ちなみに、本機の基本情報はこちら。
どこまでも追いかけてくる!? 『フォロー』モード
プリセットされたモードは『ホバリング』『ズームアウト』『フォロー』『俯瞰撮影』『オービット』の5つで、ボタンで選択するだけで利用できる。
ホバリングと、ズームアウトは前記事でご紹介したので、今回は『フォロー』から。
『フォロー』は文字通り、追いかけるモード。時速25km/hまでフォロー可能とのことなので、一般の人が走る速度だったらついていけそう。自転車も流すていどの速さなら大丈夫。
普通についてきてくれるので、もっと起伏のあるところで走ってみた。
こちらを一瞬見失うような場面もあったが、ふたたび認識させると追跡してくれた。人が走ったルートを、木をよけながら飛ぶのがすごい。
屋内で他の人と一緒に走ってみたが、ちゃんと最初に認識させた筆者のことを追跡してくれる。
屋内施設の中を歩いてみたが、まるでジンバルに乗せたカメラを持って誰かが撮影しているかのようなスムーズさだ(そういう意味では、こういう動画はドローンでなくてもいいかもしれない)。
最後にドアを通ろうとすると、そこは通れなかった。多分、HOVERAir X1 Smartにとって幅が狭過ぎるのだろう。とはいえ、こういう大きな店内の紹介動画に使うのには便利かもしれない。
普段と違う視点が楽しい『俯瞰撮影』
『俯瞰撮影』モードは、真上に上がって、上からの映像を撮影してくれるモード。
私のようなオッサンが寝転がってるところを撮っても面白くもないが、もうちょっと魅力的な被写体だと楽しいかもしれない。
普段見ている目線と違う、真上からという神の視点で見ると面白いものはいろいろありそうだが、自宅の上や、自分のクルマの上などを飛ばすわけにもいかないし、何を撮ればいいか悩ましい。
ちなみに、撮影場所は丘の上で、高度を上げるとかなり横風が強い日だった(3〜4m/秒ぐらい)ので、風切り音が鳴っているし、本体も若干揺れている。しかし、わずか 99gの機体でこれほど粘るとは、たいしたものだと感心した。
撮影者の周りを回る『オービット』
撮影者の周囲を回るのが『オービット』モード。
進行方向に人がいたりすると避けてくれたりもするようだが、ちょっとよく分からない。
さらにアドバンスドなモードに加えて、手動操作も可能
モードは初期にプリセットされているもの以外にもあって、経験を積むとアンロックされるようだ。たとえば、何回かフォローで撮影すると、フロントフォローがアンロックされる。フロントフォローを繰り返すと、サイドフォローができるようになる……という具合だ。
また、それぞれのモードはパラメータを変更することもできる。たとえばオービットの直径を変えたり、ズームアウトの距離や高度を変えたりという具合だ。
さらに、筆者はまだ試していないが、マニュアルでも撮影が可能とのこと。これと静止画撮影を駆使すれば、さらにいろいろな映像が撮れるだろう。
撮影した動画や写真は本体内にメモリーされているが、スマホの写真アプリに読み込むこともできる。操作性もよく、それほど時間もかからない。便利だ。
次は、機会とご要望があればモードのカスタマイズや、手動撮影も行ってみたい。
(村上タクタ)
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