやっていたデザインを彼女がリファインした作品はクラシックだ。18万8000円

27・28・29.リング

使っている石は、左と中ともにハイグレードなビズビー。彼女が得意とする細かなスタンプワークや曲線美が光るファイルワークを駆使した。すべて薄井さんのエクスクルーシブ。右から4万9800円、7万2800円、9万2800円

【現在】Artist :Derrick Gordon

30・31.ネックレス

叔父であるデルバート・ゴードンに師事した人気アーティストで、オールドスタイルを得意とする。右は伝統的なスカッシュブロッサムをコインで製作。右はビズビーを使い、ベルにはモレンシーを使用。右6万8800円、左4万5800円

刻印

【DATA】
BRAVES TRADING CO.
東京都台東区上野6-6-5ライオンビル1F
TEL03-3836-0373
営業/12:00〜20:00
休み/月曜
http://www.bravestrading.com

※情報は掲載当時のものになります。

(出典/「Lightning 2020年5月号 Vol.313」)

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