書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

Apple Vision Proが欲しい! 我々はアメリカに行けば買えるのか?

  • 2024.01.18

2月2日にアメリカで発売されるApple Vision Pro。予約受付は、1月19日午前5時(PST)、日本時間19日午後10時からだ。発売は米国のApple Store、およびオンラインストアのみ。日本での発売は、『年内』といわれている。我々が2月2日の発売日に手に入れる方法はないのだろうか?

果たして、アメリカまで行けば買えるものなのか?

Apple Vision Proが欲しい。どうしても欲しい。

これほど欲しいと思うガジェットは、2010年発売のiPad以来だ。昨年(2023年)6月にアップル本社で体験して以来、Apple Vision Proを手にする日を心待ちにしている。

Vision Pro体験、何がスゴイのかを冷静に再解説する

Vision Pro体験、何がスゴイのかを冷静に再解説する

2023年06月15日

「AR/VRにはさほど興味なくて」「○○のVRゴーグルを体験してみたけど、それから思うに……」と自説を展開する人がいるけど、Apple Vision ProはApple Vision Proなのだ。他の何と比べてもしようがない。筆者はApple Vision Proが欲しいのだ。

となると、2月2日のUS発売日に手に入れたい。もちろん、筆者としては手に入れて、読者のみなさんにレポートしたいという使命感もある。

では、日本在住の我々はApple Vision Proを買えるのか?

必要があれば、いつでもアメリカに飛ぶ覚悟はある。今、検索したら最安値10万円で往復できるようである(たいてい、なんだかんだでもっとかかるが)。

我々が購入するのに、どんな障壁があるのか?

2007年のiPhone、2010年のiPad、など、アメリカで先行発売される製品が欲しくなるタイミングは何度もあった。当時より世界が狭くなった分、海外製品は買いやすくもあり、買いにくくもある。

ネット経由での購入は便利にはなったが、正規ルートではない転売は、メーカーにとって好ましいものではないので、それを阻止する対策も取られる。今回も、転売してひと儲けしようという人がいるだろうし、それはアップルにとって好ましい話ではない。しかし、転売ではなく、個人の趣味として欲しいというのは許されてもいいのではないかと思う。

今回の購入にはいくつか障害があるらしい。筆者が情報収集してみたところによると、噂も含めて以下の障壁があった。

●USのアカウントが必要
●USのクレジットカードが必要(?)
●USの住所が必要(?)
●Apple Storeで2時間のレクチャーを聞かなければならない
 (取材時のていねいな説明を考えると、ありそうな話ではある)
●技適がないかもしれない

ちなみに当然ながら、いつもお世話になってる日本のアップル広報は、本件に関しては一切情報を提供できない。日本で発売されないから当然といえば当然のこと。

ということで、まずはUSのアカウントを取得してみた。これは、さほど難しいことはない。しかし、USのアカウントのApp StoreにはUSのクレジットカードが必要。筆者はUSのクレジットカードは持っていないので、これは手も足も出ない。

しかし、ストアアプリ(Apple Storeという名のショッピングバッグがアイコンのアプリ)では、クレジットカードが使える。もしかしたら、ここで3499ドル(今日のレートで51万7381円)を払わなければならないかもしれない。最近、海外での支払いはブロックされるケースが多いので、支払いの直前にはカード会社に連絡しておいた方が良いかもしれない。

USアカウントを取って、USのApple Storeアプリを最新に

USのApple Storeアプリに入れるようになると、商品カテゴリーにApple Vision Proが現れる。そして、1月19日のPST 5時から購入可能にするための準備について告知が出る。

それによると、オーダー時には「正しいサイズのライトシールとヘッドバンドを提供するために」iPhoneまたは、iPadのFace IDを使って、顔のスキャンをしないといけないらしい。そのために、Apple Storeアプリは最新のものにアップデートしておかなければならないそうだ。

ちなみに、筆者は、昨年6月のWWDCでの取材の時に、このFace IDでのスキャンは体験している。

また、Apple Vision Proは眼鏡なしで使うために、ZEISSの専用インサートを作る必要があるため、USの眼科のプロの処方箋が必要なのだそうだ。筆者は裸眼で利用できるので、とりあえずこれは必要ない。

Apple Vision Proは技適を通っているのか?

別に特殊な周波数の電波を使うわけではないから、誰にも迷惑をかけるわけではないが、一応オフィシャルに使うためには、技適の問題もクリアにしておかなければならない。

(違法周波数の電波を使うと混信したりする時代の名残で、このあたりは早く世界共通基準で使えるようにして欲しい)

現時点では、Apple Vision Proに技適があるのかどうかは分からない。

開発者のためのデベロッパーラボや、デベロッパーキットの貸し出しもやってるのだから、技適があるような気もするが、特別な許可を取ってる可能性もある。

Apple Vision Proデベロッパラボ
https://developer.apple.com/jp/visionos/labs/
Apple Vision Proデベロッパキット
https://developer.apple.com/jp/visionos/developer-kit/

iPadやiPhoneは、USで販売されているモデルには技適が表示されないが、これはセルラー通信で使っている周波数が違うから、という話っぽい。Apple Vision ProはWi-FiとBluetoothしか使わないので、世界共通仕様である可能性が高い。

とはいえ、万が一技適がなかったら、アメリカに滞在し続けて記事を書かなければならない……(笑)

だが、世の中、だいぶ改善されているということで、いろいろ調べてみると2020年に『技適未取得機器を用いた実験等の特例制度』というのが出来ていて、自分で申請することで、検証などのために技適未取得機器を使えるようになっていた。

技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/

もし、Apple Vision Proが技適を通ってなかったら、この制度を使うことになるだろう。

受け取りにはUSに行く必要があるのかも

受け取りは、USのApple Storeになるらしい。その際に住所が必要になるかもしれない。

ちなみに、これはシカゴのApple Michigan Avenue。以前、取材で行きました。

筆者のシリコンバレーの知人はだいたいがテック系の人だから、みんな自身のApple Vision Proを入手する必要があるだろう。今回ばかりはなかなか協力をお願いできそうもない。そう考えていたら、ロサンゼルスに親しい友人がいることを思い出した。

というわけで、もしUSに受け取りに行く必要があるならロスに行くことにしようと心を決めた(もちろん、友人にも決める前に相談した)。

まだまだ分からないことはいっぱいあるが、覚悟は決まっている。仮に、アメリカまで行って入手できなかったとしても、それはそれで何故入手できなかったのかの記事を書くことができる。

誰かがチャレンジして、誰かが犠牲にならなければいけないのだ(そんな大げさなことかどうかはともかく)。

というわけで、決戦は金曜日。明日(19日)の22時(日本時間)のpre-orderが通るかどうかが第一関門だ。

今後のレポート、速報はTwitterでもお届けするので、ぜひフォローいただきたい。

ThunderVolt(Twitter)
https://twitter.com/ThunderVolt_mag

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部