6気筒エンジンを搭載したスープラの前身モデル
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セリカは「ダルマ」の愛称で知られる初代モデルが’70年にデビューを飾ると、’06年に7代目モデルが生産を終了するまでその名が続いたロングセラーモデルだ。全モデルでクーペやリフトバックモデルを貫き、個人向けのミドルレンジスポーティカーとして、歴代モデルのいずれも若者に人気を博した。
セリカは歴代モデルすべてが4気筒エンジンを搭載していたが、2代目モデル途中の’78年に、上級モデルとして6気筒エンジンを搭載したセリカXX(ダブルエックス)が登場する。A40型セリカのフロントエンドを延長し、M型6気筒2000ccを搭載したもの。これは海外輸出を考慮しての大型化&ハイパワー化であった。ところがXの並びは英語圏でポルノなどの成人指定表記を連想させることから、輸出仕様はSUPRA(スープラ)の名前で発売されることとなり、国内仕様のみセリカXXとして発売された。ちなみに国内向けのXXはモデルチェンジを受けて、専用ボディをもつA60型まで続くが、’86年登場のA70型は海外仕様同様にスープラと呼ばれることとなった。
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取材車両はそんな二代目のセリカXXで、前期モデル最終となる’83年式。エンジンは1G‐GEU型DOHC2000ccを搭載した2000GTと呼ばれるグレードとなる。フラッグシップの2800GTがナンバーであるのに対して、2000GTはナンバーであることからも人気となったグレードだ。
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