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デスクの電源、これ一台で解決。UGREEN DigiNest Pro 100W 40900

  • 2024.02.15

多くのガジェットマニアの方は、デスクの電源周りに苦労されていることと思う。ACも要るし、USB-Cも要るし、減ってきたとはいえUSB-Aも欲しい。また、USB-Cはパソコンの電源用に出力のあるものと、AirPodsなどを充電するための出力の小さなものも欲しい。それぞれのニーズを満足させると、タコアシ配線の集合体になってしまう。そんなあなたに、UGREEN DigiNest Pro 100W 40900をお勧めしたい。

ちなみに、筆者のデスクの電源まわりはご覧のような様子だ……。試用機のテストなどもあって、たくさんの電源が必要(たとえばiPhoneの発売時には4台同時に充電しなければならない)だという事情はあるが、それにしても、もうちょっとなんとかしたいところ。

AC/USB-C/USB-Aを全部カバーする2製品

今回テスト用にお預かりしたのはUGREENの充電器2点。『DigiNest Pro 100W 40900』と、『DigiNest Cube 65W 40862』だ。

UGREEN DigiNest Pro 100W 40900
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UGREENは海外の電源系を取り扱うメーカーでいわばAnkerのライバル。Ankerを追撃するような位置にある。何度か日本展開を試みたことはあるのだが、今回満を持して、輸入商品の取り扱いに慣れたフォーカルポイントからの発売となった。

ちなみに、フォーカルポイントが販売代理店として担当しているのは、家電量販店中心。Amazonなどのオンライン販売は、従来どおりUGREEN本社が行う。家電量販店で買った方がフォーカルポイントを応援することになるし、ポイントもたまったりするメリットもあるということだ。

また、今後、フォーカル取り扱い商品はオリジナルカラーが用意されたり、ケーブルなどがセットになったりと、UGREENが直接販売する商品とは違いが出てくるという。ただし、競争関係にあるわけではあく、2年間の長期保証や、ユーザーサポートは共通。今後、いよいよフォーカルポイントが本格的に取り組んでいる商品が入ってくる予定とのことなので、楽しみだ。

とはいえ、今回紹介している2商品は、どちらで購入しても違いはない。

『100W 40900』と『65W 40862』はUSB-Cの最大出力とポートの数が違う。

長方形の『100W 40900』は名前通り最大100W出力で、USB-C×3、USB-A×1。『65W 40862』は最大65W出力で、USB-C×2、USB-A×2。ACの数はどちらも3ポートで変わらない。

使っているのが、MacBook Pro 16インチなら『100W 40900』一択。MacBook Pro 14インチなら『100W 40900』だとフルパワーで充電できるが『65W 40862』でもかまわない。MacBook Airなら『65W 40862』でいい……といったところ。とはいえ、今後USB-Cデバイスの方が増えていくし、出力はあるに越したことはない……ということで、『100W 40900』の方がお勧めだ。

価格は、『100W 40900』は1万2980円(税込)、『65W 40862』は7980円(税込)でラインナップされている。

USB-C 100Wまでカバーする『100W 40900』

小さく前面に書いてあるが、USB-Cで100W出力(パソコン用)が出るのは左の2ポートのみ。しかも、2ポートとも使うと片側が65W、もう片側が30Wになる。詳しくは説明を読んでいただきたいが、なるべく多くの端末を繋ぎっぱなしにせず、必要なものだけ、左のポートを優先して接続するようにしたい。

上面と背面にACポートが合計3つあり背面の2ポートはアース付きになっている。

パソコンやディスプレイ、カメラのバッテリーの充電器など、デスク上でAC電源が取れると便利なことは多い。

USB-CポートにMacBook Proを接続して電流を計測してみたが、十分に高い電圧を得ることができた。実際には出力はパソコン側の電池残量などにもよるので一概にはいえないが、とりあえず接続してみて20V× 3.62A(おそらく最大5A流れる)=72.4W出ていた。

ちなみに、60W以上の出力を期待するならeMarkerに対応していて、5A(もしくはそれ以上)に耐えると認められたケーブルを使う必要がある。

今回は、先日購入したUGREENのケーブルを使った(実はこういうテストで、ケーブルがボトルネックにならないようにするために購入した)。

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2023年12月28日

65Wで必要十分、コンパクトで安価な『65W 40862』

『100W 40900』でも『65W 40862』でも、トータルで1250Wに耐えるということで、アダプターに至る電源ケーブルはガッチリと太い。取り回しは面倒かもしれないが、これこそがちゃんとしたメーカー製品の安心感というもの。ノンブランド品や、格安製品だと、こうしたケーブルの被覆がいいかげんだったりするが、1250Wも通るとなると、ちゃんと安心できるメーカーの製品を使いたい。ショートして火事になったりしてからでは遅いのだ。

『100W 40900』は前面、『65W 40862』では背面に電源スイッチが付いている。

たとえば、ディスプレイやパソコン、照明など、仕事道具に電源を一括供給しているのなら、一括で電源を切ることもできて便利。ディスプレイなどの待機電流はわずかとはいえ、チリツモなので、本機を使って節電するというのも手だ。

『DigiNest Cube 65W 40862』のメリットは、コンパクトさと、USB-Aが2ポートあること。USB-C用品が多いとはいえ、「まだまだ周辺機器はUSB-A」という人なら、こちらの方がいいかもしれない。

USB-Cの最大供給電力は65Wではあるが、MacBook Pro 16インチでも使っていない限り、これで十分という人は多いだろう。また、ACコンセントはあるのだから、そこに100Wアダプターを接続しておくという手もある。

写真では撮影のために、目立つ配置にしてしまっているが、これ一台でiMac、MacBook Pro、iPhone、iPad、Apple Watch……といった周辺機器全部に電力を供給することができる。

デスク周りを小綺麗にまとめたい人にお勧めだ。

(村上タクタ)

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