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欧米で普及してるスピーカー『Sonos』について、知って欲しい

  • 2022.09.26

昔、家に『ステレオ』や『ラジカセ』があったという人は多いだろう。

レコードに針を落として、スピーカーから流れる音を聞く。少しでもいい音が出るように、コンクリートブロックの上にスピーカーを置いたなんていう人も多いのではないだろうか?

しかし、音源がレコードからカセットテープ、CD、MD、そしてiPodなどのデジタル音源になるにつれて、スピーカーではなく、イヤフォンやヘッドフォンで聞くことが多くなった。ここには、日本の住宅事情や、通勤通学時にヘッドフォンで音楽を聞く……という事情もあると思う。

しかし、欧米ではデジタル音源になっても、スピーカーで音を聞くという人が多い。そこで使われているのがSonosのスピーカーだ。

もう一度、家庭でスピーカーの音を楽しむ体験を

Sonosのスピーカーはスマホ時代のホームステレオだ。

Sonos
https://www.sonos.com/

基本中の基本は『Sonos One』。いわゆる、音声操作できるスマートスピーカーだが、非常に音質がいい。アンプと、ツイーター、ミッドウーファーを備えており、スマホやパソコンなどのワイヤレススピーカーとして接続できる。

ユニークなのはここからだ。この『One』を2つ用意すれば、それぞれステレオスピーカーとして鳴らすことができる。さらにSubやSub miniというウーファーを接続することもできる。『One』ひとつでも、十分に音楽を楽しむことができるが、システムアップすることで、音もグレードアップすることができるのだ。

また、Arc、Beam、Rayという、テレビに組み合わせて使うサウンドバーも用意されており、テレビの外部スピーカーとして活用できる。これらはオーディオのスピーカーとしても接続できると同時に、Subなどのウーファーとも接続できるし、背後にOneを組み合わせることで、サラウンド空間も構築できる。

ちなみに筆者の自宅では、書斎のパソコンの左右にOneを設置してステレオで音楽を楽しみ、リビングのテレビの下にBeamとSubを置き、迫力あるサウンドで映画を楽しんでいる。ゆくゆくは、拡張性を活かしてリビング側にはサラウンドスピーカー、書斎にもウーファーを組み合わせていきたいと思っている。最初は、2万6800円のSonos Oneだけからでもいい、徐々に充実させていけるのがSonosの素晴らしい点だ(徐々に沼に入るとも言えるが)。

また、連携するスマホアプリを使って、設置したオーディオに応じて音響空間をセッティングするTureplayの機能によって、部屋と設置したスピーカーに応じた最適なセッティングを行うことができる。

もう一度、現代的なテクノロジーで『スピーカーで音楽や、映像の音響を楽しむ』体験を取り戻してくれるのが、Sonosなのだ。

会場の音響もSonosだけで構成

さて、今回、Sonosの新しいサウンドバーSonos Rayと、小型のウーファーSub miniの発表会ということで、『Feel More with Sonos』と題したパーティが行われた。製品はどちらも、日本家屋のスケール感に合う(正直、欧米家屋向けのオーディオはパワーに余裕があり過ぎる感もある)のが嬉しいのだが、そのレポートは後日に回して、今回は渋谷区富ケ谷のとあるスタジオにおいて行われたパーティの体験についてレポートしよう。

Sonosオーディオのデモンストレーションとして、上映された『Tokyo Mating Dance』という映像はRhizomatiksの真鍋大度さんによるもの。作曲はイガキアキコさん、作詞はUAさん、作曲・編曲はノサッシングさん。

(このコラボレーションアート作品は、10月14日(金)17:00までこのURLから試聴できる
https://nestreamlive.radius.co.jp/special/sp_event07/

ドルビーアトモスで制作されており、空間オーディオの特徴を十分に活かして、音が前から後へ、上へ、右から左へと自在に駆け巡り、その音響の変化が真鍋大度さんによってビジュアライズされており、映像空間の中に入ったような体験が新鮮だった。

真鍋大度さんによると、映像の一部には、『渋谷、交差点』などのワードをAIに入力して生成した画像なども使ったという。

ちなみに、50人ていどが入ったスタジオだったのだが、音響はSonosのホームオーディオ(といっても、パワフルな方のラインナップだが)で構成されており、この音響を個人でも楽しめるのかと思うとワクワクした。

そこで使われていたのは、正面にArc、そのすぐ横にウーファーとしてSubを2台。そして、背後にサラウンドスピーカーとしてFiveを2台という構成だった。現在の価格でいえば45万9000円になるが、この広い会場の音響がその価格でカバーできるというのはむしろ驚きかもしれない。

イベントでは、その『Tokyo Mating Dance』を背景に、アオイヤマダさんの舞踊も披露された。

また、映画監督の岩井俊二さんからのビデオメッセージも披露された。映画『ラストレター』の中で、ひぐらしの鳴き声が環境音として広がる場面、クリアに聞こえる福山雅治さんと松たか子さんのセリフ、通り過ぎ、遠ざかるバスの音の移動するサラウンド感覚など、Sonosシステムを使っての聞き所を説明、体験させてもらった。

リビング風の小部屋でSonosの威力を体験

その後、家のリビングを模した小部屋で、音楽を聞いたり、映画を見たりして、Sonosシステムを体験する機会もあった。

Sonos BeamやRayなどのサウンドバーだけでも、通常の薄型テレビ純正のスピーカーよりはるかにいい。そこにSubやSub miniなどのウーファーが加わると急激に迫力が増す。音楽でいえば、ベースやドラムの音にがぜん迫力が増す。サウンドバーだけで聞いていても不満があるわけではないが、あるとないとでは大違いだ。一度体験すると、ウーファーなしでは物足りないと感じるようになってしまう。

そして、背後にOneを2台置いて空間オーディオで体験すると、感触は大きく変わる。音楽であれば、どこで音が鳴ってるか分かるし、最新の音楽であれば、音源の位置も動かしたりと演出して楽しませてくれる。さらに、映画だと迫力は段違い。弾丸が耳元をかすめて通り過ぎ、背後の壁に当たったり、前後左右で銃弾や爆発音が移動したりと、まるでその場にいるような音響を楽しむことができる。我が家のような狭い家だと、ソファーの背後にスペースがなく、サラウンド用のOneをどこに置くかという問題は発生するが、家庭でこの音で映画を見られるのなら、なんとか問題を解決したいところ。

日本でも、Sonosが普及して、多くの人がこのサウンドを楽しめれば……と思ったイベントだった。

(村上タクタ)

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