旅の思い出とともに持ち帰る楽しみ。
ご当地インクの火付け役がこちらの「Kobe INK物語」だ。神戸・ナガサワ文具センターのオリジナルインクで、神戸の各所にちなんだ色を2007年から発売し、現在70色を超えている人気シリーズとなっている。
ご当地インクは色やインク名に個性が溢れるものが多い。そのラベルには、インク名の由来や地元のシンボルなどインクのテーマが表現されていて、とても味わいがある。そのいくつかを紹介しよう。
文具の杜(宮城県)
ディーズ ステーショナリー(岐阜県)
石田文具(北海道)
しんぷく(鹿児島県)
鹿児島県・しんぷくは桜島、宮城県・文具の杜は伊達政宗といった具合に、蓋や外箱に名所や縁の著名人がデザインされている。
全国各地の魅力的なご当地インクシリーズの一部を紹介!
今、全国のお店のオリジナルインク総数は500色を超える。なかには「Kobe INK物語」のように70色以上とはいかないものの、10色以上など豊富なレパートリーをそろえているシリーズもある。その一部を紹介しよう。
石田文具(北海道)
「函館山」「金森赤レンガ」など地元の風景やご当地キャラクターの色をインクに表現。全9色
文具の蔵Rihei(静岡県)
「富士山ブルー」「富士宮やきそばオレンジ」など富士山にちなんだ宮洋墨シリーズ。全15色
三光堂(愛知県)
名古屋シリーズは「名古屋城セピア」「名駅ブルーグレー」など名古屋にちなんだ色が揃う。全20色
うさぎや(岡山県)
「マスカット」「桃太郎」「児島デニム」など岡山らしい色が揃う。豊富な色数も魅力。全48色
石丸文行堂(長崎・福岡県)
長崎美景インクシリーズは「長崎ピースブルー」「軍艦島サンセットグレー」など8色がある。全8色
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旅に出かけたなら、普段はなかなか足を運べないその地の文具店のオリジナルインクを、旅の思い出とともに持ち帰るのもいい。お土産としてプレゼントするのもおすすめ。もちろん、ご当地インクを買うことが旅の目的にしたってOKだ!
※ボトルの形状やラベルデザインは写真より変更となる可能性があります。
※情報は誌面掲載当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「趣味の文具箱特別編集 万年筆とインク入門」)
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