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バイクで旅する感覚を思い出す、最低限のナビ『Beeline Moto II』のクラファンが始まった

重さわずか42g、直径53mmというコンパクトなボディに、Apple Watchと変わらない412×412ピクセル(ただしモノクロ)のディスプレイというナビ『Beeline Moto II』というバイク専用のコンパクトなナビのクラウドファンディングがきびだんごで始まった。3万3800円〜(税込)で、このプロジェクトを支援できる。

Beeline Moto II |自由な冒険をサポートするバイク専用次世代ナビ
https://kibidango.com/2528

道に迷う心細さ、清々しさを思い出す

『NEVER LOST AGAIN』という、Google Map誕生について書いた本がある。その本は「最後に道に迷ったのはいつだったろうか?」という書き出しで始まる。つまり、Google Mapが生まれたことによって、我々は『二度と道に迷わなくなった(NEVER LOST AGAIN)』のだ。

しかし、バイク旅の場合、どうだろうか?

茫洋とした道を、頭の中に描いた地図だけを頼りに走る……あの心細くも、清々しい気持ちこそがバイク旅ではないだろうか?

筆者は高校生の時に自転車で北海道を一周したし、日本中ツーリングしたし、BMWでドイツをツーリングしたこともあるし、ハーレーでR66やグランドキャニオン近辺を走ったこともある。ロードマップを見て、頭の中に地図を浮かべて、その広い大地のイメージの中を走ることこそが、バイクツーリングの醍醐味ではなかったろうか?

そんな、バイク旅の原点に『ほとんど』立ち戻らせてくれるのが、『Beeline Moto II』だ。

表示されるのは、交差点までの距離と、曲がる方向。もしくは、目的地までの方角と距離だけ。

現代のテクノロジーを多少は使っているけれど、過分に使いすぎてはいない。最低限の情報だけが表示されるのが、バイク乗りに相応しい。

考えて見て欲しい。片岡義男の小説の主人公が、スマホをハンドルマウントにしていたりするだろうか? 『彼のオートバイ、彼女の島』のミーヨだって、コオのバイクにスマホがマウントされてたら、恋になんか落ちなかっただろう(個人の感想です)。『Beeline Moto II』なら、ギリギリセーフだと思うのだ。

乗ってるのは筆者です(が、サーキット走行です。公道は安全運転で!)。

ノートンマンクスのようなクラシックバイクや、ミクニキャブの付いたZ1や、ドゥカティ・パニガーレV4にだって、スマホは似合わない。たぶん、『Beeline Moto II』ならなんとか許されそうだ。

高価なスマホを風雨に晒すのにも抵抗がある

……といいつつ、最近筆者はバイクを持ってない(近々買おうとは思っているが、予算の一部がVision Proに化けてしまった)。だから、最近のバイク乗りの作法を知らないのは確かだ。多くの人は、スマホをマウントするのが当たり前だ! とおっしゃるのかもしれない。

しかし、20万円を超える価格になったiPhoneを風雨に晒してハンドルマウントにするのにはどうも抵抗があるのだ。スマホはバッグの中に大事に仕舞っておきたい。

そんなワケで、バイクを買ったらCarPlayのナビを付けようとは思っている。ただ、ハーレーやBMWのグランドツアラーに、立派なナビが付いてるのはいいけれど、普通のバイクに大きなカラーのナビ画面はちょっと抵抗もある。

『Beeline Moto II』は、筆者のイメージするツーリングにフィットするのではないかと思うのだ。

(村上タクタ)

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村上タクタ
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村上タクタ

おせっかいデジタル案内人

「ThunderVolt」編集長。IT系メディア編集歴12年。USのiPhone発表会に呼ばれる数少ない日本人プレスのひとり。趣味の雑誌ひと筋で編集し続けて30年。バイク、ラジコン飛行機、海水魚とサンゴの飼育、園芸など、作った雑誌は600冊以上。
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