売上台数は下がっているが、総売り上げは上昇に転じたカメラ市場
パンデミックの時はどうなるかと思ったが、CP+の「客の入り」は年々良くなっているように思う。多くの人はスマホで写真を撮り、コンデジは売れなくなり、本格的な一眼カメラはどんどん高価になってきているが、それでもCP+にはたくさんのお客さんが来る。
これはカメラ市場の盛況を表しているように思う。
ひと頃のように、カメラメーカーがCP+当日発表で数多くの新製品を出したりするわけではないのだが、大メーカーのブースや展示や、タッチ&トライで大きな盛り上がりを見せ、中央部分の中小メーカーのブースも非常ににぎわっていた。

Peak Designファンとしては、日本の輸入元である銀一が参加していなかったのが残念だった。
多くのユーザーがコンデジを購入する時代ではなくなったが、カメラ愛好家の熱は変わらないというところだろうか?



そして、なんといっても注目はシグマの『BF』。
Radical simplicityのキャッチフレーズそのままに、過激なまでにシンプルなデザイン。
7時間かけて、アルミのインゴットから削り出されるという継ぎ目のない真のユニボディデザイン。
単純な形状なのに持つとしっくりと来る、超シンプルなデザイン。
従来のカメラの概念を覆す、ディスプレイを使ったシンプルな操作性。
Lマウントでフルサイズセンサー搭載。
筆者の周りで多くの人が「欲しい」となっているのがうなずける。
SDカードは使わず、内蔵の約230GBのストレージに記録するのだそうだ。
どんな使い心地なのか、一度使ってみたいものだ。
(村上タクタ)
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