1.独自の染色方法をもつブラックの未知なる変化。
デニムパンツ3万8500円/ボンクラ(サロン ボンクラTEL072-968-7073)、マウンテンパーカ3万7400円/デサント オルテライン(デサント ブラン 代官山TEL03-6416-5989)、スウェット1万7600円/モクティ(ユナイト ナインTEL03-5464-9976)、シャツ2万3100円/コーディングス、ソックス4180円/パン セレラ(ともに真下商事TEL03-6412-7081)、メガネ6万1600円/アイヴァン 7285(アイ ヴァン 7285 トウキョウTEL03-3409-7285)、シューズ8万300円/パラブーツ(パラブーツ 青山店TEL03-5766-6688)
インディゴとは異なる特殊な染色を要するブラックデニムはその工程のほとんどが企業秘密だという。ボンクラは独自のレシピで経糸を “ 中白 ” にすることでインディゴと同じようなアタリを楽しめる希有なブラックデニムを開発した。古着にはないブラックの経年変化を楽しみたい。
2.アイビースタイルもどこか大人びた雰囲気。
デニムパンツ2万4200円/オアスロウ(ベースデ ニムプロダクツTEL0798-74-8106)、バーシティ ジャケット7万4800円/セトルマイヤーズ(ユーソニアングッズストアTEL03-5410-1776)、シューズ7万9200円/パラブーツ(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)、ソックス2640円[3Pパック]/レイルロードソック(メイデン・カンパニーTEL03-5410-9777)
バーシティジャケットとデニムから連想されるは、 1960 年代アメリカ東海岸の 学生たち。彼らの定番パンツスタイルだった品のいい細身シルエットをオアスロウがブラックデニムで体現した。硫化染めにより、グレーカラーへとフェードした具合が「もう子供じゃない」って感じ。
3.デニムでも色気を漂わせるヨーロッパカジュアル。
デニムジャケット5万600円/ジョーマッコイ(ザ・リアルマッコイズ東京TEL03-6427-4300)、バンドカラーシャツ2万3100円/ア ボンタージ(ブリックレイヤーTEL03-5734-1098)、スカーフ2万900円/アピースオブシック(グラストンベリーショールームTEL03-6231-0213)、スラックス5万3900円/カルーゾ エクスクルーシブ フォー ランド オブ トゥモロー(ランド オブ トゥモロー 丸の内店TEL03-3217-2855)、メガネ4万7300円/アヤメ(コンティニュエTEL03-3792-8978)
ストライプのバンドカラーシャツに首元にはシルクスカーフ。エレガントなヨーロッパカジュアルには断然ブラックデニムの相性がいい。ブルーデニムだとワークテイストが強く、やや野暮ったくも見えてしまうだろう。ウォッシュのかかったグレーカラーもこなれ感を演出する。
4.ブレザースタイルのマンネリにこれで終止符。
デニムパンツ2万5300円/クロ×J.プレス オリジナルス(J.プレス & サンズ 青山TEL03-6805- 0315)、ブレザー4万8400円/キングスウッド(メインTEL03-3264-3738)、BDシャツ3万800円/インディビジュアライズドシャツ(ユーソニアン グッズストアTEL03-5410-1776)、ニットタイ1万3970円/サウスウィック(シップス 銀座店TEL03-3564-5547)、ローファー7万9200円/パラブーツ(パラブーツ青山店TEL03-5766-6688)、メガネ4万5100円/ジュリアスタートオプティカル(コンティニュエTEL03-3792-8978)、ベルト1万3200円/ビームス プラス(ビームス プラス 原宿TEL03-3746-5851)
J. プレス オリジナルスとジャパンブランドのクロが共作したありそうでなかったブラックデニム。深い股上にスラックスポケット、シェイプが入らずにストンと落ちるワイドストレートシルエットにはセンタークリースが施され、デニム × 紺ブレの王道スタイルを新鮮に変える。
5.ブラックデニムの濃淡で楽しむ玄人な合わせ。
デニムパンツ2万9700円/アーク+(ドゥエア・インクTEL03-3710-7772)、デニムウエスタンシャツ2万8600円/レミ レリーフ(ユナイト ナインTEL03-5464-9976)、ジャケット8万8000円/ビームスF TEL03-3470-3946、メガネ4万7300円/アヤメ(G.B.ガファスTEL03-6427-6989)、腕時計60万2800円/Vintage オーデマピゲ(江口時計店TEL0422-27-2900)
「テーラードジャケットにも合うヴィンテージジーンズ」というコンセプトで生まれた新鋭ブランド。 50 年代のジーンズのパターンを参考に股上は深くウエストを絞っているためタックインした時のシルエットがなんとも美麗だ。インナーにはブラックデニムのウエスタンシャツ。フェード差でコントラストを表現する粋な計らい。
6.デニムの土臭さを浄化するブラックのワンウォッシュ。
コーチジャケット4万8950円/ポストオーバーオールズ×ロフトマン(ロフトマンコープ 京都TEL075-212-5352)、ニット3万9600円/キャバン(キャバン 丸の内店TEL03-3286-5105)、シャンブレーシャツ1万9800円/ブルーブルー(ハリウッド ランチマーケットTEL03-3463-5668)、パンツ2万3100円/ア ボンタージ(ブリックレイヤーTEL03- 5734-1098)、メガネ5万7200円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウTEL03- 3409-7285)
カバーオールとコーチジャケットの融合を図った今までにないライトアウター。薄手の 8oz デニムを使用しているがライニングにナイロンタフタを配することで風を防ぎ保温力も高い。クリーンなスポーツテイストに武骨すぎないワンウォッシュのブラックデニムがマッチしている。
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「 2nd 2023 年 4 月号 Vol.193 」)
Photo/Takashi Murata Styling/Shogo Yoshimura Text/Kazuki Ueda Hair&Make/Takeharu Kobayashi Model/Hayate Kudo