バード電子
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打鍵感を向上させるキューシンマット
キーボードの打鍵感というのは、単にキースイッチだけで決まるわけではない。キースイッチが固定されている基板やボディの剛性感、ボディのいろんな部分の振動というのも打鍵感に影響する。
クルマのシャシー剛性や、ボディ内側の内装や吸振材などの仕上がりによって、クルマの剛性感や、聞こえてくる音などが違うのと同様だ。
クルマに例えていうなら、純正のチューニングパーツとでもいうべき製品を出しているのがバード電子だ。トヨタにとってのGAZOO Racing、日産にとってのNISMOのように、PFUと連携しあって、純正のままではコスト的に制約のあるような、こだわりのパーツを作り続けている。
従来のHHKB Professionalシリーズ用の吸振マットと同様の商品が、HHKB Studio用のキューシンマットだ。
キースイッチが固定されている基板の剛性が高いのがHHKB Studioの魅力のひとつだが、背面のプラスチック板の部分は平面が広く、その分共振する可能性が高い。またスイッチボックスのフタも広いので、ここも打鍵音を響かせる原因になりかねない。
キューシンマットを貼ることで、この部分からの音を防ぐことができるし、脚を出さずに使うタイプの人であれば、打鍵の安定感をより増すことができる。
筆者の場合は、自室書斎で誰に気がねすることなく打鍵音を響かせられるし、打鍵音をより楽しむためにクリッキータイプのキースイッチに換えているほどだが、それでも余計な響きはない方がよいので、キューシンマットを使っている方が快適だ。
キューシンマットには厚さ2mmのマイクロセルポリマーシートのエンボスタイプが使われている。両面テープが最初から片面に貼ってあって簡単に貼り付けることができる。
筆者のように、仕事している間中キーボードを使っている人間にとっては、ちょっとの打鍵感の改善も嬉しいので、欠かせない製品だ。
持ち運ぶ時にキースイッチを保護するキーボードルーフにスモークブラック登場
キーボードルーフは、以前から発売されているが、今回スモークブラックが追加発売された。最初に発売されたフリーザーと2色になって、ボディ色に合わせて選べるようになった。
この製品には2つ役割があって、ひとつは置いてる間にキーボードのすき間にホコリが詰まるのを防ぐこと、もうひとつは持ち運びの時にキースイッチに負担をかけないようにするため。
筆者の場合、キーボードを日常的に使っているので前者の用途はあまりないが、後者の用途では役に立つ。
以前あったアクリルのタイプは、足が小さかったので紛失しやすかったが、今回のゴム足は大きくなっていて、取れにくいので紛失の可能性が低い。本体素材にはポリカーボネートを使用。コストのかかる金型成型となっている。
また、足は下側と左右横にあるので、横軸、縦軸両側のズレを防いでくれるため、安定感が高い。
どちらの製品も、今は在庫があるようだが、品切れすることもあるので、欲しい人はお早めに入手されることをお勧めする。
(村上タクタ)
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