2ページ目 - 人が、人のために化学の力を使い生み出した繊維「化学繊維」を深掘り!

  • 2024.05.11

服に使われる主な化学繊維

合成繊維

ポリエステル|世界で最も多く作られている合成繊維

毛足の長さが特徴的なアメリカ軍の[ECWECS]フリース。2万1780円(グレースTEL03-6416-3457)

扱いやすさや、その便利さから世界で最も生産されている合成繊維「ポリエステル」。フィラメントをそのまま生地にすることも可能。ステープルは天然繊維など他の繊維とも良く馴染むので、さまざまな混紡生地に使用される。

[ 特徴 ]
1.濡れても繊維の強さは一定。摩擦に対しても強い。合成繊維の中では比較的熱に強い
2.型くずれに強い
3.長時間日光にさらしても強さはほとんど変わらない
4.吸湿性が少ないので洗濯しても伸び縮みせず、速乾性有り。シワもつきづらいので、アイロンかけはほとんど必要なし
5.熱可塑性がありプリーツや折り目は洗濯しても取れづらい
6.薬品に強く、虫、かびの害を受けない

アクリル|柔らかな触り心地はまるでウール

「JCペニー」の70年代頃のアクリルニット。ウールに比べ軽く、丈夫で扱いやすい

柔らかく、温かな触り心地を保つ、合成繊維の中でも1番羊毛に似た性質を持った繊維のため、ニットなどウールの代わりとして使われることが多い。綿やウールなどと混ぜ、お互いの長所を生かした生地も多く作られている。

[ 特徴 ]
1.ウールよりも軽くて、毛の嵩が高くウールに似た風合いを持つ
2.保温性が高く、暖かい
3.ウールと同様に弾性回復率(伸ばした後にどれだけ元に戻るか)が高く、シワになりにくい
4.発色性が高く、染めやすい
5.太陽光線に当っても、ほとんど影響を受けない
6.薬品に強く、かびや虫害を受けない

ナイロン|世界で初めて作られた合成繊維

80年代頃の「レッドキャップ」ナイロンコーチジャケット。1万780円(グレースTEL03-6416-3457)

アメリカのデュポン社が開発した世界初の合成繊維「ナイロン」。当時の「石炭と水から作られた、鋼鉄よりも強く、蜘蛛の糸より細い」といったキャッチフレーズの通り、他の合成繊維と比べ摩耗や折り曲げに強く、しなやかさを持つ。

[ 特徴 ]
1.繊維自体も丈夫で、摩擦や折り曲げなどに特に強い
2.質量が絹の約80%、綿の約70%と軽い
3.ほとんど水を吸わないので速乾性がある
4.弾力性が高く、しわになりにくい
5.薬品、油に強く、海水にも強い
6.カビ、虫の害を受けない

再生繊維

レーヨン|絹のような光沢を持つ、世界初の化学繊維

50年代のレーヨンシャツ。トロンとした生地感が美しい。2万7280円(グレースTEL03-6416-3457)

木材パルプを原料としており、綿や麻と同じセルロース。吸湿、吸水性に優れているため染料の染まりもよく、ドレープ感がある柔らかな質感はシャツの素材としても人気。レーヨンは光の意味の「Ray」と木綿の「Cotton」の造語。

[ 特徴 ]
1.吸湿・吸水性があるので染まりやすく、色柄ものに向いている
2.他の繊維と馴染むので混紡、交織によく用いられる
3.サラッとした肌ざわりは下着、裏地や夏の服との相性が良い

キュプラ|シルクに似て、繊細な糸は極上の肌触り

ジャケットの裏地に使われている素材は、そのほとんどがキュプラによるもの。滑りが良く着心地を向上させる

レーヨンとの違いは、素材が木材パルプではなく、コットンリンターを使っている点。光沢があり、非常に細い糸で肌触りが良いため、トリコットや薄地の生地によく使われる。摩擦に弱いため、ゴシゴシ擦ったり、固く絞るのは禁止。

[ 特徴 ]
1.非常に細い糸を作ることができる
2.柔らかな触り心地と絹のような風合がある
3.染色性がよく、洗濯や日光で変色しにくい

半合成繊維

アセテート・トリアセテート|天然繊維と化学繊維のいいとこ取り

柔らかく加工がしやすいことからメガネのフレームにも使われる。2万900円(フェローズTEL03-5725-9577)

素材はレーヨンと同じく、木材パルプを使用しているが、薬品と合わせ化学反応により繊維とするため、植物性繊維と合成繊維の性質を併せ持つ。アセテートよりも、トリアセテートの方が湿潤時の形態安定製や耐熱性に優れ、安定性が高い。

[ 特徴 ]
1.比重は綿、レーヨン、キュプラなどよりも軽く、ウールに似た風合いを持つ
2.絹のような光沢と感触を持ち、また発色性に優れる
3.適度な吸湿性、保温性、弾力性がある
4.熱可塑性がありプリーツや折り目は洗濯しても取れづらい

※情報は取材当時のものです。

(出典/「2nd 2024年5月号 Vol.204」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部