「メイカーズ」の定番の1足、BONE。
米陸軍の[M-43]ブーツから着想を得て誕生した「メイカーズ」の定番の1足は、手嶋さんが革靴を製作する際のリアルな“作業靴”である。
「汚れても、釘が刺さっても良い」というほどハードに履き込んでおり、下地のブラウンが大きく露出した独特なエイジングが見て取れる。
オリジナルの野暮ったさを排除するために羽根をやや長めに設計し、美しいアーチのシェイプが際立つ木型を採用。
「個人的に茶芯はあまり好きではなくて、革靴は色落ちしないものが好み。この靴は実用性に特化した完全な作業靴ですね。つま先には先芯が入っておらず、馬革を得意とするイタリアの名門タンナー『マリアム社』のイタリアンホースバットは水に濡れても問題なく、足馴染みが良いのも魅力です」。

(出典/「Lightning 2025年3月号 Vol.371」)
Text/K.Minami 南樹広 Photo/N.Suzuki 鈴木規仁
関連する記事
-
- 2025.02.21
茶芯ブールならではのこの貫禄! 20年かけて育て上げた、ヴィンテージさながらの一足。
-
- 2025.02.20
茶芯ならではのエイジングと、’50年代のスタイルとの親和性に惚れ惚れする一足。
-
- 2025.02.18
経年変化が美しい! 極上の履き心地を誇る、粋でいなせなクラシックスタイルなブーツ。