時代に合わせた柔軟性を持つことが大切なんです。
「ネイビーブレザーは何にでも合う万能なアイテムだと思っています。ブレザーといっても様々、昔は金ボタンのブレザーを良く着ていたのですが、歳を重ねるにつれて生地と同系色のボタンのものを好んで選ぶようになりました。
今回着用しているブレザーやチノパンなど長年同じアイテムをつくり続けていますが、実は全く同じと言うわけではありません。ボタンが違っていたり、襟を少し短くしてみたり、着丈の長さを調整したりとその時代に合わせたサイジングなどを取り入れた柔軟なものづくりを大切にしています。
店を始めて30年近くになりますがお客様には学ばせていただいてばかり。現在の流行や、着こなしなど面白いと感じたものは、極力応用するようにしています」
【ポイント①】別注した扇子。
「京都の老舗、舞扇堂に別注した扇子です。身につけるものではないですが、こういったものの生地もこだわったものがいいですね」
【ポイント②】持ち運べるハット。
「人間の頭に合わせて計算されたハットです。芯が入っていないのでくるっと丸めてポケットに入れて持ち運ぶことができる優れものです」
【ポイント③】ジャケットとのバランス。
インナーはストライプのシャツを選びました。夏らしくタックアウトでリラックスした着こなし、首にはバンダナでアクセントを持たせています」
※情報は取材当時のものです。現在取り扱っていない場合があります。
(出典/「2nd 2023年7月号 Vol.196」)
Text/Kazuki Ueda
関連する記事
-
- 2024.11.21
自称ブレザー偏愛家の黒野が 「紺ブレ」に関するあらゆる疑問に答えます
-
- 2024.11.21
ミリタリー巧者に学ぶ、カモ柄パンツをファッションに取り入れた大人の着こなし5選。