ヴィンテージ愛が強すぎて、思わず口をついたカタカナ言葉をご存じですか?

ヴィンテージ古着の愛好家たちの間では独特の言葉が形容詞がたびたび使われています。「ゴリゴリの」、「バッキバキの」といった形容詞はいずれも古着を指すときに使われるって知っていました? CLUTCH Magazineの最新号の表紙には「ゴリゴリのヴィンテージ古着」というキャッチフレーズが使われています。これは、とても古い年代で希少性が高いものに対して使われている言葉です。

「ついにゴリゴリの大戦モデルを見つけちゃったぜ」

とか

「むさしやのアロハシャツ、そうあのゴリゴリの」

とかそんな使い方、試してみてください。

 

というわけで、ゴリゴリの古着特集です。

最近は、ヴィンテージの解釈が広がってきました。1990年代、2000年代もヴィンテージと呼ばれ、価格が高騰しています。

1930年代、40年代のヴィンテージは希少価値が高まるばかり。どんどんと手の届かないプライスになっています。そう、この世界では「旧いは偉い」が当然なのです。

そもそも、天然素材で、生産効率の悪かった時代のものは、生産数自体が少なかったし、1世紀近く時を経ているわけですから、コンディション良く残っていること自体が奇跡なのです。巷で人気のミリタリーアイテムなんて、そもそも、戦争で戦うためのユニフォームが大半です。戦う兵士の数に合わせて、計画的に作られていたものですから……当然、現存数は少なくなります。そりゃもう、「ゴリゴリ」なんです。

けっこう頑固なCLUTCH Magazineですから、あえて、希少性が高く、マーケットから消えゆく「ゴリゴリのヴィンテージ古着」を特集します。納屋から出てきたような古着もあります。実際に、古着業界で働くゴリゴリ古着系の重鎮たちに、その本質についても語ってもらいました。また、ゴリゴリ古着をサンプリングして忠実に復刻を行うブランドの方々にも、いかに彼らがやっていることが偉大かを正面から語ってもらっています。

因みに「バッキバキ」は、主にヴィンテージデニムに対して使う言葉で、インディゴブルーが濃く残っている状態をさします。

「こんなバッキバキのダブルエックスが、そんな値段で買えるわけないだろ!」

そんな使い方ですかね。

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この記事を書いた人
松島親方
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松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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