書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX1600

ポラロイドのイケてる楽しみ方、『エマルジョンリフト』って知ってる?【Topologie x Polaroid】

  • 2024.06.15  2024.06.09

現在絶賛クラファン中の、高性能なポラロイドカメラ『Polaroid I-2』の取材に行ったご縁で、『Topologie x Polaroid』のコラボ記念イベントにお邪魔した。Topologieはクライミングギアをヒントに、スマホやボトルのストラップシステムを販売しているファッションブランド。イベントは原宿のTopologieのストアで行われ、150人ものインフルエンサーが集まり非常に華やかな雰囲気だった。会場では、Polaroidの体験会などが行われたのだが、そこで体験したポラロイドの『エマルジョンリフト』は、大変ユニークな楽しみ方だと思った。

新時代のポラロイドカメラ『Polaroid I-2』、4月24日12時にクラファンに登場

新時代のポラロイドカメラ『Polaroid I-2』、4月24日12時にクラファンに登場

2024年04月24日

「Polaroid I-2」クラウドファンディング(6月30日まで)
https://greenfunding.jp/lab/projects/8193

『Topologie x Polaroid』のコラボイベント行ってみた

’70年代に『すぐに写真が見られる』ということで、大流行したポラロイドカメラ。

2000年代になるとデジタル化の波に呑まれてしまったのだが、最近、『写真がゆっくりと出てくるのが面白い』『デジタルじゃなくて、写真が紙にプリントされてるなんてウケる!』ということで、再び流行のきざしを見せている。

そもそも、Instagramの写真が『ポラロイド風』を意識していたわけで、若者がインスタで写真を共有するようになった現在において、そのルーツであるポラロイドの写真が『エモい』とウケるのは当然のことだが、’70年代のポラロイドを体験している筆者などは困惑するばかりである。

会場となったTopologieのお店は原宿にあり、イベントには若くてかわいらしいインフルエンサーの方々がたくさん集まっていて、そういうのと縁遠い筆者などは、さらに困惑するばかりである。

それはともかくTopologieは、ナイロン用のパラコードを使ったストラップをヒットさせたブランド。登山やキャンプを知ってる人なら、エバンスノットにして長さを調整できるようにして両端にフックが付いてるといえば分かりやすいだろうか?

実際、iPhoneケースに付けたり、ポーチに付けたり、カメラストラップとして使ったりと、我々ガジェット好きにとっても非常に便利そうだ。使われているパラコードも複数種類あり、用途や好みによって太さを選べるし、パラコードではないフラットなストラップを使ったバリエーションもある。つい筆者も1本買ってしまったし、近所を通ったら、また買ってしまいそう。

このTopologieがポラロイドと非常に相性がいいということで、店内にはPolaroid Go(小さなサイズのフィルムを使うポラロイドカメラ)も販売されている。

また、iPhoneケースをはじめ、さまざまなコラボグッズも用意されている。

ポラロイドの仕組みを活かしたエマルジョンリフトの面白味

当日はPolaroidの体験会なども行われていたのだが、筆者が興味を惹かれたのが、ポラロイドを使った『エマルジョンリフト』という技法のワークショップ。

ポラロイド写真を分解して、乳剤部分を水に浮かせて、和紙やキャンバスなどの素材に貼り込むという楽しみ方だ。

仕上がった作品は、元写真より少し大きくなって、シワや気泡や、ちょっと破れてしまったところもエモい(←慣れない言葉を使ってみた)。ちょっと、シルクスクリーン作品みたいで、ポップアートっぽいのも素敵。しかも、制作はとても簡単だ。

実際に、作業をやらせてもらったので、ご説明しよう。

まず、ポラロイドカメラで写真を撮る。ここでは、クラファン中の『Polaroid I-2』で撮ってもらった。『Polaroid I-2』は一般的な一眼レフのように、絞り優先にしたり、露出を調整したりできるので、こういう作品作りには向いている。

乳剤が完全に乾いてしまうと剥がせなくなるので、撮影後7〜8分ぐらいに剥がす作業をするといいらしい。つまり、『エマルジョンリフト』は撮影直後にしかできないワザなのだ。20分もすると完全に乾いてしまうので、できなくなるらしい。

ちなみに、筆者と一緒に写真に写ってくれたのはカレーライターの『はぴい』さん( https://hapi3.net/ )。まぁ、オジはオジ同士の方が落ち着くということだ(笑)

で、撮った写真の周囲のフチ部分を切る。

そして、裏紙の部分と、乳剤のついたフィルム部分をペリペリと引きはがす。この時、少々裏紙が残っても気にしない。

そして、この透明フィルムを水に浸ける。すると、乳剤部分がフワフワとフィルムから剥がれてしまう(エマルジョン(乳剤)がリフトするわけだ)。

フィルム部分を破棄し、フワフワと水に漂う乳剤部分を、和紙やキャンバスを水に入れて掬い取る。

この時、乳剤部分は丸まったり、シワになったりしようとするが、紙を動かした時に生じる水の流れを上手く使って、伸ばすのがコツだ。もちろん、傾いたり、シワになったりするのもまた、味である。

これで出来上がり。乾いたら、ちょっと周りの部分を破いたりするのもいいかも。

ポラロイドカメラをお持ちの方、購入予定の方は、ぜひ試していただきたい。

なんというか、物理的な『写真』があるからこその面白みで、その時撮った1枚が、デジタルデータにもならずに、水の中を漂い、紙に固着するというのがなんとも面白い。唯一無二なものに、フィルムの選び方、紙の選び方、手作業でリフトさせる面白味……などがあるからこそ、なんだか作品性みたいなものが生じている。

作品展も開催中

Topologieは、現在インスタレーション『16 instants』に参加した日本人アーティスト3人の写真を展示していたりもする。

原宿に行く機会があった際は、ぜひ立ち寄ってみていただきたい。

(村上タクタ)

LiLiCo

昭和45年女

人生を自分から楽しくするプロフェッショナル

LiLiCo

松島親方

CLUTCH Magazine, Lightning, 2nd(セカンド)

買い物番長

松島親方

モヒカン小川

Lightning, CLUTCH Magazine

革ジャンの伝道師

モヒカン小川

ランボルギーニ三浦

Lightning, CLUTCH Magazine

ヴィンテージ古着の目利き

ランボルギーニ三浦

ラーメン小池

Lightning

アメリカンカルチャー仕事人

ラーメン小池

上田カズキ

2nd(セカンド)

アメリカントラッド命

上田カズキ

パピー高野

2nd(セカンド)

断然革靴派

パピー高野

村上タクタ

ThunderVolt

おせっかいデジタル案内人

村上タクタ

竹部吉晃

昭和40年男, 昭和45年女

ビートルデイズな編集長

竹部吉晃

清水茂樹

趣味の文具箱

編集長兼文具バカ

清水茂樹

中川原 勝也

Dig-it

民俗と地域文化の案内人

中川原 勝也

金丸公貴

昭和50年男

スタンダードな昭和49年男

金丸公貴

岡部隆志

英国在住ファッション特派員

岡部隆志

おすぎ村

2nd(セカンド), Lightning, CLUTCH Magazine

ブランドディレクター

おすぎ村

2nd 編集部

2nd(セカンド)

休日服を楽しむためのマガジン

2nd 編集部

CLUTCH Magazine 編集部

CLUTCH Magazine

世界基準のカルチャーマガジン

CLUTCH Magazine 編集部

趣味の文具箱 編集部

趣味の文具箱

文房具の魅力を伝える季刊誌

趣味の文具箱 編集部

タンデムスタイル編集部

Dig-it

初心者にも優しいバイクの指南書

タンデムスタイル編集部

CLUB HARLEY 編集部

Dig-it, CLUB HARLEY

ハーレー好きのためのマガジン

CLUB HARLEY 編集部

昭和40年男 編集部

昭和40年男

1965年生まれの男たちのバイブル

昭和40年男 編集部

昭和45年女 編集部

昭和45年女

“昭和カルチャー”偏愛雑誌女子版

昭和45年女 編集部

昭和50年男 編集部

昭和50年男

昭和50年生まれの男性向け年齢限定マガジン

昭和50年男 編集部