80〜90年代のブレザーブームを体験した人たちがいままさに脂の乗ったディレクター・デザイナー世代だからなのか、彼らの子供たちが父親の背中を追いかけているのか、もしかするとストリートやスポーツなどのカジュアルファッションがいきすぎた反動なのか、どれもよく業界で耳にする噂だし、その真相は分からない。ただ、世のメディアが、「トラッド」や「アイビー」をキーワードにして特集を組んだり、街中でもブレザーの着用者を見かける機会が増えたり、ブレザーをドレスコードとするイベントが注目されたりと、これまでにはなかった潮流が生まれはじめているのは間違いない。20代〜50代まで、そのブームは年齢を問わずに広がっているが、特に20代のような若い世代になればなるほど、その装いがよりクラシックであることも、今回のブレザーブームの特徴のひとつであろう。少なくとも、ブレザーの汎用性と古典性がここへきてまた必要とされている。
そんな“現代”のブレザースタイルの芯に迫るべく制作された、10月16日発売の『2nd』。いままさに気分なブレザーを使った着こなし、スタイリングのプロであるスタイリストたちが考える2023年版のブレザースタイル、いま買えるブレザーを厳選したカタログなど、冒頭から怒涛のブレザーコンテンツでお伝えする『2nd』ならではの内容は、ほかのどの媒体でも見られないスペシャルな内容だ。アイビースタイルの熟練者も、これから勉強したい、という人も必見の、充実した特集となっているのでぜひ手に取っていただきたい。
関連する記事
-
- 2024.11.28
欲しかったのは、トラディショナルでありつつ個性的なアイウエア。「エフエヌ」が今の気分。
-
- 2024.11.21
自称ブレザー偏愛家の黒野が 「紺ブレ」に関するあらゆる疑問に答えます
-
- 2024.09.26
今秋トレンド再燃のアイビー&プレッピー。表参道で行われるポップアップストアは今週末から!
-
- 2024.11.21
ミリタリートラッドに最適なダッフルコートを雑誌2nd(セカンド)が企画!