単調になりがちなメガネライフに変化を! 40歳からの色眼鏡デビュー。

小学生でメガネをかけていると「メガネ」とか「がり勉」とか、あだ名をつける文化ってなんなんですかね? 大人になると伊達メガネをあえてかける人もいるというのに、あの頃ってそんなこと知らないですもんね。大人の嗜みとして眼鏡選びというのは非常に楽しいものです。ひとつのものをずっと使うのもいいですが、複数所持して、TPOやファッションに合わせてチョイスするってのは、いいもんです。

筆者はもともと視力が悪かったので、高校生のころからコンタクトレンズの愛用者でした。メガネはサブ的な役割だったけど、アメリカンカルチャー&ファッション誌「Lightning」の編集長を拝命したときに、見た目が若いからメガネにしてヒゲを生やして少しでも大人っぽく見られようと決めてから、40代になった今も普段からメガネをするようになった私。いろいろなメガネに挑戦しているけど、その中でももっとも持っているのが「ステディ」のメガネ。

じつはここのオーナーにしてデザイナーの金子さんとはずいぶん昔から知っていて、毎シーズン展示会に行っては新作をピックアップさせていただいているのです。でも最近は自分で選ぶとどうしても、単調なセレクトになってしまうので、デザイナー自ら私にぴったりのメガネを選んでもらうことに。それでおすすめされたのがこれ。

定番のボストンタイプ「ステディ」STD-64 C-1

4万1040円(ステディ TEL03-5787-8371 http://www.steady-2011.com)

ステディというブランドはそのコンセプトが「相棒のような存在のメガネ」。昔からあるスタンダードなデザインをベースにしながらも、一見しただけではわからない高度な技術や味付けをすることで「むむむ」なモデルばかりなのだ。しかもどれも佇まいが実に美しい。生産は日本のメガネの聖地である鯖江なのも納得。

今回レンズを入れたのは自由が丘にあるメガネヤヒカリノアトリエ(TEL03-6874-6849 http://hikalier.jp)。ちなみにグリーンのカラーレンズは濃度25%だ

さて、選んでいただいた「STD-64 C-1」。デザインはスタンダードなボストンタイプ。オールβチタンのフロント一体タイプのフレームにすることでフロントリムを極限まで細く表現している。もちろんかけ心地は抜群。カラーはゴールドメッキによるもので、表面はシャーリング加工がされ、裏側は艶有りになっている。ゴールドといってもそこまでイエロー感の無い上品な色なので、カジュアルだけでなくフォーマルにも合いそうだ。

そうしてゴールドのフレームを選んだならば、ここはグリーンのレンズという昔ながらの王道な組み合わせをチョイスせずにはいられない。カラーレンズはどうもオラオラしたキッズ、あるいはマダムのものってイメージがあったけれど、つけてみると意外や意外しっくりくる。そう、いつの間にか年を取り、色眼鏡がちょうどいい年代になってきてたようだ。40代、色眼鏡デビュー、イイ感じです。

【問い合わせ】
ステディ
TEL03-5787-8371
http://www.steady-2011.com

▼こちらの記事もおすすめ!

よい眼鏡に出会うために必要な10のコト。

よい眼鏡に出会うために必要な10のコト。

2021年10月24日

※掲載情報は取材当時のものです。

(出典/「Lightning 2019年10月号」)

この記事を書いた人
ラーメン小池
この記事を書いた人

ラーメン小池

アメリカンカルチャー仕事人

Lightning編集部、CLUTCH magazine編集部などを渡り歩いて雑誌編集者歴も30年近く。アメリカンカルチャーに精通し、渡米歴は100回以上。とくに旧きよきアメリカ文化が大好物。愛車はアメリカ旧車をこよなく愛し、洋服から雑貨にも食らいつくオールドアメリカンカルチャー評論家。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

【UNIVERSAL OVERALL × 2nd別注】ワークとトラッドが融合した唯一無二のカバーオール登場

  • 2025.11.25

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【UNIVERSAL OVERALL × 2nd】パッチワークマドラスカバーオール アメリカ・シカゴ発のリアルワーク...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...