このペン立て、漁師道具の“焼き石”ってものなんだそうです。

欲しいモノが尽きないライトニング編集部員が、いま気になるモノから実際に購入しちゃったモノまで、ジャンルに限らず何でも紹介!

今回は、福岡といえば気になっているお店があり、ヴィンテージ自転車をリペアしているのだが、その店のインスタがシュールなのだ……どこかのタイミングでいかねば! という、編集部の紅一点・めぐミルクがお届け!

これ、漁師道具らしいです。

今年に入ってから仕事で福岡に行く機会が増えた。もつ鍋にちょっと柔らかいうどん、とりかわ、そして定番のとんこつラーメン……、福岡は美味しいものが多いので、毎回訪れるのが楽しみなのだが、日帰り出張が多いので、いつもそれほどグルメを楽しめていないのが難点なところ(次こそ泊まりで行くと決めている)。

3月にも福岡にある「マテリアルマーケット」というお店を取材した(このときは空港でもつ鍋を食べるのが精一杯だった)。以前アップサイクル連載でも紹介した廃材のみを扱っているという、国内では珍しいお店だ。そこには福岡や近隣の材木店や印刷所、陶磁器窯など様々なところから出る廃材を集め、加工せずにほぼそのままの状態で販売している。

そこでまず気になったのが、この焼岩だった。店舗のある西浦の漁師さんが実際に使っていた、海に網を沈めるための陶器の重りで、10 ㎝ほどの大きさだがそこそこの重量感がある。今はステンレス製に変わってしまって、この陶器の焼き岩は徐々に使われなくなってきてるそうだ。

表面の色が剥がれていたりキズがついていたりと個体差があるのも面白い。2つ購入して、今ペン立てとして使っているのだが、もっといろいろな使い方をしたくなってしまった。追加購入です。

※なくなり次第終了のため現在取り扱いない場合があります。

焼き岩

元々光沢のある茶色に表面だったが、海の中で波にもまれ、様々なものにぶつかり表面の色が所々落ちている。ひとつとして同じものがなく、並べておくだけでもどことなく風合いを感じるアイテムだ。在庫が限られているので、なくなり次第販売終了。https://www.material-market.com

ほぼ表面の茶色が取れてしまった。所々キズもあり、海の中で働いてきた様子が垣間見られる。この個体差がまたいいんです。

比較的、元の色味を残しているが、色が少し薄くなっている。つるんとした感触も心地よく、ずっと触っていたくなる。

網をかけるために中は空洞になっている。ドライフラワーを飾る場合はそのままでよいが、生花の場合は中に水差しを入れよう。

(出典/「Lightning 2022年11月号 Vol.343」)

この記事を書いた人
めぐミルク
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めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
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