日本全国おすすめの文房具店22選。大型店からこだわりの小さな文房具屋まで厳選紹介!

昔は学校の前に必ず1軒はあった文房具店。最近町の文具店はめっきり減ってしまったが、万年筆やインク、ガラスペンや高級ノートなど、趣味性の高い文具を厳選する個性的でこだわりのある文房具店が注目を集め、新しい大型店舗もオープンするなど活気を帯びている。そこで、今おすすすめの文房具店を全国から選りすぐりで紹介! コロナ禍もあって営業時間の変更などもあるのでお出かけ前にはHPなどで調べてから訪れてみてほしい。

【東京】

1.日本橋三越本店 STATIONERY STATION|東京・日本橋

「世界の万年筆祭」など伝統あるイベントで筆記具ファンの注目を集めてきた日本橋三越本店(東京都中央区)に2022年に新しくオープンした文具店。運営するのは文具や雑貨の卸売業や「書斎館」を営む久菱成文堂。ワイドに広がる約190㎡の店内には、高級筆記具や100色のリアルなインクを集めた「インクウォール」、最新の実用筆記具など魅力的な文具が勢揃いしている。ガラスペンも取り扱っている。

ノート・手紙・手紙・金封など品ぞろえ充実の紙製品エリア

【DATA】
東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館5階
TEL 03-3274-8443
営業時間 10:00~19:00(日本橋三越本店に準拠)

2.THE CAMPUS SHOP|東京・品川

「THE CAMPUS SHOP」は、東京・品川にあるオフィスビル群の一角に突如として現れる開放的なエリア「THE CAMPUS」の施設内にある。元々は来客用の会議室として利用していたコクヨの自社ビルの1 階を2021年2 月にリニューアルし、新しいテーマや切り口で製品を届ける前衛的な直営店を誕生させた。ゆったりとした音楽が流れる店内には、グリーンやアートを取り入れ、居心地の良い空間を演出している。既存の小売店ではペンやノート、ハサミなど、機能ごとに分類して陳列されることが一般的だが、「THE CAMPUS SHOP」ではシリーズごとに並べられ、ブランドコンセプトや開発ストーリーも展示。コクヨが大切にする「ものづくり」の考え方も訪れた人にしっかりと発信している。

特注什器の引き出しにはマーカーやペン、テープのりなどのコクヨ製品が敷き詰められている。その他にもハサミや業務用のステープラーも用意され、すべて自由に試すことができる

【DATA】
東京都港区港南1-8-35
営業時間 10:00 ~ 19:30
定休日 土・日曜・祝日
https://the-campus.net

3.文京堂|東京・本駒込

戦前は浅草で帯屋を営み、戦後文京区に店を構え現在3代目。2019年に「手紙と小さな贈りもの」というコンセプトのもと、事務文具中心から上質なアイテムを厳選した趣味性の高い文具店にリニューアルしたのがこちらの「文京堂」。2021年には試筆スペースを設け、よりじっくりと筆記具選びができるようになった。壁一面に並ぶカードやレターセットはセンス抜群。すてきなデザインが揃う。右手には付箋やマスキングテープやシール、ボールペン、ファイルなど、使い手の立場に立って選んだ一般文具を編集しながら、立体的に陳列している。

店の正面奥にある両開きのショーケースには、限定の万年筆や万年筆インク、ガラスペンなどが並ぶ。一緒に使いたい色柄のカードやペンケースをコーディネートし、限られたスペースにそれぞれの世界観を際立たせている

【DATA】
東京都文京区本駒込1-10-4
TEL 03-3941-4508
営業時間 10:00~19:30(土曜10:00~19:00、日曜13:00~19:00)
定休日 月曜日・祝日

4.オカモトヤ 虎ノ門店|東京・虎ノ門

虎ノ門にある老舗文具店「オカモトヤ」は「Tono&Lims」をはじめ常時450色を超える万年筆インク、ガラスペン用インクの品揃えに定評がある。そのための試筆台も充実している。2019年にリニューアルした店内は木の温もりと香りが漂い、思う存分インクやペンを選ぶことができる空間となっている。

約15作家のガラスペンも取り扱う

【DATA】
東京都港区虎ノ門1-1-24
TEL 03-3591-8181
営業時間 9:30~18:00
定休日 土・日曜・祝日
www.okamotoya.com/

5.ancora(アンコーラ)銀座本店|東京・銀座

場所は文具好きの聖地、東京・銀座のど真ん中、数寄屋橋交差点からほど近く。文具メーカーのプラスとセーラー万年筆が共同で2021年3月にオープンしたこの店は、ジュエリーショップのように洗練され、「カスタマイズ」と「ギフト」をテーマにしたオリジナルの万年筆やインク、紙製品が豊富に並んでいる。そのほか面積103㎡の店内にはガラスペン、レターアイテム、スケッチブック、ノート、色鉛筆など約600アイテムが並んでいる。

オリジナルカラーの「セーラー プロフィットJr.」を作ることができる、「アンコーラ My万年筆」コーナー。クリップやペン先の金属パーツの仕上げをゴールドとシルバーから選択。そして蓋栓、蓋、大先、胴、尾栓という5種類すべての樹脂パーツの色を10色から選ぶ。その組み合わせ、なんと20万通り。選んだパーツはその場で仕上げられ、オリジナル箱で持ち帰ることができる。税込3,850円

【DATA】
東京都中央区銀座6-4-8 曽根ビル1階
TEL 03-6274-6522
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜日
www.ancora-shop.jp

6.KINGDOM NOTE|東京・新宿

甲州街道沿いに2020年移転リニューアルオープンした「キングダムノート」。白を基調とした店内は万年筆やインクが映え、商品を選びやすい空間となっている。移転前と変わらず約20ブランドの新作からヴィンテージやレアな中古アイテムまで取り扱っている。

ウミウシをテーマにした別注ガラスペン(完売)。制作は「Glass Studio TooS」

【DATA】
東京都新宿区西新宿1-20-2 ホウライビル1F
TEL 03-3342-7911
営業時間 11:00~19:00
定休日 年中無休
www.kingdomnote.com

7.ステッチリーフ|東京・浅草橋

ルーズリーフは中学や高校以来使っていないという人が多い。しかしビジネス用など大人に向けたアイテムも増え始めており、新しい局面に突入している。そんな時代の流れを象徴するルーズリーフ専門店がここ。桃井 淳さんはルーズリーフを学生時代や文具メーカーで働いていた時もずっと愛用していた。それを見ていた妻の麻耶子さんは「大人の女性が使いたくなるバインダーが少ない!」ことに気付き、思い切って2 人で店を始めることに。自分だけの1 冊をオーダーできる仕組みがこの店の最大の特徴だ。「全国のイベントなどにも出店して、ルーズリーフの楽しさを皆さんに伝えていきたいですね(淳さん)」と、夢はどんどん拡大中。

壁面いっぱいにオーダーで選べるパーツが並んでいる。店の奥には作業スペースがあり、夫婦で力を合わせ、1 冊ずつ手縫いをして仕上げている

【DATA】
東京都台東区浅草橋1-32-2 中野ビル1F
TEL 03-6877-0853
営業時間 11:00~18:00
休み 毎週水曜ほか不定休
※ 営業日や営業時間はHPを参照。または要問い合わせ
https://www.stitch-leaf.net/

8.神戸派計画ショップ|東京・神宮前

「グラフィーロ」や「スイト」などを手掛ける神戸派計画の直営店。オフィスを兼ねたスペースには神戸派計画の全商品やセレクトアイテムが並ぶ。営業時間が限られているので、チェックしてから足を運ぼう。

【DATA】
東京都渋谷区神宮前5-12-10 鈴木マンション 406
営業時間 13:00~19:00※不定期営業のためHPで要確認
https://fromkobe.jp/?mode=f10

9.誠品生活日本橋|東京・日本橋

台湾で書店の概念を変えた存在として有名な「誠品書店」。本や生活雑貨、文房具などが一緒にディスプレイされており、自由に本が読めるスペースがあったりと観光スポットとしても人気の存在だ。台湾のかわいい雑貨や文房具、オリジナル文具など豊富に揃い日本でも人気が高い。「誠品生活」は「誠品書店」から始まったカルチャー体験型店舗。台湾ブランドの筆記具や欧州の有名ブランドのノートや画材など、〝誠品目線〞で選ばれた世界の文具がセレクトされている。見逃せないのが、誠品生活と日本や海外ブランドとのコラボ文具や雑貨の数々。ここに行けば、スペシャルなアイテムが見つかるはず。

【DATA】
東京都中央区日本橋室町3丁目2-1 COREDO室町テラス2F
TEL 03-6225-2871
営業時間 11:00~20:00
不定休
https://www.eslitespectrum.jp

【関西】

10.Pen and message.|神戸・元町

文具の街・神戸にある「ペンアンドメッセージ」は、「現代の茶室」をコンセプトにした万年筆店。店内にはいつも穏やかな時間が流れ、その心地良さにすっかりくつろいで店内をそぞろ歩くと宝探しのように魅力的なペンや紙製品が次々目に入ってくる。システム手帳(特にマイクロ5)を積極的に取り入れるなど、柔軟に流行を取り入れつつもスタッフが惚れ込んだものしか置かないという一貫性があり、品揃えに安心感とワクワクがあるのだ。つい長居してしまう店だが、世情を受けて現在は滞在時間を1組1時間程度にしてもらうなど密を避ける工夫をしている。ペン先調整も店のサイトから来店予約をしてから訪ねる仕組みにしている他、全国から配送でもペン先調整を受け付けている。

満寿屋やライフ、神戸派計画などの万年筆に合う紙が充実している。近年は専用棚を設け、システム手帳リフィルもたっぷり。書きもの愛好家・金治智子さんのブランド、智文堂のリフィルもフルラインアップを揃える

【DATA】
神戸市中央区北長狭通5-1-13 ベルビ山手元町1階107
TEL 078-360-1933
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜日
www.p-n-m.net

11.和気文具|大阪・福島区

大阪の野田新橋筋商店街の一角にお店がある。レトロな雰囲気が漂う商店街の中で、おしゃれな雑貨店風の今時な店構え。しかし、店に入ると中にはディープかつ魅惑の文房具が並んでいる。創業は1926(昭和元)年。2000 年頃から積極的にネットショップにも進出し、現在ではネットからも全国の多くの文具ファンが訪れる。キャッチフレーズは「中毒になるくらい文房具を一緒に楽しもう」。入口の上には「Joinus Stationery Holic」の文字が躍る。2020 年春に改装し、カフェを併設。文具好きがゆっくりと新製品を体感し、物選びができるサロンにもなっている。一度入ったらまた何度も訪問したくなる、甘く危険な香りが濃厚に漂うお店だ。

ロディア、モレスキンなど人気のノート、メモ帳が豊富に揃う。主 要なノートのサイズに合わせたオリジナルの下敷きも人気だ。オリジナルノートが作れるコーナーもある。好きな表紙と中紙を自由に選んでノートを作ることができる。クリームキンマリ、トモエリバー、コンケラーなど魅惑の用紙が勢揃いしている
併設してあるカフェでは、本格スペシャリティコーヒーが楽しめる。文具の貸し出しもあり、愛用ノートを開いて、文具時間をのんびり過ごすこともできる

【DATA】
大阪府大阪市福島区吉野2-10-24
TEL 06-6448-0161
営業時間 13:30~17:30
定休日 日・月・火曜※ほか臨時休業あり
https://www.wakibungu.com/

12.トラベラーズファクトリー京都|京都・烏丸通

デザインフィルの「トラベラーズノート」は、旅するように毎日を過ごす、がコンセプト。独自の世界観でアイテムが拡充し、旅好きな人たちを虜にしている。そんなトラベラーズノートを中心としたステーショナリー、カスタマイズパーツ、オリジナルグッズ、雑貨を扱うリアルショップがトラベラーズファクトリーだ。2011年、東京・中目黒にフラッグシップショップが開店し、関西初となる出店がこちらの「トラベラーズファクトリー京都」。場所は京都市内の商業施設「新風館」。旧京都中央電話局が使っていた歴史的建造物にあり、その雰囲気を生かした内装も凝っている。ライブラリーの床材や足場は東本願寺の修復工事に使われた足場材や長崎の造船所の足場材を使っている。長い歴史を刻んだ木材たちが作る店の雰囲気は、遙か遠くに旅に来たような心地よい気分を醸し出す。

トラベラーズノートやノートリフィルの京都限定も沢山登場している。限定のトラベラーズノートはブルーの革に京都モチーフを銅で箔押ししている

【DATA】
京都府京都市中京区場之町586ー2 新風館 1F
TEL 075-241-3003
営業時間 11:00~20:00
https://www.travelers-factory.com/kyoto/

13.ナガサワ文具センター本店|神戸・三宮

ナガサワ文具センターは、1882 年に創業した関西を代表する老舗の文具店。2019 年春に、神戸にある本店と大阪の梅田茶屋町店にシステム手帳やノートを充実させた「ジャーナルスタイル」を新設するなど、常にユーザーニーズと時代に寄り添う売場作りをしている。特に注目したいのは、ナガサワ文具センター本店の上階にあるジャーナルスタイルのシステム手帳リフィルの充実ぶり。ナガサワ文具センターらしい超ド級の品揃えが壁一面に広がり、約1300 種類以上のリフィルが並ぶ、システム手帳好きにとっては夢のような空間だ。店の奥には、機能的な椅子を選んで、じっくり体験できるスペースも併設されている。

【DATA】
神戸市中央区三宮町1-6-18 ジュンク堂書店三宮店3・4階
TEL 078-321-4500
営業時間 10:00~20:00
定休日 ジュンク堂書店三宮店に準ずる

14.NAGASAWA 梅田茶屋町店|大阪・梅田

NAGASAWA梅田茶屋町店は高級筆記具や万年筆インクの品揃えが国内トップレベルの魅惑の店。神戸を拠点にするナガサワ文具センターが、2010年末に初めて大阪に出店した文具店で、大阪・梅田駅至近のMARUZEN&ジュンク堂梅田店の2階にある。店内奥には、システム手帳のリフィルが壁一面に並び、中央のテーブルの前に座ってそれらをゆっくりと選ぶことができるジャーナルスタイルがある。同じ趣味を持つお客さん同士のコミュニケーションも楽しめる文具ファンの聖地だ。

【DATA】
大阪市北区茶屋町7-20 MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店2階
TEL 06-6292-7660
営業時間 11:00~20:00
定休日 ジュンク堂書店梅田店に準ずる

【九州・四国】

15.リンデ カルトナージュ|福岡・中央区

天神から所要約10分、アクセス抜群の大濠公園至近にあるリンデカルトナージュには「手紙」をテーマに厳選したアイテムが丁寧に置かれている。店主の瀬口賢一さんが、離れて暮らす母親との手紙のやりとりや、20 代の頃にパイロット カスタム742 を購入して万年筆の魅力にハマったことをきっかけに、2014 年にオープンした。書くことにまつわるワークショップや活版印刷も人気。ガラスペンもおしゃれに展示されており、試し書きして検討することができる。

店内のすべての万年筆やガラスペンは、じっくり試してから購入できる。試し書きスペース「ミニ書斎」も店内の一角にある

【DATA】
福岡市中央区大手門1-8-11 サンフルノビル2F-B
TEL 092-725-7745
営業時間 11:00~20:00
定休日 不定休
http://linde-cartonnage.com

16.ハイタイドストア|福岡・中央区

センスと愛嬌あふれる文具と雑貨のメーカー、ハイタイドの本社1階にあるフラッグシップショップがここ。「NO MORE OF BORING DAYS(たいくつな日々にユーモアを)」のコンセプトの下、ハイタイド製品約2500種の中から厳選したアイテムや、九州在住の作家もの、海外で買い付けた文具も扱う。コーヒーを楽しみながらゆっくり滞在したい良店だ。

カキモリのオーダーノートを九州で唯一常設。B7 サイズ(上写真)を常時選べるのもここだけ。オリジナルの表紙「スパタ」や「カモフラージュ」(左写真)も見逃せない

【DATA】
福岡市中央区白金1-8-28
TEL 092-533-0338
営業時間 11:00~19:00
定休日 不定休

SHOP 直営店

17.アイデアスイッチ|福岡・東区

こんなアイテムがあったのか! そんな使い方もすてき! と、うれしい発見満載の店。店主の野村もえみさんが、手芸メーカー勤務や事務の仕事をする中で文具使いに目覚め、子育ても落ち着いた頃、夢だった店を2015年にオープンした。「つかうとつくる文具店」をキーワードに、ここでしか出会えないモノ・コトを日々開拓している。アクセスは天神からバスや電車で30分ほど。

ono & Lims、スーパー5、ロバートオスターなど、常設扱いの少ない万年筆インクが並ぶ

【DATA】
福岡市東区香住ヶ丘2-6-12
TEL 050-3696-0593
営業時間 13:00~18:00
定休日 月曜(不定休あり)
https://idea-switch.com

18.石丸文行堂|長崎・長崎市

グラバー園に出島、点在する教会、稲佐山の夜景…石丸文行堂は、そんな名所にあふれる長崎の繁華街に、明治16(1883)年から続く文具店だ。2016年には、カクテルの名を付けた23mlミニボトルをバーメニューのように楽しめる「カラーバーインク」を一挙70色発売し、多色・少量ボトルのトレンドを印象付けた。2018年には創業の地の情景をテーマにした「長崎美景」シリーズも始まり、大好評。魅力的なオリジナルアイテムがある店として、注目が高まっている。

インクのコーナー。オリジナルのカラーバーインクと長崎美景シリーズを中心に、純正インクも一覧できて探しやすい

【DATA】
長崎県長崎市浜町8番32号
TEL 095-828-0140
営業時間 10:30~19:00
定休日 なし(元日以外)

19.万年筆と文具のお店 helico|香川・高松

文具イベントでは行列、ネットショップでも即完売。多彩なアクリル樹脂を磨き上げた艶やかなペンに熱視線を集めるhelico(へリコ)が、工房の至近に文具店を開いたのは2021年2月11日のこと。県外への遠征が難しくなった2020年、対面販売をモットーとしてきたhelicoは、展示販売できる拠点を本気で探していた。そんなある日、店主の諏訪晶子さんのお気に入りだった骨董とカフェの店が休業し空きとなる。その和洋折衷な建物は、昭和16年頃に建てられた旧・川岡郵便局舎をリノベーションしたもの。夢見てきた理想の場所で、運命的なタイミングで店を開くことになった。現在は営業日を限定して入店も予約制。競争率の高いhelicoのペンをじっくり選べる自分だけの時間はまさに至福。ここへ行くために高松を訪れたくなる、まさに飛んで行きたい良店だ。

helicoの店は昭和16年に郵便局として建てられた和洋折衷のレトロな建物にある。屋根飾りに残る郵便マークに、その名残を見ることができる。ピンク色の建材も当時からのもの。この佇まいが、helicoがまとう温かみと驚くほどしっくりくる

【DATA】
香川県高松市川部町528-21
TEL 070-5688-1177
営業日 金曜・土曜・祝日の12:00~18:00のみ営業(当面の間の予定・予約入店制)
https://helico.theshop.jp

【その他のエリア】

20.八文字屋 本店|山形・山形市

「くらげアクアリウム」「樹氷アメジスト」……センスあるネーミングや色選びで文具ファンの注目度急上昇中の八文字屋は、山形を代表する老舗の書店・文具店。創業はなんと江戸時代。現在、山形と仙台に10店舗を展開している。本店と北店、天童店の3店舗は、高級筆記具が充実している。特に本店は、何度通っても新しい何かが見つかるようにと話題の製品を積極的に扱い、オリジナル製品の開発にも余念がない。本店2階の一角にある高級筆記具コーナーでは主要海外ブランドの定番モデルをまんべんなく扱い、バイヤーが厳選した限定モデルも並ぶ。写真奥にはインク売場、手帳売場が連なり、国産筆記具はレジ周辺に集約。国産の限定モデルやNamiki の高級軸の一部も現物を見て買うことができ、ガラスペンの扱いも充実している。山形県在住の熱い文具ファンが結成した「山形文房具会」のメンバーが集うなど、熱い文具好きのサロンとしても愛されている。

国産の主要インクはほぼ網羅。カラーバリエーションも並んでいて、手に取って選びやすい。京都・TAG STATIONERYのインクや、東北の文房具販売店で結束した「NE6 TOHOKU BUNGU LAB.」のインクも並んでいる

【DATA】
山形県山形市本町2丁目4-11
TEL 023-622-2150
営業時間 10:00~19:00
定休日 なし(年中無休)

21.川崎文具店| 岐阜・大垣

1923年創業の川崎文具店は、250種類以上のインクが壁面に美しく並び、すべて試し書きできる。5代目店主の川崎絋嗣さんは2019年5月に“ひとりインクメーカー” の「インクバロン」を立ち上げ、オリジナルインクやオーダーメイドの調色サービスをスタートした。魅惑のコンテンツが詰まった街の文具店には、全国からインク愛好家が集まっている。

入口には事務用品や川崎さんが選んだこだわりの文具も。街の文具店であり続けることも大切にしている

【DATA】
岐阜県大垣市桐ヶ崎町64
TEL 0584-78-4223
営業時間 9:00~19:00※17時閉店の場合あり
定休日 月曜・火曜ほか不定休

22.四葉商会 静岡店|静岡・静岡市

静岡では「文具の四葉」として地元に愛されている。お店の名前がなぜ「四葉」なのか聞いてみた。「この店はクローバー畑なんですよ。自分に最適な文具が見つかったらそれがお客様にとっての四葉のクローバー。幸せを探しにこの店に来てください、の思いを込めて!(取締役の佐藤実智子さん)」。万年筆インクは充実しているが、人気はオリジナルの「四葉」の4色だ。販売しているインクの多くはスタッフ総出でサンプルを作り、それを見てリアルな色で選ぶことができる。インク好きにとっても四葉のクローバーがたくさん咲いている幸せのお店だ。

静岡駅から徒歩で約5分の距離。静岡鉄道の新静岡駅前にある。高級筆記具から事務文具、画材など文具が広いフロアに多彩に揃っている。出張の帰りに途中下車して来る遠方の文具ファンも多い

【DATA】
静岡県静岡市葵区伝馬町2ー3
営業時間 10:00~19:00
定休日 なし
https://www.yotsuba-bungu.jp/

※2022年4月現在の情報です。

※店内、外観は取材当時の写真のため現在と異なる場合があります。

(出典/「趣味の文具箱vol.50~61」)