他人とかぶらない帽子をかぶる。Mr.FATMANのボウラーハット”Dandelion”

物欲旺盛なライトニング編集部員が購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「帽子を知れば知るほど、上質なものに食指が動くようになる。ビーバー、パナマなど高級素材に惹かれるようになったら、立派な帽子好き。この沼は深い!」と語る、編集長の松島親方が購入したカジュアルにも正装にも合うハットを紹介。

Mr.FATMANのボウラーハット”Dandelion”

Mr.FATMAN はハットショップ THE FAT HATTER TEAM が監修・デザインし、その卓越した技術・経験を持ち、THE FAT HATTER のイズムまで理解した日本を代表する帽子専門工場と共同で生み出す、日本製の帽子ブランド。美しいシェイプ、カール、リボン付けまで職人気質たっぷりのボウラー。カラーはブラックとダークブラウンの2色展開。さらにカラバリが増えることに期待したい。1万6280円

帽子好きは今に始まった事ではない。ジャイアンツの野球帽に始まり、プーマやアディダスのキャップは小学校時代の定番。髪型のセットに時間をかけた思春期にもニットのキャップをよく被っていた。古着に興味を持ち始めると、古着屋さんのカゴで売っていたトラッカーメッシュキャップ。競馬雑誌の仕事をしていた頃は、ハンチングを欠かさなかった。

外出する時はほぼ帽子を被ってきた。すっかり定着した帽子キャラクター。こだわりも強いって自分で言い切っちゃう。あまり注目されていないカタチの帽子を見つけて被るという心掛け。そろそろ、次なる先取りハットが欲しいと思っていたところ、目に止まったのがボウラーだ。渋谷、原宿界隈で被っている人はほとんど見かけないことを確認してから、「次はコレ!」と購入。トラディショナルで、元々は正装用の由緒正しいボウラーをベタベタなカジュアルスタイルに合わせて被る。すでに同モデルのダークブラウンもポチッとしてある。この冬からボウラー攻めで行くぜ。

街角パトロールで、ボウラーを被った人を見かけるようになったら、こっそりガッツポーズしちゃうだろうな。さあ皆さん、一緒にボウラー、どうですか?

光沢感のあるブラックのリボンにアンティークフィニッシュのメタルチャームが付く。細かな部分まで綺麗に仕上げた上質感
ブリムのカールが素晴らしい。ボウラーの美しさはこのカールで決まる。リボンと同素材のトリミングテープで仕上げている
Mr.FATMANはアメリカ禁酒法時代のニューヨークを舞台にした時代設定でデザインされている。ボウラーなのにアメリカ視点なのだ

【DATA】
THE FAT HATTER東京
TEL03-6450-6506
https://www.thefathattershop.com

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年2月号 Vol.358」)

 

この記事を書いた人
松島親方
この記事を書いた人

松島親方

買い物番長

『Lightning』,『2nd』,『CLUTCH Magazine』男性スタイル&カルチャー誌の統括編集長。ロンドンのセレクトショップ「CLUTCH CAFE」のプロデューサーも務める。 物欲を満たすためには海をも越え、全地球規模で買い物を楽しんでいる。
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