素材の良さを活かしてリメイク、ふるぎの新しい楽しみ方【ふるぎ道第8回】

  • 2024.11.14  2024.10.24

古着好きならば、究極の一点物であるリメイクに興味を持つ人も多いのでは。お気に入りの古着をより魅力的にするにはどうすればいいのか、悩みは尽きない。そこで、三軒茶屋にあるヴィンテージ専門のリペアショップ「ヴィジティングオールド」の代表・岩城リョージさんにリメイクのコツを教えてもらうこちらの連載。第8回はラングラーのデニムジャケットにメスを入れる!

岩城リョージ|三軒茶屋の古着専門お直し屋「ヴィジティングオールド」の代表。「今回のリメイクで1番に意識したのは、ハンドメイド感です!」

今回の訪問者/Muri vintageオーナー 前田桐吾さん

昨年8月三軒茶屋にオープンした古着店ムリ ヴィンテージ(Instagram:@muri_vintage)オーナー。バンド活動をしてたこともあり、音楽がバックボーンにある古着が大好物

素材の良さを活かしたバックボーンを感じるリメイクがモットーなり。

持ち込まれたラングラーのデニムジャケットにメスを入れて、着る面によって印象が変わる一石二鳥なジャケットが完成! 裏で着た時のセンターにレザーを貼りフェイクボタンをつけることでより自然に仕上がった。

持ち主のバックボーンもしっかりとリメイクに活かしたくて。

岩城さん 第8回目の訪問者は、僕のアトリエと同じ三軒茶屋にある古着店ムリ ヴィンテージのオーナーのトーゴです。

前田さん リョージとは7年の付き合いになるけどこんな風に一緒に仕事をするとは思ってもなかったよ。

岩城さん そうだね。早速なんだけどリメイクの出来はどうかな?

前田さん 凄くいいね!

岩城さん よかった〜。この瞬間いつも緊張しちゃうんだよ。で、今回のリメイクは、デニムにレザーを縫い付けるっていう意外と簡単な手法なんだけど、結構色々考えてこの方法に辿り着いたんだよね。

前田さん そうそう。いろいろ考えたよね。まず、1番に決めたのは、本当に着たいものを作ることだったよね。

岩城さん それで、トーゴの好きなものが音楽だったから、そのバックボーン大事にしたいねって話になってね。

前田さん そうだね。それで音楽カルチャーを感じつつ、現代風のシルエットでも着られる服が今1番着たい服だって思ったんだよね。

岩城さん そんな話をしている中で、ジョン・レノンが〈ラングラー〉のデニムジャケットをカスタムしてた話になり、僕らもそうしようみたいなね。

前田さん だから、お店にあった〈ラングラー〉のジャケットでお願いしたんだったね。

岩城さん これは、預かった後に思ったことで、〈ラングラー〉らしさも活かしたいなってなっちゃって、それならブロークンデニムの独特な織りかなって思って裏の織り柄を見せるために、いきなりリバーシブル仕様にしたんだよ。

前田さん そういうことだったんだ。元々はその予定じゃなかったから、出来上がってびっくりしたよ。でも、理由を聞いたら納得した。

岩城さん さっきも話に出たけど、レザーのモチーフはピーターマックスなの伝わる?

前田さん たしかに! 言われてみればピーターマックスなの伝わるね!

岩城さん よかった〜。 あ! そういえば、お店が1周年だったね。おめでとう!

前田さん ありがとう。まだまだこれから、もっといいアイテム仕入れてくるよ!

岩城さん それは楽しみ! 同い年で三軒茶屋同士、もっと盛り上げていきたいね!

How To Remake

裏側に付く〈ラングラー〉タグを外す。他の位置に移植するので綺麗に。

レザーを縫い付けたい箇所をレザーで型取り、左で使う型紙の原型とする。

剥がしたテープを紙に乗せ、切っていく。他の部位も同様に型紙を作る。

レザージャケットに型紙を当て、合わせる柄を確認しながらカッティング。

レザーを縫う際、先に両面テープで貼ってから縫うとズレない。コレ大事。

裏側の前縦には縫い付ける前にフェイクのスナップボタンを取り付ける。

背中や肩部分のレザーを縫い付けていく。柔らかいレザーはヨレ注意。

好きなモチーフを切り抜いて、自由に縫い付ける。少し雑くらいがイイ。

完成! 70sなアイテムでもシルエットは現代的。

背中や肩部分にはレザーからモチーフに切り抜いて縫い付けた。今回のリメイクの主な作業はレザーを切って、デニムに縫うという作業なので、意外と簡単。自分好みにリメイクして欲しい。

 

(出典/「2nd 2024年11月号 Vol.208」)

 

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部