ヨーロッパ好きは品よくデニムを履きこなす。真似したくなるコーデ5選

  • 2024.06.12

アメリカのワークウエアを起源とするが、ヨーロッパスタイルとも好相性なデニムパンツ。ヨーロッパを愛する洒落者たちにデニムスタイルを見せてもらうと、そこには共通点があった。着こなしの参考にしたくなる5人のスタイルをチェック!

1.英国製のワイドデニムが演出するエレガントなヨーロピアンスタイル

「江口時計店」「江口洋品店」代表・江口大介さん|世界中のアンティーク時計やヴィンテージを扱う目利き。「スタジオニコルソン」の旧式織機による英国デニムにロマンを感じたそう

他にはない「スタジオニコルソン」のワイドシルエットに魅せられたという江口さん。

「ヴィンテージデニムの太いシルエットって、ワークウエアとしての機能じゃないですか? でもこのワイドシルエットにはデザインとしてエレガントさや魅力を大いに感じたんですよね。これに『アルモ社』のブロードを使ったドレスシャツや、『エルメス』のスカーフでヨーロピアンな雰囲気にまとめるのが好みです。タックインして全体がキレイに見えるのも、英国製ならではだと思います」

2.程よく着崩したブレザースタイルに中間色の英国製リーバイスを合わせる

渡辺産業 プレス・坂本竜さん|英国皇室御用達の証であるロイヤルワラントを保持するアイテムを多数所有する生粋の英国トラッド好き。休日は良きパパの一面も

英国老舗ブランドの良品を展開する渡辺産業のプレスにして、生粋の英国好きである坂本さんの今のお気に入りはカットオフが施された英国製「リーバイス」の[501]。ホワイトでもグレーでもブルーでもない独特のカラーが特徴的だ。

「パキッとしたカラーよりニュアンスカラーが今の気分です。ユーロリーバイスはアメリカ製と比べてシルエットのアウトラインが綺麗な印象で、ブレザースタイルとよく合います。足元は大好きな『チャーチ』のスウェード靴を合わせ、オープンカラーシャツをタックアウトすることで抜けを作りました」

3.ヨーロピアンなジャケットスタイルにベルボトムでアクセントをつける

「アーチ」ジェネラルマネージャー・原祐輔さん|ヨーロッパを主軸としたスタイルの魅力を発信するアーチの頭脳。最近のマイブームはサウナで、サウナハットの購入を検討中だとか

ヨーロッパスタイルを好む原さんにとっていま最も新鮮なのが「リーバイス」の[517]。

「フランス軍の[M-47]などの太い軍パンをたくさん穿いてきて、太いのは程々と思うようになりつつありました。この[517]は裾が靴に溜まる感じや元々入っていたセンタークリースのようなアタリが気に入っています」

シャツのボタンをラフに開けてジャケットを羽織り、パンツにデニムを合わせたスタイルはフランスの歴史に残る色男「ゲンズ・ブール」を彷彿とさせる。

「あくまでもユーロものと合うことが自分の中でのデニム選びのポイントです」

4.ユーロスタイル外しのデニムではなくユーロ直球のデニムスタイル

「アナトミカ東京」店長・山根領太さん|1993年生まれ、山口県出身。お客さんから全幅の信頼を受ける頼れる店長。現地まで行き観戦をしたことがあるほどのNBAファン

デニムをユーロスタイルの外しとして穿く人が多いなか、山根さんの穿く「アナトミカ」のデニムはユーロスタイルのためのデニムと言える。

「デニム然とした形でありながら、緯糸を白ではなくグレーで織り上げることで生まれる色味やデニムにはない股上の深さ、細身のシルエットなど、いわゆるアメカジを代表するデニムではないんです。なので、『アナトミカ』のジャケットに『レマメイヤー』のカーディガン、『ターンブル&アッサー』のシャツというユーロスタイルに合わせても外しではなく、そのスタイルに馴染んでくれるんですよね」

5.フランス製のリーバイス501を軸としたユーロ×アメリカのミックススタイル

「リヴェラーノ&リヴェラーノ ジャパン」ディレクター・柳田高広さん|アパレル小売業を生業とする会社での約30年の勤務を経て現在は「リヴェラーノ&リヴェラーノ」ジャパンのディレクター

ブレザーやチノパンなどのアメリカントラッドが大好きだという柳田さんが最近ハマっているのがヨーロッパのアイテムを使ってアメリカ的なスタイルを作ること。

「今日もフランスの『シャルべ』のシャツに英国製のワークジャケット、肩にかけたニットもイタリアの『ミッソーニ』。ジャケットに色落ちしたジーンズというアメリカンなスタイルなので足元には履き込んだ『オールデン』を合わせたい。この[501]は裾幅がやや広く股上も深めなのでジャケットスタイルにもよく合うし、あえてのフランス製というところが今の気分です」

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部