“20世紀最速のバイク”スズキ「隼」のストリートバイクとしての楽しみ方。

「20世紀最速のバイク」というキャッチーな称号に車体側面にデカデカと入れられた「隼」の文字。まるで離れた場所から獲物を狙う猛禽類のような躍動感のあるボディデザインと、最速の名前を欲しいままにしたパワフルなエンジン。そんな隼をファッションから考察するライトニング的インプレッションをお届け!

SUZUKI Hayabusaとは?

’99年に市販車両からミラーを外しただけの状態で、最高時速312㎞/hを記録し、世間を驚かせた隼。現行の3代目モデルは’21年にデビュー。エンジンも排気量こそ2代目と同じ1339㏄ながら、クランクやコンロッド、ピストンなどエンジン内部のパーツはその多くが見直しを受け、大きく進化している。撮影車両はミスティックシルバーメタリック/パールビガーブルーの組み合わせ。メーカー希望小売価格は223万3000円

Lightning的ストリートバイク進化論。

1.3リッターもの大排気量エンジンと空力に優れたボディによって、98年に発表されると、瞬く間に世界最速のバイクとして知られるようになったスズキのアルティメットスポーツ「ハヤブサ」。日本仕様は「隼」という漢字の車名が与えられたことでも話題になった。

現在のモデルは、ブラッシュアップを重ねて21年に発表された3代目。先代モデルと比較して最高出力が若干パワーダウンしたことで、一部では「牙を抜かれた」と揶揄されたが、中速域のトルクアップによって体感的にはむしろ速くなったという評価が多い。またさまざまな電子デバイスを装備することで、驚くほど乗りやすくなっているというのも特筆したい。

そんな日本的な名前やパフォーマンスがフォーカスされがちな隼だが、実は長いホイールベースと低いシート高、そして前傾した躍動感のあるカウルデザインに、「アメリカンな雰囲気」を感じる人も多いはずだ。最高速マシンではあるのだが、あくまでハイスピードツアラーにカテゴライズされる以上、カジュアルなスタイルで乗ったって絶対に似合うはず。

ならばライトニング誌面では性能云々はこのくらいにして、どんなファッションでコイツと対峙するかを考えてみたい。各編集部スタッフが提案する俺的ハヤブサコーデを紹介しよう。

SUZUKI 隼俺ならこう“着”こなす!

ファッションにはそれぞれ自分流のこだわりを持っている個性的な編集部の各メンバーに実際に隼を見てもらい、似合うコーディネイトを考えてもらった。「あなたなら隼をどう料理する?」

動きやすさを重視した大人のレザーonレザースタイル。|Lightning編集部モヒカン小川

コイツが隼ならオレは熊!

本誌レザー担当、モヒカン小川は上下レザーでキメてみた。あえてライダースではなく熊ジャンをチョイスし、パンツはウォッシャブルレザーを使ったモシールの革パン。全身ブラックに、オリーブのムートンが差し色に

ジャケット:ビルトバック
パンツ:モシール
ブーツ:ローリングダブトリオ

バイクはやっぱり革ジャンがいいね!|2nd編集部おすぎ村

バイクを降りた後も考慮したコーディネイト。

デニムに革ジャンという王道のセットアップをあえて取り入れた、実は難度の高いコーディネイト。ニットキャップとタートルネックはホワイトで合わせている。バイクからおりた後はデニムの裾をハングロールすることで軽快感を演出。

ジャケット:ロンズデール
タートルニット:アナトミカ
パンツ:ウエアハウス
ブーツ:レッドウィング

スタイルのテーマはミリタリーとトラッドの融合。|2nd編集部パピー高野

ミリタリー物も似合うんです。

異素材のM65と明るめのネルシャツを組み合わせることで、ミリタリーテイストを取り入れつつ、落ち着いた雰囲気に。実はバイクとミリタリーアイテムの相性は抜群。フロントを閉めれば防寒性も高い。

ジャケット:ミダ
ネルシャツ:ワックスロンドン
ニット:ヨネトミ
パンツ:シオタ
ブーツ:クイックシルバー
ニットキャップ:
ザ イノウエブラザーズ

アウトドア系のビンテージでセットアップ。|2nd編集部生田目

ボディカラーに合わせてみました。

20代の代表として登場してもらった2nd生田目は、全身オール古着のアウトドア系アイテムでコーディネイト。L.L.Beanジャケットのカラーと隼のアクセントカラーとのコーディネイトは偶然という噂も。

ジャケット:エルエルビーン
パーカ:エディーバウアー
パンツ:ラルフローレン
ブーツ:レッドウィング
キャップ:エルエルビーン

【問い合わせ】
スズキお客様相談室 
TEL0120-402-253

(出典/「Lightning 2025年5月号 Vol.373」)

この記事を書いた人
Lightning 編集部
この記事を書いた人

Lightning 編集部

アメリカンカルチャーマガジン

ファッション、クルマ、遊びなど、こだわる大人たちに向けたアメリカンカルチャーマガジン。縦横無尽なアンテナでピックアップしたスタイルを、遊び心あるページでお届けする。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

「バンソン」のタフネスを、春夏へ。伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボアイテムにも注目だ

  • 2026.04.02

バイカーブランドの代名詞、VANSON。今春は軽やかな布帛アイテムでイージーな装いを提案。そして伝説の映画『EASY RIDER』とのコラボレーションも登場。自由なスピリットを、そのまま服に落とし込んだラインナップを紹介する。週末のライドにも、街の散歩にも、着ることで体感できるフリーダムさを、VAN...

100本限定生産の「エイトG」大戦モデルは、春にぴったりの履き心地とメリハリのエイジング

  • 2026.04.02

無骨なまでに肉厚なデニムで知られるエイトG。その中でも比較的穿きやすく、この時期にぴったりの一本が、第二次世界大戦期のディテールを落とし込んだ大戦モデルだ。特濃インディゴで染め上げた糸ならではの、メリハリの効いたエイジングは、自分だけの一本になること間違いなしだ! ワイドシルエットが生む、クラシカル...

夏を装いが物足りない時のひと工夫。涼しげな素材と優しい配色で気軽に“レイヤード”を楽しむ

  • 2026.04.16

シャツとジーパン。それだけで成立することは分かっていながら、やっぱりちょっと物足りない、と感じたときに思い出してほしいキーワード。それは、レイヤードだ。ぜひ夏の装いのひと工夫に加えてもらいたい。 涼しげな素材×優しい配色のレイヤード 夏に着るトップスはシャツとインナーだけになりがち。だが、シャツの下...

これが“未来のヴィンテージ”。綿、糸、編み機……すべてに徹底的にこだわる唯一無二のカットソー

  • 2026.04.27

綿、糸、編み機……。素材から製法まで徹底的にこだわり、唯一無二のカットソーを創り続けるライディングハイ。「FUTURE VINTAGE(未来のヴィンテージ)」を目指す彼らのフィロソフィは如何にして形成されているのか。プロダクトの根幹をなす代表・薄 新大さんの“アイデアの源”に迫る。 More tha...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

Pick Up おすすめ記事

横浜発アメカジブランド「HEATH」による、定番アメカジのマストアイテム5選はこれだ!

  • 2026.04.03

横浜を拠点に、定番からちょっとアレンジの効いたアメカジを提案するHEATH。人気ブランドのアイテムをセレクトするだけでなく、オリジナルのモノづくりにも注力しており、そのコストパフォーマンスの高さには定評がある。今回はその中から絶対に手に入れておきたいマストアイテム5選を紹介しよう。 【横濱デニム】デ...

大人の夏はゆるくてこなれ感があるコーデが気分。“アジ”のあるピグメントTとデニムさえあればいい

  • 2026.04.17

ハナから古着みたいに着られる、アジのある服が大好きだ。「ジムマスター」が今季推すピグメントTとデニムも、加工感が素敵。いい“アジ”を知り尽くすふたりも、どうやら気に入ったご様子です。 「MIA MIA Kuramae」ヴォーンさんは、ピグメントTにオールインワンを着崩して合わす! 色ムラによる古着ラ...

開襟シャツに刺繍入りジャケット……老舗デニムブランドが提案する、春夏のアメカジスタイル。

  • 2026.04.01

老舗デニムブランドであるステュディオ・ダ・ルチザンが提案する、春夏のアメカジスタイル。定番ジーンズからHBTのワークセットアップ、開襟シャツや刺繍入りジャケットまで、軽やかな素材と遊び心あふれるディテールで、春夏の装いを彩る。 [5743]ボーリングシャツ 1950年代のヴィンテージ・ボーリングシャ...

これまでで一番“アイビー”なクラークス誕生! 2026年春夏の新作にペニーローファーやボートシュー ズも登場

  • 2026.04.27

「クラークス」が2026年春夏の新作として発表した「デザートアイビーコレクション」。ブランドのアイコンである[デザートブーツ]や[ワラビー]、[デザートトレック]はアイビーらしい配色に落とし込まれ、アイビーの定番靴であるペニーローファーやボートシューズも顔ぶれに加わる。英国、アメリカ、日本。各国のカ...

【連載】ビートルズのことを考えない日は一日もなかった

  • 2024.02.05

80年代、私的ビートルズ物語。 ビートルズ研究と収集に勤しむビートルデイズを始めて早44年(Since1980)。 なにをするにもビートルズが基準だった『昭和40年男』編集長のビートルズ史を、 当時の出来事とともに振り返ります。