【今行くべき町中華】これぞ、町中華! 行列のできるチャーハン「中華兆徳」の玉子チャーハン(本駒込)

  • 2022.09.21

「町中華」。言葉の響きを聞くだけで、なんだか嬉しくなってしまう。店に入った瞬間、鼻から入って、脳を通って、耳から抜けていく、油の香り。厨房から聞こえる、ジュワッという最高の効果音。ああ……この気持ちを満たすために、訪れたい厳選店舗をピックアップ。開店前から行列ができる「中華兆徳」へ!

わずか60秒で完成するキラキラと米粒が輝く黄金城。

もはや説明不要の人気店であり、町中華の代名詞『中華兆徳』。ドキュメンタリー番組『情熱大陸』 (TBS)にも出演した有名店だ。

「いつも回転ギリギリまで仕込みだよ! 暑い中、みんな並んでくれるからさ、さっさとやんないとね」 店主の朱さんが言う通り、開店30分前には、すでに20人ほどの長蛇の列。客の目的の多くは『玉子チャーハンと焼き餃子セット』だ。

米一粒一粒を感じられる塩味の『玉子チャーハン』700円。シンプルなチャーハンだが、店長の朱さんは「まだ開店前で油がまわっていないから」と3回作り直した。シンプルだからごまかしはきかないのだ

朱さんが、玉子2つ、ネギ少々、白飯を炒めること60秒。あっという間に超絶シンプルな黄金色のチャーハンが出来あがる。卵をまとった米が粒立っていて、もはや箸では食べることができない。「あ、レンゲはこのためにあるんだ」と、錯覚するほどパラパラで驚く。まさに神の所業。チャーハンをかっこみ、一緒に焼き餃子を放り込む。これぞ、至福の瞬間!

調理直前に湯引きしたトマトの皮を剥き、食べやすい大きさに切る『トマト玉子炒め』800円

朱さんの相棒・張さんが担当する『揚餃子』と『トマト玉子炒め』も絶品。この2品は、夏のオススメだ。 香る酸味が食欲をそそる揚餃子は、 とろりと甘酢あんがかかっているの がポイント。揚げ物なのに、いくつでも食べられるから不思議。

焦げ目はしっかり皮はもちもち! にんにくなしの『焼き餃子(6ケ)』450円

トマト玉子炒めは優しい味がする。ふんわりとした玉子にくるまったトマトの火の通し具合が絶妙だ。温かいけれど生食感という、職人の技を舌で感じることができる。この味を待ち望む行列は、もはや本駒込交差点の名物である。

焼き餃子と同じタネを揚げた、土日祝の夜限定の『揚餃子 ( 6ケ)』600円。トロリとかけられた甘酢あんの酸味が鼻をくすぐる

SHOP DATA
中華兆徳
東京都文京区向丘1丁目10-5
TEL03-5684-5650
営業/11:3014:3017:3022:00
休み/月曜

情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典:「2nd 20229月号 vol.186」)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

Lightning, CLUTCH Magazine, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

ランボルギーニ三浦

Lightning

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

杉村 貴行

2nd(セカンド)

ブランドディレクター

杉村 貴行

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部