書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

リコーのグループ会社になっても、ScanSnap、HHKBというブランド名は変わらない

  • 2023.01.31

昨年(2022年)4月28日。PFUの富士通からリコーへの株主構成の変更が発表された。ScanSnapやHappy Hacking Keyboard(以下HHKB)という製品群のファンである我々としては、それらの製品がどうなるのか不安だったが、PFUという社名も、ScanSnap、HHKBというブランド名も変わらず使われるということは発表された。まずはひと安心。

(上の写真、左から、株式会社PFU執行役員副社長 金井洋一氏、同代表取締役 執行役員社長 村上清治氏、同執行役員DI事業担当 清水康也氏)

約50年を経ての富士通との別れ

本日、2023年1月24日13時から『PFUスキャナーブランド変更に関して』というメディア向けの発表会が行われた。

まずはここまでの経緯が説明され、リコーがPFUのデジタル化能力を取り込むためにPFUを買い取ったこと、そしてPFUという会社は変わらず存続する方針で進行していることが説明された。

社長の村上清治氏と、副社長の金井洋一氏はリコーの生え抜き。それぞれ、多彩な経験を積んで、今回の就任となった。

一方、PFUの歴史についても説明があった。1960年石川県の宇ノ気での『ウノケ電子工業』、富士通・内田洋行・ユーザックが提携してのユーザック電子工業、富士通・松下が提携してのパナファコムが合併して1987年にPFUとなった。つまり、1970年代から富士通のグループ会社であったということだ。その約50年の歴史を経て、今回富士通から離れてリコーのグループ会社になるのだから、やはりこれは大きなトピックだ。

PFUのブランド力に、リコーのシナジー

村上社長が説明するPFUのDNAは『お客様に寄り添い、素直に期待を聴き、真摯に応え、信頼を得た。継続して、泥臭く逞しく生き残り、存在価値を示してきた』ということにあるのだという。

我々がユーザーとして見てきたPFUを見事に言い当てていると思う。

それを踏まえて、PFUの商品力と、用途開発により顧客を拡大、収益を拡大していくのだという。また、USなどではリコーの販売網の方が強いそうで、PFUの強みを活かしつつ、リコーの力を借りられるところは借りて、ワールドワイドでの売上を2022年度の約590億円から、2025年度には約120%の約720億円へと伸長させる計画なのだという。

イメージスキャナー部門において、PFUの世界的なシェアは日本で約70%、北米で40%、欧州で33%と圧倒的なトップブランド。そのブランド能力を活かすため、社名表記はPFU、スキャナーのプロダクトブランドは、fi & SPシリーズ、ScanSnapとどちらも変わらず。スキャナーブランドオーナーだけが、『RICOH』へと変わるのだという。

PFU、ScanSnap、HHKBの名は変わらず

ちなみに、現在のScanSnapには『FUJITSU』のブランドロゴが入っているが、これが『RICOH』へと変わる。すでに、現在の生産製品は変更されており、5月ぐらいまでに出荷製品のロゴは入れ替わっていくという。市場在庫は当面の間は2つのロゴが入った製品が混在することになるだろう。

HHKBにはもとより『FUJITSU』のロゴは入っておらず、『HHKB』のブランドロゴのみ。それゆえ、こちらは変更なし。

ScanSnapや、HHKBの強い製品力、ブランド力が認められ、変わらず存続することになったのは嬉しい限り。

将来の展開も楽しみ

ちなみにリコーにもカメラのGRや、THETA、PENTAXなどの、非常に個性の強い商品群がある。「これらとScanSnap、HHKBなどの協調はないのか?」と聞いてみた。現在のところは、完全に別ブランド、別組織とのことだが、今後協調してシナジーを産み出していく可能性もあるとのこと。

PFU “A RICOH Company”の船出は、前途洋々たるものになりそうだ。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

アオイちゃん

Lightning, CLUTCH Magazine

チーママ系エディター

アオイちゃん

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

なまため

2nd(セカンド)

I LOVE クラシックアウトドア

なまため

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部