書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

秋登場のwatchOS 9で、Apple Watchはよりヘルシーに【先行レビュー】

秋にローンチされるwatchOS 9をパブリックベータで先行テストしてみた。服薬のサポートや、エクササイズ機能の充実、より詳しい睡眠のサポートなど、Apple Watchはヘルスケアとフィットネスカテゴリーに振り切った機能の充実を見せる。おそらく、秋に発売されるApple Watch Series 8では、また新たな機構やセンサーが追加されるのではないかと思うが、現時点でのwatchOS 9の使用感をお伝えしよう。

※この記事は、秋公開のwatchOS 9のパブリックベータに基づいた記事です。Apple Beta Software Programで知り得た情報は、その内容について誰かに話したり、ウェブ記事にしたり、SNSに投稿したりすることは禁じられていますが、ThunderVoltは取材に基づく特別な許可を得て記事化しています。

メトロポリタン、プレイタイム、ルナー……

まず、今年もウォッチフェイスがいくつか追加された。

左上から時計回りに、モジュラーの新しいバリエーション、メトロポリタン、プレイタイム、ルナーだ。

メトロポリタンは、コンプリケーションを4つ使えるが、文字盤のデザインもオシャレ。機能と美しさを兼ね備えた文字盤だといえるだろう。プレイタイムはアーティストJoi Fulton氏とコラボレーションして作られた。常時点灯に対応した文字盤では、暗くなった時に数字が眠っていて面白い。ルナーは非常にユニークな文字盤で、中国暦、ヘブライ暦、イスラム暦の3種類が表示される。ただし、老眼の筆者には文字が細か過ぎて、何が書いてあるのか読めない(笑)中央の時計も小さく表示されるので、視力に自信のある人向きだろう。その他、地球が表示されるアストロノミーのグラフィックも変更されたし、ポートレート文字盤もカスタムできる要素が増えた。

ランニング好きにとって嬉しいwatchOS 9 public betaのアップデート

ランニングを趣味にしている人は、アクティビティ機能の充実に目を見張るだろう。

同じコースを複数回走ると、そこが『レースコース』と認識されて、そこを走った時のタイムなどが表示される。筆者は3km、5km、6km、10kmと定番で走るコースを持っているのだが、さっそく3kmと6kmのコースが認識されて、Apple Watchから走ることを提案された。

また、インターバルトレーニングもプリセットされ、400m走8本、800m走6本などという恐ろしい提案をしてくるようになった。さすがにこれはまだチャレンジしていないが、近日中に試してレポートしたいと思う。Apple Watchは我々を意地でも健康的にしたいようだ(笑)

また、ランニングの距離設定のインターフェイスが変更され、より詳細に設定することが可能になった。心拍ゾーンを見ながら走ることもできるようになり、Apple Watch純正のフィットネスアプリを使いながら、心拍ゾーントレーニングが可能になった。また、ランニングの上下運動も記録されるので、フォームの改善にも役立つ。

また、iPhone側のアクティビティアプリでもより詳細なデータを見られるようになっており、たとえば10km走った時の、1kmごとのタイムや、心拍数も表示されるようになった。遡って過去のデータも表示されるようになった。表示されていなくても、ちゃんとApple Watchはアクティビティデータを緻密に記録しているのだ。ちなみにこれは筆者が調子よかった時の10kmのペースで、今はこんなペースでは走れない(笑)タイムや心拍はキレイに揃ってるので、まぁ、これがいっぱいいっぱいだったのだろうとか、最後1kmはタイムが落ちているが、ケイデンスも落ちているからこれが原因か……など、いろいろ分析できて面白い。ランニングに詳しい人なら、もっといろいろと分かることだろう。

薬の数が増えているお年頃の方に

筆者もご多分に漏れず、年齢とともに医者に、肝臓やコレステロールの薬を飲むようにアドバイスされている。春には十二指腸潰瘍にもなったので、花粉症も含めて多くの薬を飲むように言われた。高齢の親がいくつもの薬を飲んでいるのを見て「もっと健康に気をつければいいのに」と思っていたが、年齢とともに多かれ少なかれ、飲む薬は増えていくようだ。

ただ、薬が増えると、飲むタイミングが混乱する。これは、食後だったか、食前だったか? 3食後だったか? それとも朝夕だけだったか?

そういう時に役立ちそうなのが、『服薬』の機能(英語版ではMedications)。

iPhone側で薬を登録しておくと、服薬タイミングで通知が来る。

今のところ『食前』『食後』という表示ではなく、時間での通知設定なので、規則正しく食事をしていないと、通知のタイミングが合わないが、忘れないようにするためには役に立ちそうだ。

スケジュールの入力と、日本語入力

Apple Watchでもウィークリ、デイリーのカレンダーを見ることができるようになったのも大きなメリットだ。また、予定を入力することもできるようになったので、iPhoneを持っていなくても、アポイントなどをApple Watchで簡単に入力しておくことができる。iCloudのスケジュールに沿って生活している人間にとっては、これは大きなメリット。口頭で約束して、iCloudのカレンダーに入れるヒマがなく、そのまま忘れてしまって予定をすっぽかした……という経験のある筆者にとっては、これは嬉しい機能。

その他にも新機能がいっぱい。Apple Watch 8登場が楽しみ!

他にも数多くの興味深い機能があるのだが、申し訳ないが、まだテスト出来ていない機能がある。このあたりは、あらためてテストしてお伝えしようと思う。

日本語文字入力はSeries 7以降でしか使えないらしい。筆者は今メインでSeries 7を使っているので、日和ってSeries 6にwatchOS 9をインストールしたのだが(パブリックベータはまだ不具合がある可能性があるので、急いでアップデートすると日常的に困ることがあるかもしれないので。特にwatchOS 9を使うためには、母艦のiPhone側もiOS 16にせねばならず、トラブルが起るといろいろ困るのだ……)、Series 6では日本語入力が動作しないことにあとで気がついた。

また、睡眠のデータは新しくレム睡眠、コア睡眠、深い睡眠……などが表示されるはずなのが、今のところ表示されない。何らかの設定が必要なのか? それとも何日分かのデータの蓄積がないと分析できないのか? こちらも表示されるようになったら、レポートしたい。

※追記 いくつかの、データの使用許諾通知アラートが出て、それにOKすると、睡眠データが利用できるようになった……が、あまりデータとしてよろしくないデータが取れてしまったので、詳細記事はまた数日後にあらためて(忙しかったし、寝苦しかったのだ)。

いずれにせよ、watchOSに関しては、新型のApple Watchが出てから追加されたり、アンロックされたりする機能や文字盤も多いので、Apple Watch Series 8が出てから詳細をレポートすることになるだろう。もし、ヘルスケア系のセンサーが追加されるのなら、体温か、血糖値が測れるようになって欲しい(どちらも、Apple Watchで計測するのが難しいことは承知しているが……)。

(村上タクタ)

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

時とエイジングを刻む。VAGUE WATCH&Co. × CONSIGLIERE THE 1ST SPECIAL WATCH

  • 2026.07.02

時計は時間を刻むもの。本来の目的はそれで十分だが、「エイジングするものに囲まれて暮らしたい」という自称革ジャンの伝道師・モヒカン小川はベルトにもこだわる。そんな彼が愛用するヴァーグウォッチとシルバージュエリーブランド「コンシリエーレ」のコラボウォッチには毎日身につけた分のエイジングが刻まれている。 ...

王道のデニムセットアップはボトムスで差をつけろ!

  • 2026.06.30

昨今のアメカジブームのなかで、注目度が高まっている“デニムオンデニム”のセットアップスタイル。王道ももちろん良いが、一歩先を行きたいアメカジラバーはボトムスで差を付けてみるのはいかがだろうか。気鋭のブランド「アンバースレッズ」が展開するデニムセットアップはそんな望みを叶えてくれるに違いない。 Amb...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏の余白に、存在感を。大人メンズの夏スタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介!

  • 2026.06.30

シンプルな装いだからこそ、アクセサリーや小物が着こなしの印象を大きく左右する夏。そんな季節にチャコールグリーンが提案するのは、物語とクラフトマンシップを宿した逸品たち。夏のスタイルに個性と奥行きを添えてくれるアイテムを紹介する。 手仕事が生む、本物の存在感 2002年に誕生したアティースは、「REL...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

Pick Up おすすめ記事

革とデニムの境界線を越える! デニムのように見えるけど実はコレ、革なんです。

  • 2026.07.02

前号でもお伝えしたが、天神ワークスの開発していた新しい革「リジットレザー」が完成し、この度、遂にレザージャケットとなって登場した。まずはこの写真を見てほしい。これは、天神ワークス代表の髙木さんが1カ月着込んだもの。このエイジング、まさにデニムじゃね? でも、レザーらしいエイジングも見え隠れする、唯一...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

夏のアメカジがもっと楽しくなる「HEATH」のオリジナルプリントT !!

  • 2026.06.30

横浜を拠点に“大人のアメカジ”を提案する「ヒース」。セレクトショップでありながらハイクオリティなオリジナルプロダクツに定評があり、遊び心のあるアイテムや限定モデルも多く展開している。その筆頭が7.4オンスの肉厚Tシャツシリーズだろう。 [caption id="" align="alignnone"...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

初夏は、泥と大戦で。「STUDIO D’ARTISAN」2026SSの新作を紹介!

  • 2026.07.03

選ぶのは「泥染の開襟シャツ」か、「大戦モデル」か──。この初夏、気になるのは対照的な表情を持つ二つの新作だ。そのどちらにもステュディオ・ダ・ルチザンならではの、丁寧な作りと遊び心が息づいている。 奄美大島の伝統技法が生む、泥染ならではの深い表情に注目 奄美大島に古くから伝わる泥染は、テーチ木(シャリ...