このA-2は、おじさんたちが生きてきた証なのだよ。TYPE A-2 “BUZZ RICKSON’S 30th ANNIVERSARY MODEL”

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや購入したアイテムをジャンルレスで報告。ここではバズリクソンズ30周年イベントで一緒にいろんなところを回った編集・モヒカン小川がバズリクソンズの革ジャンTYPE A-2を紹介。「毎晩お酒とカラオケで、A‒2のアジも出ました(笑)」とのこと。

TYPE A-2 “BUZZ RICKSON’S 30th ANNIVERSARY MODEL”

バズリクソンズの30周年記念A-2のベースはラフウエアの3度目の生産ロッドにあたる1401-P。台襟のあるタイプでムラ感のあるシールブラウンが魅力。裏地にはピンナップガールがコラージュされたライニングが施されるなど、遊び心溢れた仕様になっている。ネックフックにはチャームが付属され、専用のスーツケースも付属する。こんな粋なA-2、世界中探しても見つからないぜ。24万2000円

ちょっと昔の話をしようか。ライトニングを作る前、俺はイカロス出版という航空専門出版社にいた。俺、飛行機が好きだったからね。編集者としてのキャリアは、ここがスタート。『月刊エアライン』という民間旅客機専門誌から始まり、いろんな本を作ってきた。

その中で『フライトジャケットバイブル』という本を俺と上司の2人で作ることになった。その頃からフライトや革ジャンは大好きで、実はこのムックの企画は、俺と上司の発案だった(ほぼ売れなかったけど)。ちょうど俺が20代中盤の頃かな。フライトジャケット界の重鎮たちに色々インタビューもした。フェローズ代表の志村さん、かつてのリアルマッコイズ代表・桜井さん、中田商店の中田哲二さん、EVISUの山根さん(当時A‒2を作っていた)などなど。

その中で出会ったのが、今をときめくフライトジャケット塾の塾長、亀屋さんだった。もちろんバズリクソンズの話を聞いたのだが、あの頃の亀屋さんは若かった(笑)。俺が20代中盤だから、亀屋さんは30になるかならないかの頃だったと思う。

それから時が流れ、俺はライトニングに入り、また亀屋さんとの付き合いが始まった。気がつけば俺が52歳、亀屋さんはもうちょっと上。出会ってから25年くらい経った計算になる。2023年でバズリクソンズ30周年。亀屋さんが企画した30周年A‒2を見て、しみじみ思ったね。

「亀屋さんも俺も、20年以上好きなことをやってきたんだなぁ」

裏地にピンナップが貼られたA‒2を楽しそうに説明する亀屋さんを見て、本当に嬉しかったな。俺も雑誌作りや革ジャンにこんなに長く携われて、本当に幸せだもん。このA‒2は、今やおじさん、当時は若かった俺たちの生きてきた証なんだよ。

A-2にはいろんなコントラクターがあるが、私モヒカン小川的にはラフウエアが一番好き。台襟のある窮屈な感じが好きなのよね(笑)
今回のモデルのベースはラフウエアが1941年に3万着もの納品を果たした3度目の生産ロッドに当たるモデル
ピンナップガールがコラージュされたライニング。バックペイントにはよくあるが、まさかライニングに付くとは!
ラフウエアといえば…の台襟。この部分は好みの別れるところ。ネックフックにアクセサリーが付属するのも嬉しい

【DATA】
東洋エンタープライズ
TEL03-3632-2321
http://www.buzzricksons.jp

※情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2024年1月号 Vol.357」)

この記事を書いた人
モヒカン小川
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モヒカン小川

革ジャンの伝道師

幼少期の革ジャンとの出会いをきっかけにアメカジファッションにハマる。特にレザー、ミリタリーの知識は編集部随一を誇り、革ジャンについては業界でも知られた存在である。トレードマークのモヒカンは、やめ時を見失っているらしい。
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