知っておきたいデニムのメインテナンスQ&A
[Q .正しい洗濯の方法は?]理想の色落ちに応じて洗剤を変えよう!
ガシガシ色落ちさせたい場合……家庭用洗剤
色落ちを気にしない場合、もしくはガシガシ色落ちさせたい場合は家庭用洗剤を使うのがベター。グラデーションのような色落ちが期待できる。
洗剤を溶かした水を作る。
繊維に溶剤が浸透するように馴染ませる。10分ほどでOK。
手でしっかりと絞った後に洗濯機ですすぎと脱水までを行う。
色落ちは極力抑えたい場合……デニム用洗剤
濃紺のデニムなど、色落ちを抑えたい場合は、色落ちを防ぐ成分が含まれたデニム用洗剤を使うべし。
バスダブに水を張り洗剤を入れる。お湯はゲンキン。
広げた状態で全体を浸ける。5〜10分が目安。
終わったら手で脱水する。
生地に残った洗剤を洗い流す。
なるべく広げた状態で洗濯機で脱水する。
[Q .アイロンはしても良い?]裏返してスチームを当てるのがベター!
ワークウエアが起源であるとはいえ、シワシワのデニムを穿くのは不恰好。トラッドスタイルと合わせるのであればなおさらだ。アイロンはNGではないが、生地の表面に高温で当てるとデニムが白くテカってしまう恐れがあるため、裏返すのがマスト。
また、アイロンよりも生地との直接の接触が少ないスチーマーを選ぶのがベター。
[Q .適切な保管方法は?]たたみジワが気になる場合はハンガーで吊ろう!
基本的にはハンガーで吊って収納するのがいちばん。余分なシワが入らず、きれいに穿くことができる。
しかし、収納スペースの関係でたたんで保管しなければならないという人も多いはず。その場合はしっかりとローテーションしてこまめに着用することをお勧めする。長い間穿かずにたたんでいると、折り返し部分にたたみジワのような日焼けが入ってしまう可能性があるためだ。
【コラム②】洗濯の後は裏返して陰干し!
洗濯した後の干し方にもこだわりたい。まず大切なのは陰干しをすること。直射日光で干してしまうと、日焼けによって予想できないような生地の変化が起こる可能性があるので注意が必要だ。また、干す前に生地を裏返すのもポイント。外気に触れたり、仮に直射日光を受けてしまった場合の色褪せを防ぐことにつながる。また、乾きにくいポケットやジップ部分を効率よく乾かすことにも繋がる。
(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)
Photo/Norihito Suzuki,Ryota Yukitake,Nanako Hidaka Text/Kihiro Minami
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