SKS JAPAN 2024
https://unlocx.tech/sksj2024/
広がり続けるフードテックのテーマ性
3日間にわたり、さまざまな人が登壇し、プレゼンテーションをし、討論を行った。また、会場ではさまざまな企業がブース展示を行った。ちなみに、会場チケットは3日間で10万円(定員250人)、オンライン視聴チケットは4万円となっている。
オープニングKeynoteはSKS JAPANを主催する株式会社UnlocX代表の田中宏隆氏と、SKSの創設者であるフードテックメディアThe Spoonのマイケル・ウルフ氏によるお話。まず、3日間のイベント、この場所で何が行われるのかと、Food Innovation Map v4.0の公開が行われた。
Food Innovation Map v4.0
https://unlocx.tech/sksj2024/conts/wp-content/uploads/2024/10/FOOD-Innovation-Map-4.0.pdf
これを見ただけで、食とフードテックを取り巻く環境、現在位置が分かるようになってるので、ぜひリンク先からゆっくりご覧いただきたい。
総論としては世界100億人に向かっていく人類の食をどうやって支えていくか、温暖化による気候変動、絶対的なタンパク質の不足、貧困と食、健康、寿命……などの話が多くなっていくが、そうでなくても実に多岐に渡る話がテーマになることが分かっていただけるだろう。
農水副大臣も選挙戦の中からビデオメッセージ
中心的人物である田中氏と、フードテック・エバンジェリストの外村仁氏の間では、この7年間に、まず多くの人を、次に大きな企業を巻き込まねばならない、金融、銀行を巻き込まねばならない……と活動してきた。そして「フードテック、アグリテックに積極的に関わる政治家や官僚が少ない」ということに気付き、「国家戦略としてのフードテックが必要」ということになったのだそうだ。
そして、今年ご縁があり、農水副大臣のすずきのりかず氏が登壇することになった……ということだったのだが、ご存知のようにこの週末は総選挙ということになり、登壇はできなくなり、ビデオメッセージでの登場となった。
メッセージを拝見した中では、アグリテック、フードテックというものに深い理解を持ち、実際に食の可能性を知るために米国アーカンソー州のベントンビルに視察に行ったりと、行動力もあるということで、これからが楽しみだ(幸い、自民党に逆風吹く中、今回の選挙でも当選されたようだ)。
すべての人に関わりのあるフードテック
続いても『都市で描く”Regeneration”の社会実装』、『発酵のグローバル化と日本からの貢献』『LONGEVITYと食を考える』『今なぜFuture Visionなのか』『MUFGが描く2050年のFuture Food Vision 〜食と新世界へ』など、興味深い話が続いたが、ここに詳細を書くには紙幅が足りない。
要は、食の課題はワールドワイド、多岐にわたっており、フードテックが解決できる問題も数多くあり、実際にさまざまな人が、それに取り組み、少しずつ課題を解決していっているということである。
最後に、ブースで見たさまざまな展示を、短いコメントとともにご紹介しておく。ご興味のある方は、ぜひ来年、現地に足を運んでいただきたい。
(村上タクタ)
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