SUPER CLASSIC『ツインズミニ財布』
https://superclassic.jp/products/20241029
現代人は誰しも、ふたつぐらいの『貌(かお)』を持っている
可能な限り、電子決済に振ると、支払いはiPhoneやApple Watchで済む。しかし、財布が要らなくなるワケではない。ただ、従来のように大きな財布が必要なワケではない。最小限でいい。というわけで、筆者はここ10年ほどabrAsus の薄い財布、薄いマネークリップ、小さい小銭入れ……などを使っている。どれも使い込んでボロボロになって買い直したりして使い続けている。
そのabrAsus の製品に、ツインズ財布という財布がある。プライベートと仕事、海外と国内、と複数のお金を分けられるのが特徴だ。便利ではあったのだが、筆者は長財布派ではないので、使わなかった。
しかし、このたびこのツインズ財布のミニバージョンが登場した。
コンパクトなのに、プライベートと仕事、海外と国内のお金、と複数のお金を使い分けられる工夫が施されている。
まずお札、奥と手前に分けて入れられる。小銭入れやカードもそうなのだが、ツートンカラーを利用して、ポケットの内側の色が変えられているから区別がつきやすい。
続いて小銭入れ。
思い切って個別のフタを省略しているところがabrAsusらしい割り切りだ。全体のフタを閉めれば、たしかにこぼれ落ちることはない。個別にフタをつけるとかなり厚さが増すから、思い切って省略したのだろう。
カード入れは、3枚ほどまとめて入れられるスペースと、3枚を個別に入れられるスペースの2種類が設けられている。
個別に入れられる方には頻繁に出し入れするクレジットカード類を、まとめて入れられる部分には免許証や健康保険証など、時々しか出さないが携帯している必要があるものを入れるというのもいいかもしれない。
どう使い分けるかはあなたの工夫次第。お金は一緒にして、片側に領収書を入れるとか、小銭入れの片側は薬入れにするとか、鍵入れにするとか、AirTagを入れておくというのもいいかもしれない。カード入れのまとまって入れる方は名刺入れにするというのも手だろう。
自分に必要である要素を研ぎ澄まし、時には小銭入れのフタのような部分を削ってでも、持ちやすさのために『薄さ、軽さ』を追求するのがabrAsus らしさ。これだけの機能を詰め込んで、なおかつこの厚さに留めているところがabrAsusならでは。
革の合わせ方や、曲げの部分にもabrAsus独自の工夫が施されていて、この薄さを実現している。この多機能さは魅力的。筆者も普段遣いや、海外出張時に使ってみようと思う。
(村上タクタ)
関連する記事
-
- 2024.03.21
この春一緒に出掛けたい、革靴と革財布
-
- 2023.12.24
2nd編集部が厳選した、冬に取り入れたい新作4選
-
- 2023.11.30
『AirTagも入る小さい財布』は最後の財布なのかもしれない