「サマートラッド巧者」の一軍カバンとその中身|「ビームス プラス」バイヤー・柳井純一さん

2nd誌お馴染みのトラッド巧者たちがリアルに愛用する、サマートラッドなカバンを拝見。気を遣わずガシガシ使い込んでいるがゆえの経年変化の様にも注目だ。日本一のファッション集団「ビームス プラス」のバイヤー・柳井純一さんのカバンついでにその中身まで見せてもらったら、見ているこちらまで物欲が湧いてきた。

サファリルックに欠かせないアクセサリー

「ビームス プラス」バイヤー・柳井純一さん|日本一のファッション集団ビームスが誇る若きアイビー好きといえばこの人。バイヤーとして辣腕を奮う一方、休日は吉祥寺の飲み屋に出没頻度高め

1975年に創業したアメリカのラゲッジブランド「グルカ」。今季より「ビームス プラス」での取り扱いが開始され、同時に[No.5]が別注としてオーダーされた。

「今年の夏も、例年と変わらずにアイビーやサファリルックが自分の中のキーワードなので、このバッグがマストでした。憧れのグルカの中でも一番の“顔”といえる[No.5]が当時の雰囲気そのままに仕上げられており、これ以上のモノはない! と言い聞かせ、勢いで購入しました(笑)」

No.5 エグザミナー(グルカ × ビームス プラス)

25万3000円(ビームス プラス 丸の内TEL03-5220-3151)

柳井さんのカバンの中の愛用品

1.グルカのペン

来日したグルカの社長から贈られたペン。「メモしたり、ジャケットのポケットにアクセ感覚で挿したり、様々な用途において高級感のあるペンは必須です」

2.ネストアウトのモバイルバッテリー

フューエルボトル型のモバイルバッテリー。「私用と社用、二つのスマホを常に持ち歩いているのですが、これはコンパクトながら2台分充電できて便利です」

3.会社用のノートパソコン

会社用のノートPCは常に所持。「すぐに共有できるので会議や商談などの内容はすべてパソコンに打ち込んでいます。手元にないと不安になります(笑)」

4.オーディオテクニカのヘッドフォン

Bluetooth内蔵のヘッドフォン。「移動中に音楽をよく聴くのですが、音漏れなど気にせず済むので気に入っています。ファッション的にもいま気分ですよね」

5.ビームス プラスのニットタイ

替えのネクタイを常に数本持ち歩くのが柳井スタイル。「1日の中でも“いまこの色じゃない”と思うことが多々あって。TPOに合わせて締め直しています」

6.ポストオーバーオールズのストール

オリエンタルムードのプリントが特徴。「基本は朝晩の温度調整用ですが、Vゾーンが寂しい時にも巻きます。スタイルに合わせて、ストールを変えることも」

7.メジャー

使用感のあるメジャーは仕事に欠かせないアイテム。「至って普通のメジャーが一番使いやすいです。サンプルチェックや商談時など、何かと重宝しています」

8.モスコット×ビームス プラスのサングラス

新作別注の[レムトッシュプラス]。「これからの時期にサングラスは必須。となると米国アイウエアを代表する『モスコット』はファーストチョイスです」

※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。

(出典/「2nd 2024年6月号 Vol.205」)

この記事を書いた人
パピー高野
この記事を書いた人

パピー高野

断然革靴派

長崎県出身、シティーボーイに憧れ上京。編集部に入ってから服好き精神に火がつき、たまの散財が生きがいに。いろんなスタイルに挑戦したい雑食タイプで、ヨーロッパからアメリカものまで幅広く好む。家の近所にある大盛カレーショップの名を、あだ名として拝借。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

スペイン発のレザーブランドが日本初上陸! 機能性、コスパ、見た目のすべてを兼ね備えた品格漂うレザーバッグに注目だ

  • 2025.11.14

2018年にスペイン南部に位置する自然豊かな都市・ムルシアにて創業した気鋭のレザーブランド「ゾイ エスパーニャ」。彼らの創る上質なレザープロダクトは、スペインらしい軽快さとファクトリーブランドらしい質実剛健を兼ね備えている。 日々の生活に寄り添う確かなる存在感 服好きがバッグに求めるものとは何か。機...

着用者にさりげなく“スタイル”をもたらす、“機能美”が凝縮された「アイヴァン 7285」のメガネ

  • 2025.11.21

技巧的かつ理にかなった意匠には、自然とデザインとしての美しさが宿る。「アイヴァン 7285」のアイウエアは、そんな“機能美”が小さな1本に凝縮されており着用者にさりげなくも揺るぎのないスタイルをもたらす。 “着るメガネ”の真骨頂はアイヴァン 7285の機能に宿る シンプリシティのなかに宿るディテール...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

Pick Up おすすめ記事

「アイヴァン」からニューヨークに実在する通りの名前を冠した新作アイウエアコレクション登場

  • 2025.11.21

ニューヨークに実在する通りの名前を冠した「アイヴァン」の新作コレクション。クラシックな要素をサンプリングしながらも現代の空気感を絶妙に捉え服と同等か、それ以上にスタイルを左右する究極のファッショナブルアイウエア。 Allen 2023年、NYに誕生した「ビースティ・ボーイズ・スクエア」。その付近で出...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

2025年秋冬、「ジェラード」から厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来!!

  • 2025.12.12

2025年秋冬、ジェラードらしいネイティブアメリカン、ミリタリー、クラシックなワークウエアなど、厳選されたヴィンテージモチーフが息づく至高のコレクションが到来。Lightningがその中からおすすめアイテムを厳選して紹介する。 Salem Coat [Lot No_AG12420] 6年ぶりのリリー...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

上野・アメ横の老舗、中田商店のオリジナル革ジャン「モーガン・メンフィスベル」の凄み。

  • 2025.12.04

ミリタリーの老舗、中田商店が手掛けるオリジナルブランド、「MORGAN MEMPHIS BELLE(モーガン・メンフィスベル)」。その新作の情報が届いたぞ。定番のアメリカ軍のフライトジャケットから、ユーロミリタリーまで、レザーラバー垂涎のモデルをラインナップしているのだ。今回は、そんな新作を見ていこ...