世界各国の軍で採用! ミリタリーウォッチの代表的メーカー12選。

  • 2021.10.26  2020.09.28

ひと言でミリタリーウォッチと一括りにされるが、世界各国の軍隊で、さまざまな時計メーカーのブランドが採用されてきた。その供給メーカーの多くはスイスに拠点をもち、時計史に名を刻む有名メーカーばかりだ。

ミリタリー専門の時計メーカーは存在せず、民間企業が軍の要請に応えてきたことで進化してきたミリタリーウォッチ。せっかくなら実際に軍に供給していた時計メーカーのミリタリーウォッチを手に入れたいもの。主な12のメーカーを紹介しよう。

1.LEMANIA(レマニア)|最も多くのモデルを納入した軍用時計の代表格。

  • 創業/1884年
  • 価格/24万円
  • 納入国/英国、スウェーデン、チェコスロバキア、カナダ、オーストラリア、南アフリカ、インド
  • 代表モデル/Czech Air Force

最多種の軍用モデルを製造したレマニアは、英国軍に1940年代から20年間にわたり、10万本ものクロノグラフを納入した。オメガのムーブメントの供給元であることでも有名。

2.ELGIN(エルジン)|南北戦時中に誕生。大量生産を可能にしたメーカー。

  • 創業/1854年
  • 価格/42万5000円
  • 納入国/アメリカ
  • 代表モデル/U.S.N. BUSHIPS

ここで紹介する米国メーカーとして最も古い歴史をもつ。優秀な技術者が多く在籍し、高い生産数を誇る。米陸、海軍をメインに航空機の精密部品も供給していた。

3.BENRUS(ベンラス)|余計なデザインなし! エリート向けの米国時計。

  • 創業/1921年
  • 価格/39万8000円
  • 納入国/アメリカ
  • 代表モデル/Type 1 Class A

W.W.2中に軍に供給する時計メーカーとなったベンラスは、米国のみに供給を行っていた。軍用では文字盤にロゴが入ることはなく、特殊部隊などのエリート達に支給された。

4.ZENITH(ゼニス)|米国軍にいち早く採用された、正確で堅牢な機械式。

  • 創業/1865年
  • 価格/248万円
  • 納入国/イタリア、ドイツ、英国、アメリカ
  • 代表モデル/TIPO CP-2

腕時計が民間に普及する前の第一次世界大戦時中に、米軍の信号部隊が選んだのがゼニス。第二次大戦に入ると後を追うようにドイツ、英国軍隊に採用されていった。

5.OMEGA(オメガ)|若き天才によって生まれた信頼の1000分の1秒計測器。

  • 創業/1848年
  • 価格/48万円
  • 納入国/英国、オーストラリア、ニュージーランド、スリランカ(セイロン)、パキスタン、アメリカ、ローデシア
  • 代表モデル/Fat Arrow

若干23歳で永い歴史の幕をあげたルイ・ブラン。後に誕生した“スピードマスター” は、’57年に英国海軍の要請によって開発された3重密閉構造のシ―マスターケースが使われていた。

6.IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)| 誰もが認める超高品質。多くの兵の命を救った救世主!

  • 創業/1868年
  • 価格/98万円
  • 納入国/英国、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツ、南アフリカ
  • 代表モデル/W.W.W. Mark10

生死のはざまにある戦場で、より確かな精度と耐久性を求められる軍用時計において、英国、ドイツ軍に正式採用された。優秀なメーカーであることの証明である。

7.JAEGER LE COULTRE(ジャガー・ルクルト)|世界中を驚かせた高い技術力は各国軍をも魅了した。

  • 創業/1883年
  • 価格/128万円
  • 納入国/イギリス、インドネシア、オーストラリア
  • 代表モデル/RAAF Mark 11

1894年に開発されたマイクロメーターは、1/1000㎜という驚異的な精度の測定を可能にし、メーカーとして不動の地位を築いた。

8.SEIKOSHA (精工舎)|日本が誇る技術の粋を集めた世界に誇る時計。

  • 創業/1892年
  • 価格/140万円
  • 納入国/日本
  • 代表モデル/Japanese Navy Pilot Watch

日本国における代表格である精工舎。旧日本海軍の零戦のパイロットに支給された天測時計はあまりにも有名。旧日本軍を象徴するモデルだ。

9.HAMILTON(ハミルトン)|時計大国スイスにも影響を与えた、高精度ムーブメント量産の技術力。

  • 創業/1892年
  • 価格/29万8000円
  • 納入国/英国、アメリカ、アブダビ首長国、ケニア、オーストラリア
  • 代表モデル/6B-9614045

W.W.2が勃発すると軍用時計の生産体制に入るが、戦時中も民間への販促を行い続けた。高精度クロノメーターの大量生産可能にした技術力も相まって他国メーカーに大きな影響を与えた。

10.LONGINES(ロンジン)|最多国の軍に納入した経歴を持つ、スイス時計のパイオニア。

  • 創業/1867年
  • 価格/78万円
  • 納入国/英国、アメリカ、フランス、オランダ、インド、チェコスロバキア、日本、ケニア
  • 代表モデル/W.W.W. Greenlander

最多国の軍に納入した経歴から、非常に優秀なメーカーであることがうかがい知れるロンジン。常に最先端の技術を追い求め追求し、進化してきたブランドの血は今も変わらず感じることができる。

11.SMITHS(スミス)|数少ない英国生まれのウォッチメーカー。

  • 創業/1940年
  • 価格/98万円
  • 納入国/英国、オーストラリア
  • 代表モデル/6645-66-010-6032

自社でムーブメントの制作を行う、英国の大衆的メーカー。主に3針のシンプルなデザインが多い。

12.HANHART(ハンハルト)|国内生産を貫き自国に尽くしたジャーマンプライド。

  • 創業/1882年
  • 価格/68万円
  • 納入国/ドイツ
  • 代表モデル/Military Chronograph

主に海軍に向けて納入していたハンハルト。ケース系40㎜を超える迫力あるクロノグラフが有名で、同モデルでも様々な種類がある。

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部