書類、名刺、レシートなどすべてデータ化 リモートワークの必需品 ScanSnap iX2500

Slack AI、日本語対応4月17日。回答の検索とスレッドなどの要約に

Slackが、同社独自の技術を使ったSlack AI機能を4月17日にローンチすると発表した。同機能は英語版では2月14日から使えるようになっている。

Slackのプラットフォームとしての利便性を向上させる生成AI機能

Slackは大変便利だが、一方でSlackでコミュニケーションすることに時間がかかるというジレンマがある。

筆者も複数の組織でSlackを使ってきているが、組織の人たちがしっかりとコミットしてくれればとても便利なツールである反面、あとからスレッドを追うのが大変だったり、未読のチャンネルを消化するのに追われたりもする。『Slack疲れ』という言葉ができるほどだ。

一般には、Slackはメッセンジャーツールだと思われているが、Slack自身は『仕事のためのプラットフォーム』だと言っている。たしかに、使いこなせば、さまざなファイルをSlack上で管理したり、Slack自体が仕事のコミュニティと化していったりして、『プラットフォーム化』していくことを感じる。

在宅勤務でも仕事が回るのは、明らかにSlackのおかげだといえる。

Slack AI 日本版が4月17日にローンチ

Slackも他の多くの企業と同様に生成AIの活用を試みており、当然のことではあるが、2月14日には『Slack AI』として、生成AI機能の組み込みを発表した。

今回の発表は、その日本版、日本語対応についてだ。4月17日にローンチとのこと。

発表会に登壇されたのはセールスフォースジャパンの山瀬浩明さん。オンラインでSlackのユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス担当SVPのクリスティーナ・ジャンザーさん。

日本でAIの企業利用が進まない理由は?

SlackのWORK FORCE LABの調査によると、ワールドワイドでは、『AIツールを試したことがある人』は2023年9月には5人に1人だったのが、2024年1月には4人に1人へと24%増加しているのだという。

しかし、日本では調査の中ではもっともAIの普及率が低く2024年1月時点でも5人に1人。差し迫って導入することに緊急性を感じている日本の経営幹部は87%と、世界でもっとも多いらしい。

Slackによると、スムーズに仕事に生成AIを導入するには、企業が明確なガイドラインを設けることが重要なのだそうだ。Slackでの利用であれば、企業の管理者が重視するセキュリティや、権利面での問題がクリアになっていることが導入のしやすさに繋がる。

今回、Slack AIとして搭載される機能は以下の3つ。

・回答の検索
・チャンネルの要約
・スレッドの要約

『回答の検索』は、たとえば過去のスレッドから特定の情報を検索するには、検索のノウハウと、長い時間が必要だった。しかし、Slack AIがあれが、指定した情報を過去のスレッドから探して教えてくれる。生成AIにはハルシネーション(さもありそうな答えを作ってしまう)の問題があるが、Slack AIの『回答の検索』機能では、エビデンスも提示してくれるので、安心だ。

『チャンネルの要約』機能は、あとから参加した場合や、普段あまり細かく見ているわけにはいかない関係性のチャンネルを見る時に役立つ。長く続いているチャンネルでも、AIが概要を取りまとめてくれる。

『スレッドの要約』は、事務的なやりとりで長々と続いているスレッドの要点を教えてくれる。急を要する時でも、この機能があれば、スレッドの概要を素早く把握できる。

残念ながら、Enterprise Gridのみ

これは便利! ……と思ったのだが、Slack AIの機能は、現在のところEnterprise Gridで、個別の契約をしないと使えないらしい。

ウチの会社でも契約してくれると、作業効率が上がりそうなのだが……導入されるだろうか?

(村上タクタ)

 

この記事を書いた人
村上タクタ
この記事を書いた人

村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

革ジャン好きなら一度は通るべき! 「No,No,Yes!」の最上級オーダー“アルチザン”とは?

  • 2026.06.01

「世界にひとつだけの革ジャンを作る」。それは、レザーラバーの憧れだ。革好き注目のブランド「No,No,Yes!」が誇るオーダーメニューの中でも最上級に位置する「アルチザン」とはいったいなんなのか? その正体に迫る。 革ジャンの伝道師・モヒカン小川が実際に“アルチザン”を体験 これは単なる革ジャンの話...

落語家たちが洋装に身を包む会、第4弾! 落語会「師匠お似合いですよ」の舞台裏で注目の落語家たちをSNAP!

  • 2026.05.18

アメカジを提案するファッションブランド「ゴールデンベア」が主催する落語会、その名も「師匠お似合いですよ」。弊誌も師匠方のスタイリングを担当。第4回目となる今回も大盛況でした。楽屋裏で撮影したみなさまの素敵な着こなしをお届けします! 落語家たちが洋装に身を包む会「師匠お似合いですよ」の舞台裏に潜入! ...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

Pick Up おすすめ記事

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。

夏を彩るカラーゴールド。「市松」定番の18金シリーズはカラバリ豊富で夏に欠かせないアクセサリー

  • 2026.05.18

湘南に工房を構えるオーダーアクセサリーブランド「市松」。1997年に創業し、その2年後から27年も続く定番の18金シリーズは、カラバリも豊富で、いまや欠かせないブランドの顔だ。プロダクツとしての魅力だけでなく、夏の装いにも重宝する。 「市松」の定番、特別な5色の18金 「酷暑日」という言葉が新たに発...

日本人に最適化された新作の“JAPAN LIMITED”に注目!「MOSCOT」現代に引き継がれるアメリカンクラシックのDNA

  • 2026.05.20

1915年にNYで創業し、アイウエアデザインの王道を形づくった「モスコット」。多様なデザインで溢れるいまこそ、伝統に裏打ちされたクラシックな佇まいに惹かれる。 新作の“JAPAN LIMITED”のラインナップを紹介! 2016年よりスタートした“JAPAN LIMITED”は、インラインにはないノ...

磨き続けた伝統が、新たな定番を生み出していく。「アリゾナフリーダム」の新作に注目

  • 2026.06.03

長く愛される定番には理由がある。そして、その定番を更新し続ける覚悟があるからこそ、プロダクツは生き続ける。今回、紹介する新作は、奇をてらった変化ではなく、受け継がれてきた意匠や職人技を礎にしながら、細部にわたり静かな進化を重ねた美しい作品たち。変わらないために進化し続ける。そこには揺るぎないクラフト...

ロンドン生まれのアイウエアブランド「CUBITTS」が日本に本格上陸! 人気の秘密に迫る。

  • 2026.05.19

英国・ロンドン生まれのアイウエアブランド「キュービッツ」。日本へ本格上陸したばかりでまだ多くを知られていない、その全容を紐解く。 ロンドン生まれ質実剛健な実力派 2013年にロンドンで創業、2025年に日本へ本格上陸を果たした「キュービッツ」。本国では、新鋭ながら圧倒的な知名度を誇り、ビスポークも手...