UGREEN NAS公式サイト
https://nas.ugreen.jp/pages/ugreen-nas-preorder-email-signup
今、NASが必要な理由
『NAS』というと、「ああ、あのパソコン詳しい人が使うやつね」という答えが返ってくるだろう。ThunderVoltの読者の方なら「クラウドサービスを使っているからいいよ」と言われるかもしれない。実は筆者もそう思っていた。
しかし、UGREENのNASyncの説明を聞けば聞くほど、「これは必要な製品かもしれない」と思うようになった。
まず、前者の疑問だが、パソコンに詳しくない人も写真や動画を大量に撮る世の中だ。クラウドサービスを契約していないと、スマホやパソコンが壊れると、大事な家族の写真が消えてしまうかもしれない。NASyncがあれば、常時バックアップを取ってくれるので、安心、しかもRAID(複数のドライブに書き込むこと)を組んでおけば、HDDのトラブルにも備えられる。
次に、後者の疑問だが、果たしてクラウドサービスだけに預けておいていいのだろうか? たとえば、最近、クラウドサービスの値上げが頻繁に起こっている。データを預けているから、高くなっても払わざるを得ないが、どこまで付き合わねばならないのだろうか? 筆者はiCloudの6TBを契約しているが、先日月額が3900円から4500円に値上げされた。しかし、家族4人の20年分の写真が入っているから、払わざるを得ないのだ。
突然アカウントが停止されるようなことも起こっている。たとえば、日本だと当たり前の子供とお風呂に入ってるいるような写真が、児童ポルノだと認定されたりするのだ。これは慣習の違いだと思うのだが、こうなった場合でも西海岸企業の場合、ウェブサービスの問い合わせ窓口がなかったりして、回復させるのがとても困難だ。ローカルストレージに、保存されてなくていいのだろうか?
また、筆者でもストレージのことを考えて、RAW画像や長尺の記録動画は撮らないことが多い。しかし、ストレージがあるのなら、本当は撮っておいた方が良いのだ。
UGREENのNASyncがあれば、これらの問題は解決する。
使用シーン別の3つのモデル
日本市場で販売される製品は3機種。
ドライブベイが2つのDXP2800と、4つのDXP4800 Plusと、6つのDXP6800 Proだ。
ターゲットユーザーというか、商品の利用イメージはきっぱりと分かれていて、わかりやすい。
(3モデルそれぞれにプロモーション用の動画が作られており、それが非常にわかりやすかった)
まず、DXP2800は個人的クラウドというイメージだ。たとえば、家族全員の写真や動画を同期して、バックアップする。そういう用途に適したプロモーションも行われる模様。
DXP4800 Plusは趣味の写真や個人事業主をターゲットにしている。自宅オフィス用プライベートクラウドという感じ。ドキュメントや、写真や、動画を大量に保存しておくことができる。筆者などはここに入るだろう。
実際、4ベイだと最大で28TBのドライブを4台入れられるので112TBに対応。約3900万枚の写真、1.5GBの動画を約7万6000本、30MBの音楽を約300万曲、1MBのファイルであれば約1億1700万個を保存しておくことができる。
なんというか、とてつもない保存能力だ。
さらに上位機種、6ベイのDXP6800 Proはオフィスでの大量のデータ共有に向いている。クラウドに保存したくない場合もあるから、ニーズは高いだろう。
これは、考え方をシフトした方がいいのかもしれない
さて、NASで、何が出来るのだろうか?
まず、ネットワーク・アタッチド・ストレージであるから、外付けHDDようにデータを保存できる。
NASyncには、プロセッサもメモリーもあるので、まるでクラウド上にあるひとつのコンピュータのようにも扱うことができる。
NASyncには、第12世代のPentium Goldプロセッサが搭載されており、ここのところの処理も非常に速い。そして、画像の検索などにおいては、最新のAI処理を行うこともできるのだ。
写真の、クラウド上の写真アプリのように、大量の写真を保存し、整理できる。
また、多彩なインターフェースを備えており、NASync自体からSDカードやSSDのデータを吸い出したりすることができる。
3つのモデルは、OSなどは同様だが、ポートなどの仕様が一部異なっており、上位モデルの方がより高いパフォーマンスを発揮するようになっている。詳細はこちらのスペック表を参照のこと。
価格は、DXP2800が5万5880円、DXP4800Plusが9万9880円、DXP6800Proが16万9880円。
これが、クラウドファンディングの早期割引ではそれぞれおよそ40%オフの、3万3528円、5万9928円、10万1928円で提供される。購入するならこの機会は逃せないし、早期割引の数は限られているだろうから、できればクラファン開始後すぐに買いたい。
なお、クラウドファンディングは、今すぐ開始されるわけではないく、2月14日の午前10時からスタートするとのこと。
今年のバレンタインデーは、デートは諦めてUGREENのNASyncの購入のためにパソコンの前で待機した方が良さそうだ。
なお、ThunderVoltでは本機を先行してお借りしているので、さっそくレビューをお届けする予定だ。
(村上タクタ)
関連する記事
-
- 2024.12.29
松葉製作所製の亀甲名栗パームレスト&ルーフで「気分はもう文豪」
-
- 2024.10.05
Ankerの新製品発表会に行ってきた。注目の製品は?【6000文字長文レポート】