海外展開する日産の高級車ブランドが放つ旗艦モデル。
インフィニティは日産が北米マーケットを中心に(かつては欧州市場、現在では中国市場にも投入されている)1989年に発足した高級車ブランド。
当時はトヨタがLEXUS(レクサス)、ホンダが ACURA(アキュラ)と、同じような高級志向モデルを別ブランドで販売する手法が多く、その市場に日産も参入したのがブランドの始まりだ。
インフィニティのおもしろさは、日本市場とはまったく違うモデル展開。北米マーケットを主戦場としているだけあって、アメリカ車にも通じる大排気量モデルや、車格の大きなフルサイズモデル、それにかつては2ドアクーペなどもラインナップしていた。つまり日本市場とはまったく違う戦略で、日本には存在しない独自のモデルを発表しているのだ。
そのなかでももっとも巨大なボディを持つフルサイズSUVとして君臨するのがインフィニティQX80。7人乗りの3列シートに、エンジンは5600ccのV8という実にアメリカンなスタイル。小排気量でコンパクトなクルマが得意の日本ブランドとは思えないモデルなのだ。
日本のメーカーながら、アメリカ本国ではライバル車となるキャデラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーターに真っ向勝負を挑んでいる姿がカッコいい。
残念ながらインフィニティブランドの日本市場への投入はないので、日本ではほとんど見ることがない国産車として存在している。
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