トラッドスタイルの“ハズし”には、アウトドアブーツを。洒落者たちの上級テクを紹介!

リアルアウトドアのために作られたヘビーデューティなブーツはトラッドスタイルの“ハズし”にぴったり。雑誌2ndでお馴染みのミックススタイル巧者にその着こなしを見せてもらった。

サイズ感やシルエットで遊ぶのが僕のアウトドアスタイル

「シップス」蒲生龍之介さん|「シップス」に加え、新レーベル「シティ アンビエント プロダクツ」のプレスを担当。シップスの公式YouTubeチャンネルにて「プレス目線(仮)」を好評配信中

「トラウザーズやスラックスを穿くことが多いので、マウンテンブーツの中でも華奢でさりげない感じがイイんです」インナーのシャツとスラックスはワイドなシルエットを意識し、こなれ感を演出。ブーツと合わせてカバーオール型のレザージャケットを羽織り、ラギットな印象も取り入れたことで全体のまとめ役として際立っている。柄物のスカーフをプラスして、暗いトーンが目立つようにハイセンスな小物使いも忘れてはならない。

ブーツ/マルモラーダ、レザージャケット/サウスウィック ゲート レーベル、シャツ/シャルべ、タートルネックニット/シップス、パンツ/エルメス、スカーフ/ドレイク

王道になりすぎないよう小物や素材で大胆にハズすのが肝

「Jプレス&サンズ」黒野智也さん| 新世代のアメトラを提案し続ける「Jプレス&サンズ」の企画、生産管理などマルチに活躍する仕掛け人。2ndでもお馴染み「ブレザースナップ」の発起人でもある
ブーツ/ラッセルモカシン、シャツ、ネクタイ、パンツ/すべてJプレス オリジナルス、ジャケット/エル・エル・ビーン、サングラス/アーレム

「アフリカの草原地帯で狩猟や探検の際に着用していたサファリジャケットはアウトドアとの関連性が高いので、ブーツとの時代背景を合わせてみました。柔らかい印象のコーデュロイパンツを合わせて、どこかゆるい雰囲気の西海岸っぽいコーディネイトをイメージしました。スポーティなモチーフが散りばめられたシルクタイでタイドアップにして、ドレッシーな要素も取り入れているので、大人のカジュアル感を表現しました」

アウトドア × スーツ真逆のスタイルの親和性

「GMT」ミウラシュランさん|海外シューズブランドのインポートを手がけるGMTのプレスとして本誌でもお馴染み。アウトドア、ミリタリー、ワークなどコーディネイトの幅がとにかく広い
ブーツ/パラブーツ、ナイロンジャケット/オービス、スーツ/カルーゾ、シャツ/ブルックス ブラザーズ、タートルネックカットソー/メイヤス

マウンテンブーツの中でもヨーロッパらしいスタイリッシュな見た目と合わせスーツを軸にコーディネイト。丈の短いフィッシャーマンジャケットを羽織り、足元だけでなく、アウターでもアウトドアの雰囲気を出すことで全体的なバランスがグッと絞まる。「僕が所有するマウンテンブーツの第一号です。スーツを合わせるのは珍しいと思いますが、ここで個性を演出してみました。ジャケットとの相性も抜群でお気に入りの1足です」

荒々しいバイソンレザーをスーツスタイルに落とし込む

「エニグモ」早野海さん|1993年生まれ。10歳までロサンジェルスで過ごしており、旧きよきアメリカンスタイルを愛する若きトラッドマン。ここ数年はウエスタンアイテムが気になっている

10代の頃に購入した[ビーン・ブーツ]はバイソンレザーの特別モデル。スーツにブーツは難易度が高く思えるが「ビーン・ブーツはアメリカ東部の湿地における狩猟を想定しているのでアイビーとの関連があり、そもそも狩猟は上流階級の休日の遊びなので、トラッドの文脈とも合うんです。ドレッシーすぎるとバランスが悪いので、スーツはニット素材、シャツはアウトドアシーンでもよく見られるタッターソールチェックを選びました」

ブーツ/エル・エル・ビーン、スーツ/ファイブワン、シャツ/インディビジュアライズドシャツ、メガネ/オリバーゴールドスミス、タイ/ヴィンテージ、ベルト/マキシマムヘンリー

(出典/「2nd 2025年1月号 Vol.210」)

この記事を書いた人
みなみ188
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みなみ188

ヤングTRADマン

1998年生まれ、兵庫県育ちの関西人。前職はスポーツ紙記者で身長は188cm(25歳になってようやく成長が止まった)。小中高とサッカーに熱中し、私服もほぼジャージだったが、大学時代に某アメトラブランドの販売員のアルバイトを始めたことでファッションに興味を持つように。雑誌やSNS、街中でイケてるコーディネイトを見た時に喜びを感じる。元々はドレスファッションが好みだったが、編集部に入ってからは様々なスタイルに触れるなかで自分らしいスタイルを模索中。
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