浪速のセレクトショップ「American Wannabe(アメリカンワナビー)」のホットロッドプロジェクトに迫る。

大阪は心斎橋にあるセレクトショップ「アメリカンワナビー」がショップの世界観を表現するホットロッドを仕上げるプロジェクトを立ち上げた。まずはボディのペイントを敢行するためにデザイナーでペインターのL.氏が来阪し、手描きによるペイントを敢行。インストアイベントも同時開催し、心斎橋が熱気に包まれた。

年末のホットロッドショーに向けた壮大なプロジェクト。

ファッションだけでなくライフスタイルを提案するアメリカンワナビーの世界観を体現するべく、ホットロッドを製作するという壮大なプロジェクトが企画された。

ベースとなるなるのは1922年式フォード・モデルT。旧きよきT型フォードをベースに、ショップが”DIPSY CAR” Projectと題して、年末のホットロッドカスタムショーへの展示に向けて製作をスタートさせたのだ。

まずはその序章として、店舗の12周年を記念したイベントで、ホットロッドのベースデザインとなるイラストをプリントしたセットアップを製作。

そして、いよいよペイントの初回はデザイナーでペインターのL.氏が手がけ、その車両のお披露目も兼ねて、WEIRDO JEWELRY CUSTOM SHOW(ウィアード・カスタムペイントショー)と銘打ち、L.氏による WEIRDO JEWELRY のカスタムペインティングを敢行した。当日はL.氏とウィアードを展開するグラッドハンドの橋本氏も参加して多くの人にそのクルマが公開された。

といっても。ペイントもまだ未完成、車両のボディカスタムもこれからで、まだまだプロジェクトは進行形。最終的にどんなホットロッドが完成するのか、今後もクルマの仕上がりを追っていきたい。

ベースとなるのはT型フォード。 1922 Ford Model-T

今回ホットロッドのベースになるのは1922年式というクラシックなモデル。キャビンがバスタブのようなデザインで、いわゆるT型フォードのなかでもTバケットと呼ばれるモデルで、まだクルマ文化が成熟していない時代のスタイルが見て取れるヴィンテージカーだ。すでにある程度ホットロッド化されたベース車両だが、ボディはショップのオフィシャルカラーであるオレンジで仕上げ、ここにカスタム&ペイントを施して”DiPSy CAR”(昔のブリキのミニカー)のイメージで仕上げる予定。ここからさらにショップの世界観を打ち出すホットロッドへと仕上げていく。

2回に分けてペイント予定の初回が仕上がった。デザイナーL.氏ならではのヴィンテージのトイミニカーからインスパイアされたデザインをペイント。DiPSy CARの名の通り、当時の言葉遊びや落書きをモチーフとしたネタがちりばめられている。こういったペイントは昔大量に生産されたモデルTを学生たちが改造したり落書きしたりして乗っていた文化に由来していて、アメリカの昔ながらのカルチャーを再現している。

これがショップの12周年のときにウィアードとコラボレーションしたセットアップ。クルマと同じく、クルマ文化をモチーフに当時の落書きのようなデザインが総柄になっている。

クルマのお披露目で開催されたイベントも昔ながらのカスタムペイントをオマージュする。

今回の初回のペイントをお披露目すると同時に開催されたインストアイベント「WEIRDO JEWELRY CUSTOM SHOW」ではウィアードのジュアリーにカスタムペイントが敢行された。ピンストライプを描くアメリカのエナメル塗料「1Shot」を用いて、当時のアメリカのカスタムカルチャーを体現できた。

【DATA】
GLAD HAND & Co.(グラッドハンド)
https://shop.glad-hand.com

American Wannabe(アメリカンワナビー)
大阪市中央区西心斎橋2-13-2
TEL06-6211-8221
12時~20時 無休
https://american-wannabe.com

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...

ジャパンレザーの集大成がここに。AJLP始動。

  • 2026.08.06

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトが始動した。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく、革のプロフェッショナルたちがここに集結した。 ALL J...

「ATSU LEATHER WORKS」が世に放つ、唯一無二の革パンエイジングモデル。

  • 2026.07.22

ライダースジャケットの世界で独自のエイジング表現を追求してきたアツレザーワークス。その哲学を受け継ぐ初のレザーパンツ“Lily”が誕生。いちから着用者のライフスタイルを刻み込むプレーンモデルと、長年穿き込まれた表情を職人技で再現したエイジングモデルをラインナップ。革をより幅広い季節、幅広いスタイルで...

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

Pick Up おすすめ記事

ジャパンレザーの集大成がここに。AJLP始動。

  • 2026.08.06

ALL JAPAN LEATHER PRODUCT。略して「AJLP」なるビッグプロジェクトが始動した。国産の原皮=地生(じなま)にこだわり、鞣しから縫製まですべてを日本で行う“オールジャパン”に価値を見出し、そのクオリティや魅力を伝えるべく、革のプロフェッショナルたちがここに集結した。 ALL J...

遊びをぎっしり詰め込んだ“俺ジーンズ”を作ってみた。

  • 2026.07.29

児島に本社と工房を置くベティスミスでは、その人に合ったジーンズをフルオーダーで作ることができる。そこで編集部スタッフが現地へ赴き、わがまま言い放題の“俺だけのジーンズ”をオーダー。その様子と完成品をレポートする。 編集・ジョージ(右)|編集部イチのジーンズ偏愛者といっても過言ではない。とんでもないジ...

朗報!「ウエアハウス」最高峰レーベルの最高傑作DDシリーズ「1001XX」が待望の再入荷。これは見逃すな!

  • 2026.08.02

ミクロレベルまで研究し、古着と見間違うほどのプロダクツを現代に蘇らせるウエアハウス。当時の生産技術や時代背景までも丁寧に掘り下げられて完成した服は、限りなくヴィンテージに近い存在だ。そんな彼らが生み出す服こそ、オーセンティックと呼ぶにふさわしい。 「1001XX 1947」が近日入荷。夏の装いに欠か...

「ATSU LEATHER WORKS」が世に放つ、唯一無二の革パンエイジングモデル。

  • 2026.07.22

ライダースジャケットの世界で独自のエイジング表現を追求してきたアツレザーワークス。その哲学を受け継ぐ初のレザーパンツ“Lily”が誕生。いちから着用者のライフスタイルを刻み込むプレーンモデルと、長年穿き込まれた表情を職人技で再現したエイジングモデルをラインナップ。革をより幅広い季節、幅広いスタイルで...

変わらぬ美学に宿る新たな意匠。「アリゾナフリーダム」の今季注目は『浮唐草』

  • 2026.08.03

ARIZONA FREEDOMのものづくりは、受け継がれてきた美学を守りながら、新たな表現を追求し続けている。今季は、立体感のある彫刻で唐草を表現した「浮唐草」が登場。伝統的なモチーフに新たな息吹を吹き込み、ブランドの世界観をさらに進化させている。一方で、創業以来愛され続ける定番モデルも、その普遍的...