洒落者のサマートラッド術。「サーフェス」原 歩瑠さんの王道シアサッカーの着こなし。

王道のマドラスチェックを取り入れるアイビー巧者、セットアップのシアサッカーで軽やかさを演出するウェルドレッサー、レイヤードしづらい分、巧みに小物を取り入れる洒落者など三者三様のサマートラッドな着こなしから、そのノウハウを盗むべし! 今回は、「サーフェス」原 歩瑠さんのコーディネイトをチェック!!

シアサッカーという王道を小襟のシャツでモダンに味付け。

「サーフェス」原 歩瑠|世田谷駅近くの小粋なバーバー「サーフェス」に勤務する理容師。土地柄かスタイルのある顧客が多数訪れ、日がなファッション談義に花を咲かせている

アイビーに軸足を置きつつ、デザイナーズを始め様々なコーデを雑食に楽しんでいる原さん。訪れるお客さんの普段の生活に馴染む髪型を得意とするだけに、スタイリングの守備範囲も広い。

「今回は王道のサマートラッドです。暑さは気にせず、汗ばんできたら袖を捲るだけ。むしろそういう着こなし方も好みなので、夏でもザバッとした格好が多いんです。イメージしているのは、近所を散歩しているおじさんのような雰囲気。ただしシャツだけはB.D.でなく、シュッとした小襟で洗練させてみました」

  • スーツ/インディビジュアライズドクロージング、シャツ/インディビジュアライズド シャツ、メガネ/タートオプティカル、タイ/エルメス、シューズ/フレンドリー
シアサッカーにB.D.シャツを合わせるとカッチリし過ぎてしまうので、1930〜40年代のシャツをイメージしてオーダーした一 枚を。ほんのりモダンな印象のVゾーンに
千駄ヶ谷のユーズドシューズショプ「スー パー8シューズ」のオリジナルで、アルゴ ンキンと呼ばれるVチップのデザイン。おおよそ何にでも合う万能性を誇る。

「サーフェス」原 歩瑠さんのサマートラッドな愛用品。

1.ポロ ラルフ ローレンのマドラスチェックシャツ

1980〜90年代のヴィンテージと思われるマドラス柄のシャツ。「現行ではあまり見かけない微妙な色味に惹かれました。チノパンツやブルーデニムなど、スタンダードなトラッドパンツに合わせます」

2.ポロ ラルフ ローレンのキャップ

こちらもヴィンテージショップで購入したもので、「近所のおじさんぽい雰囲気」にしっくりくる。「R.L. フィッシングクラブと描かれたワッペンがアクセント。白のステッチがハズシになります」

3.エルメスのニットタイ

長い間ニットタイを探して、ようやく出会った目下の愛用品。「薄手のシルクで、シアサッカーとは好相性。よく見ると同色
でHの刺繍が施されており、会話のタネとして喰いつきがいいんです(笑)」

ビーサイドジーンズのデニムパンツ

NY在住の2名の女性が手掛けているデニムは、「ハイライズなので、シャツインしてアイビーやトラッドに持って行きやすいんですよ。東海岸、かつ女性デザイナーならではの感性ですよね」

夏でもトラッドスタイルな着こなしができたら、それはもう洒落者の仲間入り。秋冬なら簡単に想像がつくトラッドだが、夏となるとどう取り入れればいい? そんな迷子なあなたは、サマートラッドな着こなしサンプルが盛りだくさんの2ndの本誌をチェックしよう。

(出典/「2nd 2022年7月号 Vol.184」)