【簡単で激変!自転車セルフカスタム初級編】バーテープとブレーキワイヤーを換装!

以前にもハンドル換装とサイドスタンドの取り付けを行う初心者でもできるセルフカスタムをレポートしたが、今回も超初級のセルフカスタムにチャレンジ! 【バーテープとブレーキワイヤーの換装】を行い、劇的な外装カスタムを行うことにした。

なんかしっくり来ない……からセルフカスタム第二弾!

ドロップからプロムナードへとハンドルを換装し、後付けのサイドスタンドを取り付けることで「街乗り仕様」にカスタムした愛車は、ちょっと旧いビンテージロードバイク。プロムナードのハンドルとブレーキレバーの位置と角度にこだわってカスタムしたものの、少し乗り心地に違和感を感じていた。ただし、ブレーキ位置や角度を変えるとなるとバーテープを外すことになる。そこで「どうせなら!」と次なるカスタムにもチャレンジすることに。

▼第一弾はこちらの記事でチェック!

【簡単で激変!自転車セルフカスタム初級編】ハンドル換装とスタンド追加でロードバイクを街乗り仕様に!

【簡単で激変!自転車セルフカスタム初級編】ハンドル換装とスタンド追加でロードバイクを街乗り仕様に!

2023年02月21日

今回チャレンジしたのは、自転車の外装に劇的変化をもたらす上に、簡単かつ最初に挑戦すべきカスタムである【バーテープ交換】。そして、バーテープの色を変えるにあたり、これもどうせならとチャレンジしたのが、【ブレーキワイヤーの交換】。用意したのは、バーテープ&バーエンド、インナー&アウターのブレーキワイヤー(インナーワイヤーはフロント&リアの2種)。総額7000円ほど。ワイヤー類はこの春から立て続く各種の物価高騰の影響を受けて、これから値上がりするらしい。

まずはバーテープを外して、ハンドル&ブレーキのポジション決め!

まずは、これも以前に自分で巻いたド派手なピンクのバーテープを剥がしていく。ハンドル中央のビニールテープを剥がしてから、バーテープをクルクルと剥がしていくだけ。ここまではなんの緊張感もなくできる。そしてブレーキレバーの位置や角度を変えるため、インナーワイヤーを外す。フロント&リアともにワイヤーのエンド側を外し、ある程度自由に動くようにしておく。

違和感を感じていたハンドルの角度とブレーキレバーに目を向ける。プロムナードハンドルを上下逆さまにし、少し前傾気味に取り付けていたため、思ったほど姿勢が楽ではなく、さらにブレーキレバーを地面と並行につけていたこともあり、バーハンドル的な姿勢になっていた。街乗り仕様にカスタムするつもりだったのだが、見た目のかっこよさで選んだ角度なのだが、少々気楽さにかけていた。

そこで、プロムナードハンドルは上下逆さまのまま、おおよそ地面と並行の角度にし、ブレーキレバーはいわゆるママチャリ的な地面へと垂直方向に下ろす角度に変更したところ、圧倒的に気楽な握り心地に! これこそ街乗り仕様。「あーでもない、こーでもない」と何度でも直せるのがセルフカスタムの醍醐味だ。

初挑戦のブレーキワイヤー交換!

そして次は今回の本命であるブレーキワイヤー&チューブ交換。ワイヤーとチューブと聞くと、さほど難しそうな印象を受けないが、やはりライディングの肝になる箇所なので、交換となると少しためらってしまう人も多いのではないだろうか。ただ、ワイヤー類は消耗品とも言えるものなので、この程度は自分で替えなければいけないと一念発起した。

まずはすでに付いているインナーワイヤーのエンドキャップを切断し、ブレーキレバーからラジオペンチなどで引っ張り出しアウターチューブから引き抜く。もちろんアウターチューブも外しておく。交換するワイヤーはリア用とフロント用を用意。チューブはフロント&リアともにまかなえそうな長さだったので1本のみ購入しておいた。

そして、新旧のワイヤーを引き揃え、元々付いていた古いほうのワイヤーの長さを参考にしつつ、新しいワイヤーは少々のマージンを残して切断。テストがてらにインナーワイヤーを装着し、インナーに通す形でアウターチューブの長さを確認。確認後は切断(本来はワイヤーペンチが望ましいです)する。一気に短くすると失敗した時に取り返しがつかないので、初心者は長めに切って、後から調整がベターのようです。

切断したアウターチューブは切断面が潰れてしまうため、キリや画鋲などで穴の部分をグリグリして切断面を丸く整える。また切断面にはバリが残ってワイヤーに干渉してしまう可能性があるため、棒ヤスリを使用してバリを取り除く。そうしたらあとはインナーワイヤーに通すだけ! 

外した通りに、入れ替えると……ほぼ一発で長さもばっちり決まった! インナーワイヤーのキャップを取り付ければワイヤー交換は完成!

経験済みのバーテープ交換だが、今回は綿テープをチョイス!

あとは以前にも経験のあるバーテープ交換。決してうまく巻ける訳ではないし、バーテープ交換は奥が深く、強いこだわりを持っている自転車ファンは多いが、一度は経験しているので少し気が楽。しかし、実は今回は綿テープのバーテープをチョイス。綿テープというのはクラシックなロードバイクやランドナーなどを愛する人には定番だという。読んで字の如くコットンのテープだが、これにシェラックニスを塗って、塗膜を作ることでピッカピカなハンドルにするというのがクラシックでマニアックな自転車好きから支持されているという。

シェラックニスはアンティークの家具や楽器などにも使われるニス。天然由来の樹脂状のもので、塗膜が硬いことが特徴で塗装を重ねることで深みのある光沢を生み出すというので、ぜひ今後チャレンジしたい。見かけるのは白い綿テープにニスを塗り重ねた飴色のハンドルだが、偶然にも黄色の綿テープを発見したので、同系色のブレーキワイヤーのチューブと合わせたいというカスタム熱が高まった。

バーエンド側から少しだけ余分にはみ出しながら巻き始めていくのだが、ブレーキレバー近くになってからレバー部に巻き残しが出てしまうことに気づく。最初からそうなることを見越して綿テープを切り貼りしておくんだった……。初心者らしいミスに後戻りを考えるが、先に交換したチューブに合わせた黄色のハンドルを見たい一心で一気に巻き切る。

そして最後にステムがNITTOだったこともあり、バーエンドもNITTOを選んだ。黒とシルバーの2色があったが、フレームカラーと合わせたシルバーを選び、装着! ついにシルバーベースの控えめなクロモリロードから、ビビッドイエローと白を差し色とした自分好みのクロモリバイクが完成した。

計2回のセルフカスタム内容をおさらい。

  1. ピンク色のドロップハンドルのクロモリロード
  2. ハンドルをプロムナードに換装し、サイドスタンドを後付けしたクロモリバイク
  3. より気楽な姿勢へとハンドル&ブレーキレバーをポジション変更し、ブレーキワイヤーチューブとバーテープをイエローで統一したプロムナードのポップなクロモリバイク

初心者がゆえの軽率な判断で後から後悔することもあるし、当然ミスもあるが、セルフカスタムを行うことでより自分らしい愛車へと生まれ変わらせることができた。ライディングや安全性に関わる箇所はプロにお任せしたいが、初心者でも難しくないハンドル、バーテープ、サドル、アウターワイヤーの交換は、外見に大きな変化をもたらすことができるので、ここからはじめてみてはいかがだろうか。

初心者なりに自転車の構造を知ることができたことも非常に嬉しい副産物。チューブラータイヤも古くなっているし、各所の汚れも気になる。おかげでもっとカスタムしたいという熱は沸々としてくるが、今はこの愛車での通勤や近所へのポタリングが楽しみでしようがない。ショップでパーツ購入の際に聞いたことや、Youtubeなども活用しながら、家で過ごす趣味の時間を楽しんでみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人
おすぎ村
この記事を書いた人

おすぎ村

ブランドディレクター

『2nd』のECサイト「CLUB-2nd」にて商品企画・開発を担当。貴重なヴィンテージをサンプリングした人気ブランドへの別注などを世に送り出している。2nd、Lightningの元編集長にして現在は2ndのブランドディレクター
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

もはや芸術品! 「Horizon Blue Jewelry」の装飾品の域を超えた美学

  • 2026.06.26

あまりに精緻で、目を見張るほどに美しいHorizon Blue Jewelry。その作品群を目の当たりにすれば、単なるアクセサリーの域を超え“芸術品”とも称される所以を容易に理解できるだろう。ここでは、アートピース級の美しさを湛えるジュエリーのなかから今後発売予定の新作も含めて紹介する。 アクセサリ...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...

Pick Up おすすめ記事

アメリカンクラシックの原点「ディグナ クラシック」の[ジミー]なら、カラバリ・仕様も豊富で自分好みの1本が見つかる!

  • 2026.05.21

50sアメリカンスタイルを踏襲した「ディグナ クラシック」の[ジミー]は、シンプルなデザインやクラシックな世界観から多くの人に愛される名作。その人気ゆえ、仕様やカラーのバリエーションが非常に豊富な[ジミー]の全容をいま一度おさらいする。 955E“Jimmy”とはどんなメガネ? 1950年代にアメリ...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

上品に纏うちょうどいい季節。大人の夏にちょうどいい「ORGUEIL」のシャツ

  • 2026.06.30

気温の上昇とともに、装いは軽く簡素になる。だからこそ求めたいのは、肩肘張らない大人の品格だ。クラシックをモダンに再構築したORGUEILのシャツが、大人の夏にちょうどいい存在感を放ってくれるはずだ。 Shawl Collar Denim Work Shirt 1930 年代に現存したアメリカンワーク...

働くヒトとヴァーグウォッチ。【vol.01靴磨き職人/「Chett」店主・大平雄太さん】

  • 2026.05.21

「Time is Money」=「時は金なり」。自身の仕事に誇りを持ち、日々働く人々は有限な“時間”というものを重んじ、身につけるプロダクトにも徹底的にこだわる。アンティークウォッチの旧きよきディテールを備えながら、手軽かつデイリーに使うことのできるヴァーグウォッチはそんな彼らの心強い相棒となる。 ...

「ファーストアローズ」創業30周年記念! 「JELADO」「RE-BUILT」とのコラボによる銀で彩った、贅沢なデニム。

  • 2026.06.29

日本屈指のシルバーアクセサリーブランド「ファーストアローズ」が創業30周年を記念して、これまでの集大成かつファンへの感謝の気持ちを込めて、「JELADO」と「RE-BUILT」とコラボしたスペシャルなデニムを制作。限定100本。節目の年に相応しいこだわりに満ちたデニムの詳細を大解剖! First A...