1.ボリュームあるダウンベストを軸としたほんのりとアメカジの香り漂うラギッドスタイル

ボリュームのある保温性抜群のダウンベストには、オリーブカラーのコーデュロイジャケットというラギッドなジャケットを合わせて引き締める。ダウンベストのベージュとオレンジ、ジャケットのオリーブという3色は、ミリタリープロダクトにも多く見られる組み合わせで相性抜群。これらの3色から“アメカジ”を連想し、スウェットパーカを差し込んだ。カジュアルになりすぎないように中にはギンガムチェックのBDシャツを。
2.男らしいタフなジャケットとプレップなダウンベストを小物使いで程よく馴染ませる

コーディネイトの主役に最適なマルチカラーのダウンベストはそれだけでインパクトが強いため、ほかのアイテムは基本的に無地でまとめるのがベター。高密度に織られたチノクロスのジャケットと生地に奥行きのあるデニムシャツという、表情のあるタフな素材のアイテムを入れることで、ダウンベストの持つポップな雰囲気を程よく中和。これだけだと味気ないため、アメトラ小物の定番であるBBキャップとチェックタイを加えた。
3.土臭いカラーリングをポップにまとめたレトロアウトドア×プレッピーのミックススタイル

フィッシングから着想を得たダウンベストのヘビーデューティな雰囲気に合わせ、光沢のある細畝のコーデュロイジャケットを選択。土臭いカラーでまとめつつ、インナーにはピンクのBDシャツ、マルチカラーのシャギードッグセーターを合わせることでプレッピーな要素をプラス。段返り2つボタンのカジュアルなコーデュロイジャケットがアウトドアとプレッピーという2つの異なるスタイルの架け橋としての役割を担っている。
4.インパクトのあるビビッドカラーには起毛感のある上品なジャケットでバランスを取る

ビビッドなイエローカラーとフード付きのデザインが目を引くダウンベストに合わせたのは、落ち着いたグレーのダブルブレストジャケット。ダウンベストがかなり派手な分、ジャケットは起毛感のある素材を選び、中に着るシャツもジャケットと同系色にまとめることで、程よいミックス感を演出している。このコーディネイトのように、ダウンベストが無地の場合は、シャツとジャケットを柄×柄にして遊び心を加えるのもよし。
(出典/「2nd 2025年1月号 Vol.210」)
Photo/Norihito Suzuki Styling / Shogo Yoshimura Text/Kihiro Minami
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