アイビールックだけどその実、随所にエスプリが効いたマリンスタイル。
「アイビーの花形である紺ブレをメインアイテムにしつつ、紐解くと実はフレンチの要素を多分に取り入れたマリンルックという二面性のあるスタイルでまとめました。メインの紺ブレもゲンズブールが住んでいた街ヴェルヌイユをテーマにしたブランドのもので、まさにエスプリ効いた一着。その他、時計や眼鏡などもフランスモノで揃えています。
リネン混の素材と太めのボリュームがマッチしたカーゴパンツは存在感が強いので、夏らしいホワイトバックスのシューズと細身のレザーベルトでスッキリ見えるようにまとめました。その靴も70年代のイタリア軍モノで、アイビー見えだけど、実はアメリカモノは一切使っていないという遊び心と裏テーマを持ったコーディネートです」
【ポイント①】首元の素材と柄選び。
「首元にはバンダナを巻きたかったのですが、ド直球なバンダナだとちょっと土臭すぎたので、バンダナ柄のシルクスカーフで調整」
【ポイント②】メリハリを効かせる。
「レザーベルトとカーゴパンツはドメスティックブランドのモノを。シャツはイタリアの老舗ブランドの一着をセレクトしました」
【ポイント③】小物のバランス。
「トラディショナルなものが好きで、アクセサリーはスタイル関係なくトゥアレグやヴィンテージモノを合わせることが多いです」
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)
Text/Kazuki Ueda
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