AUGM TOKYO 2024
https://www.augm-tokyo.jp/
アップルに詳しい人と、周辺機器メーカーのセッションが終日続く
基調講演は、ジャーナリストの本田雅一さん。
アップルの新型チップ、Apple Intelligence、Vision Proなどに関する現状、近い将来の予測などの話を聞けた。
プレゼンテーションを行なった出展周辺機器メーカーは、フォーカルポイント、トリニティ、Linksys、エレコム、PFU、StarTech.com、プロ機材ドットコム、鹿島建設/OPSODIS、NeoRealXなど。
それぞれセッションを盛り上げるべく、ここだけの裏話や新製品開発秘話……などを話してくださるので面白かった。
商品に関する話をメーカーの人から聞く機会はあまりないので、それぞれに興味深い話が聞ける。
時には、『会場限定』のクーポンコードなどが出て、この会場に来た人だけが商品が安く買えるチャンスがあることも。このあたりリアルイベントの楽しさだ。
その後、Vision Proのセッション。
Vision Proのセッションでは、AUGM TOKYOの村上丈一郎さんがNeoRealX提供のVision Proを初体験。実際にVision Proを初めて体験したら、どんな感じがするのかがレポートされた。
我々、Vision Proを持っている数人もFaceTimeで会話に参加するなどして、会場のみなさんにもVision Proを疑似体験してもらった。
実際、たくさん人のいる会場で、Vision Proユーザー6〜7人がFaceTimeに入ると、リアルとバーチャルが渾然一体となって、面白かった。
Vision Proを被っている人は、そのグループ内で、部屋の隅にいる人や、隣の部屋にいる人でも(たとえば、地球の裏側にいる人とでも)会話できるのに、Vision Proを被っていない人は、リアルの人としか話せない……という状況が生まれていた。
現状、Vision Proユーザーの方が少ないけれども、これが半数を越えるぐらいになると、「Vision Proを使ってない人は、リアルにいる人としか話せない」という仲間外れ状態が生まれてきそうだと思った。今はまだ、我々は少数派なので不遇を囲っているが、MRデバイスを使う人が増えてくると、本当に世界は変わっていくんだろうなぁ……と思える体験だった。
その後、朝起きてから寝るときまで、多くの時間をVision Proを被って過ごす(というのは、大げさだが)、ライフテックコーディネーターの織田未来さんが登壇された。
織田さんはスマートホームにも取り組んでいらっしゃって、ご自宅にはWi-Fiに繋がるデバイスが90個以上あって、それぞれに連動して便利に暮らしているとのことだった。
その後、筆者もiPhoneがこれからどのように進化していくのか……? などについてお話しさせていただいた。
会場周囲には、ブースが設定され、各メーカーが展示販売を行った。
iPhoneケースや、イヤフォンなどの周辺機器が多いのだが、中には高額な機器を即断で買っている人もいて驚いた。
Eコマース全盛の世の中だが、やはり実際に触ったり、メーカーの人に話を聞いたりして買い物をするのはいいものだと思った。
(村上タクタ)