ストリートでもバイク乗りにも愛される“コーチジャケット”おすすめ10選。

  • 2021.10.24  2020.12.12

スナップボタンのフロントで、シャカシャカとしたナイロン生地。デザインはシンプルだけど、そこにプリントセンスでオリジナリティを表現するコーチジャケット。古くはウォームアップジャケットなんて言われてたアイテムは、いつしかファッションアイテムになった。アメリカのスポーツ系アイテムと思われがちだけど、その使い勝手の良さは、モータースポーツの世界でも使われ、ホットロッドやバイカーたちにも愛されるアイテムに。コーチジャケットはアメリカ文化が生んだ代表的なアイテムなのかもしれない。

そもそもコーチジャケットとは?

ワークやミリタリー、ウエスタンなど、アメリカで生まれた服はすべてが機能服がそのルーツ。それぞれのデザインは、その服を着る状況下での「必要」なスペックを確保することで生まれてきた。

よく「アメリカにはファッション文化は無い」と言うけれど、たしかに服を美しく見せるためのデザインはアメリカの服には少ない。でもそんな機能美を持った服が時代ともにカジュアルファッションとして進化して、その結果、ヨーロッパのデザイナーがそれをベースに服をデザインしているんだからおもしろい。

そのなかでも実にアメリカらしいアイテムは、5ポケットデニムやウエスタンシャツなどがその筆頭。それらは、きっとアメリカの文化がなければ生まれなかったアイテムだ。前置きが長くなったけど、そのなかでもちょっとマイナーで、実にアメリカ的なアイテムが、ここに紹介するコーチジャケットである。

コーチジャケットとは、素材はナイロン、フロントがスナップボタンになっていて襟付き、裾はドローコードで裾幅を調整することができるボックスシルエットというのがスタンダード。このルーツはいわゆるウールを使った往年のバーシティジャケット(スタジャン)が大元で、本来はウォームアップジャケットとして存在していたので、すぐに脱げるようにスナップボタンは必須。きっとナイロン素材が世の中に出てきて、軽いし保温性も高いので、これを合理化したんだと想像できる。いわゆるアメリカのスポーツ文化が生んだ産物だ。

その使い勝手の良さはさらに波及。いわゆるチームのユニフォームとしてモータリゼーションの世界にまで進出する。たしかにかつてのホットロッダーたちのチームジャケットにもスタジャンから派生したファラオジャケットが存在していたからね。それの簡易版としては都合がよく、大衆にまで普及した。

歴史を紐解くと、コーチジャケットが一般的になったのは1960年代。それってサーフィンやホットロッドを背景に生まれたビーチボーイズが活躍した時代ともぴったりとリンクする。たしかにアフターサーフの羽織り物としても
都合がよろしい。どちらの世界にもコーチジャケットは存在していたはず。きっといろいろな世の中の「必要」からビーチボーイズもコーチジャケットも生まれてきたに違いない。アメリカ文化の始まりは実にシンプルだ。

おすすめコーチジャケット10選。

1.BUCO

表は肉厚なコットンツイル生地、裏にはアクリルボアになっていて保温性を高めたモデル。コーチジャケットのデザインだけど、メカニックジャケットを想定したワークウエアとしてのアプローチ。6万6000円(リアルマッコイズ東京 TEL03-6427-4300)

2.KOJIMA GENES

ナイロンが主流のコーチジャケットを、表は撥水性の高いオイルドコットン、裏はキルティングでアレンジして、アウトドアジャケットとしても着ることが可能なスペック。防寒性もあるので、バイカーにもうってつけだ。[RNB-5022K]3万5200円(フック TEL06-6281-0052)

3.TEDMAN

シャイニーなナイロン生地を使ったコーチジャケットの正しいカタチ。胸にはお馴染みのレッドデビル、テッドマンが火を吹くプリントがあしらわれたモデル。レッドデビルにはやはり真っ赤なボディがよく似合う。カラバリにネイビーもあり。1万4080円(エフ商会 TEL03-5383-0003)

4.IRON HEART

スタンダードなコーチジャケットのデザインだけど、袖にリブを設けて防寒性を高めるているところがバイカーにもうれしい。コンパクトにまとまるのでバイクツーリングにももってこい。2万8600 円(アイアンハートザワークストーキョー TEL042-696-3470)

5.WEST RIDE

素材は3層ラミネートの完全防水生地。フロントはジッパータイプで、スナップボタンで前立てをオフセットすることで遮風性を高めるのは、バイクに乗るときも想定しているウエストライドらしさ。3万2780円(ウエスタンリバー TEL025-526-2415)

6.SPRING FORD

ナイロンボディに裏地はポリエステルというスタンダードなコーチジャケットをカレッジスポーツのデザインで仕上げたこれぞ正しいコーチジャケットの佇まい。王道のアメリカンスタイルでコーディネイトしたくなる。1万890円(バディ TEL03-5848-8450)

7.AT DIRTY

フロントは刺しゅう、バックはフェルトワッペンでブランドロゴをアレンジした、ホットロッドモチーフのコーチジャケット。素材は60/40クロスを採用して1960年代のアメリカの空気感を感じる仕上がりに。1万9800円(ノーネーム TEL078-333-1341)

8.EVISU

ドレスシャツなどに使用されるオックスフォード素材を、大胆にコーチJKTで採用。胸のキャッチーなワッペンや、大型のウェストポケットなど独特のデザインがうれしい。堂々とファッションの主役としてコーディネイトできる。2万9700円(エヴィス御堂筋店 TEL06-6362-1994)

9.STANDARD CALIFORNIA

フード付きで、裏地も毛足の長いアクリルボアをあしらった防寒性の高いコーチジャケットは冬場やアフターサーフのアウターとしても機能する。プリントされたブランドロゴも主張してくれる。2万9480円(スタンダード カリフォルニアTEL03-3770-5733)

10.CALEE

キルティング生地を使ってコーチジャケットのデザインで仕上げたモデル。よく見るとキルティングがハート型になっていてデザイン性も高い。軽くてさらりと羽織ることができて防寒性も高い。4万4000円(スチュワーズレーン東京 TEL03-6434-1278)

(出典/「Lightning 2020年11月号 Vol.319」)

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