1.「BRING(ブリング)」のアノデニムクライミングパンツ|「山で履けるデニム」がアップデートして再登場。
発売後すぐに完売してしまったブリングの山で履けるデニム、[アノデニムクライミングパンツ]がアップデートして再登場。腰から太ももにかけてゆとりを持たせ、裾に向かって細くなるテーパードシルエット、股下に大きなガゼットクロッチを設けることで、アクティブな動きが可能になっている。
ポリエステル100%でつくられた生地はムレにくく乾きやすいうえ、意外にもその見た目はまるでデニムのようなのだ。コットンデニムとは違って色落ちすることなく、手に入れたその時の色のまま、クリーンなスタイルで穿き続けられるのもアノデニムならでは。
今回アップデートした点として、ウエスト部分のバックルがワンタッチ開閉できるものに、肌にあたるウエストの内側が柔らかいフェイクスウェードに変更されており、より脱ぎ穿きしやすく着心地の良いモデルに生まれ変わっている。街でも、アウトドアフィールドでも、大活躍は間違いなしの一本に仕上がった。1万6500円(ブリング エビスTEL03-4400-1251)
2.「KIGO(キゴ)」のハーフフラップショルダーエス|ブルの迫力と魅力を詰め込んだ、キゴだけの一生モノ。
世界で唯一のブルハイドレザーブランドのキゴは、その名の通り雄牛の革を使用したアイテムを展開している。気性の荒い雄牛からとられた革は、牛革のなかで最も固くて丈夫でありながら、傷が多い等の理由から靴底などの見えない「丈夫さ」が求められるパーツに使用されてきた、縁の下の力持ち的な素材。
そのブルハイドレザーを日本においてバッグや財布などに仕立てたのはキゴが初めて。鞣しから縫製まですべての工程を一社で行うことで、強靭なブルハイドレザーの加工を可能にしている。流行に捕われすぎず、長く愛せるものを届けるキゴのゆるぎないプライドが反映されたアイテムは、シンプルかつベーシック。
そこにアクセントとして加わる、独特なシボ感が特徴のブルハイドレザー。レザーと相性の良い真鍮製のヒネリ錠の経年変化も楽しみだ。各工程において一切の妥協をせず、高品質を求めたものづくり、そして細かなメンテナンスから難しい修理までを一手に請け負う懐の深いキゴが作り出すアイテムは、文字通り一生モノと言えるだろう。5万3900円(カブシキガイシャキンギョセイホウTEL06-7171-8411)
3.「JUGAAD14(ジュガードフォーティーン)」のオーシャンクリア グレー(偏光調光レンズ)|人と自然に優しい、日本人のためのサングラス。
日常に溶け込むアイウエアをテーマに2021年にスタートしたジュガードフォーティーンは、エシカル素材のみを使用する鯖江メイドのアイウエアブランドで、こちらのモデル[オーシャン]は同ブランドの定番モデル。輪郭をシャープにみせるウェリントンは、かける人を選ばない親しみやすいデザインで、下部にかけて丸みを帯びたリムはモダンで柔らかな印象をもつ。
金属を一切使用せず、バイオマスプラスチックのみでつくられているシンプルなつくり。日本人の鼻周りを徹底的に研究したバランスは鼻ずれを抑え、弾性を持たせたつくりになっており、適度なフィット感を持ちながらも締め付け感のない快適な装着感。さらに23グラムという軽量性を誇り、さらにストレスのないかけ心地を実現している。
そしてなにより、偏光調光レンズ搭載でも1万円を下回るという良心的な価格も嬉しいポイント。確かな生産背景を持ちながら、ついついカラバリで揃えてしまいそうな実用性とコストパフォーマンスは、アイウエア初心者にもおすすめだ。9900円(ティータイムTEL03-6447-1395)
「大人のカジュアルブランド」として1986年に創業したパパス。ブランドのネーミングは小説家アーネスト・ヘミングウェイの愛称パパ・ヘミングウェイに由来する。創業当初から厳選した素材、日本の工場でのものづくりにこだわり続け、日本の職人の技術力と、手間暇かけた服づくりが最高の着心地を生み出す。
こちらはオーガニックコットンの糸を使用して織られたドビー織のシャツ。種類のチェック柄を使用したパッチワークになっており、コバステッチで仕上げられているため、白の単色も相まって上品な印象に。洗い込んでも型崩れしにくい上質な作りになっている。
「初めて袖を通した時から馴染む服」という創業当時からのこだわり通り、製品洗いをかけることによって生まれる洗いざらしの風合いが気持ちいい。柄だけではなく、パッチワークにするという遊び心を携えた白シャツはパパスならでは。大人向けでありながら、このカジュアルな塩梅がなんだかいい。4万7300円(パパスTEL03-5469-7860)
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年4月号 Vol.193」)
Photo/Yuco Nakamura
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