John Gluckow Lot JG-CS11 The Olympic Champion Sweat Parka
長らく待ったスウェットパーカが遂に手元に届きました。
コイツのオリジナルのヴィンテージは、1932年頃にメイン州のヘブロン高校の学生によってオーダーで作られた一点モノ。
2019年に自分が作ったLightning Archivesシリーズの『VINTAGE CHAMPION』というムック本で、そのヴィンテージを紹介した1着です。この本を作った際、現在のようにスウェットの人気が一般的でなかったのですが、素材がウールからコットンに変わった1930年代前後のものはニッチなスウェットコレクターの間で高価で取引されていました。
ジーンズやデニムジャケットのような工業製品と違い、個人やチーム単位でオーダーしていたスウェットは生産数が段違いに少なく、残存数も極僅か。コットン素材は当然ですが、2トーン、フェルトのレタリング、後付けフードなど「役」が付けば付くほど珍重されます。
そんなヴィンテージスウェットの世界で、最高峰の1着として崇められているのが、この1着です。当時これを所有していたのは、ヴィンテージディーラーのジョン・グラッコーさんでしたが、彼とのコラボレーベルをウエアハウスが始めた際、真っ先に着手したのがこのスウェットでした。それが遂に具現化。早く着たい!
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174㎝・68㎏でサイズXLをチョイス。この手のパーカはややゆったりめなアウターとしても楽しみたい。洗濯後に乾燥機で丈はガツンと縮める予定。
フードにも同じジッパーを装備しており、このようにフードを割ることもできる。唯一無二のこのパーカならではだ。
ヘブロン高校のスクールカラーであるグリーン×グレーの2トーンでダブルフェイス仕様。裏面はグレー生地だ。
オリジナルのヴィンテージにはHookless表記が消えた頃のTALONジッパーを装備。それを型から忠実に再現した。
(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Photo/S.Kai 甲斐俊一郎
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