01…洗練された印象から圧倒的な人気を誇る英国ブランド。|Lewis Leathers_391T T.F LIGHTNING VEGE COW GREEN
英国ライダースジャケットの代名詞でもあるルイスレザーズ。なかでもライトニングは1958年に発売され、世界中の著名人たち愛した不朽の銘作。革の種類やカラバリで自分流にカスタムできるのも人気の理由だ。このベジタブルタンニンカウハイドのライトニングは美しいエイジングが大いに期待できそうだ。33万3300円(ルイスレザーズジャパン TEL03-6438-9215 https://www.lewisleathers.jp/)
02…馬革好きのために捧げる王道かつ渾身のダブルライダース。|FINE CREEK LEATHERS_FCJK014 Leon The Nostar
王道のダブルライダースをベースに1950年代〜1970年代頃までのヴィンテージディテールをミックスしたオリジナルのデザイン。マテリアルには1.8mm厚のフルベジタブルタンニン鞣しのホースハイドを芯通しで茶の水性染料で染め、その後芯まで染めないよう黒の水性染料で丸染めしたいわゆる茶芯レザーを採用している。20万6800円(ファインクリークレザーズ TEL050-3390-2470 http://www.finecreek.jp)
03…限りなくヴィンテージに近い雰囲気を漂わす珠玉の逸品。
FOUNTAINHEAD LEATHER_ZEAT
2020年秋冬デビューの新進気鋭のファウンテッドレザーが手掛けるレザージャケット。マテリアルは、日本屈指のクオリティを誇る新喜皮革の茶芯レザーを採用し、かのマーロン・ブランドが劇中でも愛用した幻のワンスターをもとに再構築。レザーはもちろん細かなパーツに至るまで1から作り、こだわり抜いた1着だ。24万790円(マスファルト TEL03-3330-5840 http://www.masphalto.jp/)
04…レザー史においてDポケットのデザインを浸透させた歴史的銘品。|BUCO_J-24 JACKET
1953 年に登場したブコのJ-24。ヴィンテージライダースジャケットの大きな特徴として知られるDポケットを装備し、レザージャケット史において銘品として名高い。革はタンニン鞣し、ピグメント仕上げのホースハイドを採用し、パターンはヴィンテージを元に袖のカーブや前後の バランスを再度検証しつつ、タイト過ぎないトータルバランスのよいシルエットを再現した。使用されるパーツ類も50年代型のブラスジッパーをはじめ、ライニングのナイロンキルトなど、細部に至るまで丁寧に仕上げられている。33万円(ザ リアルマッコイズ 東京 TEL03-6427-4300 https://therealmccoys.jp)
05…成牛の肩の革ダブルショルダーならではの革の風合いを楽しむ。|ISAMUKATAYAMA BACKLASH_2123-02 ITALY SHOULDER“VINTAGE” W-ZIP DOUBLE RIDERS
バックラッシュを代表する革のひとつである成牛の肩の部分の革、いわゆるダブルショルダーを使用したライダースジャケット。下地の色が茶色のイタリアンショルダーを再度ブラックで仕上げることで、着用ごとに経年変化が表現され、徐々に温かみのある表情へと変化していく。フロントはオフセット配置されたダブルファスナーがデザインの大きなポイントだが、ダブルショルダー特有のトラと呼ばれる素材の模様が入った革をランダムに使用しており、天然素材ならではの風合いを楽しみにするのも良いものだろう。31万9000円(バックラッシュ 東京 TEL03-3462-2070 https://www.backlash.jp/)
06…定番型の素材を見直し洗練された1着に。|JELADO_SG71428 Rebel Jacket
モンゴメリーワード社がかつて手掛けていたヴィンテージのライダースジャケットをベースに製作したダブル仕立てのライダースジャケット。長年、定番として展開したジャケットではあるが、新たに開発した約1.6㎜厚のホースハイドを使用し、クローム×タンニンによるコンビ鞣しで仕上げた革を採用。さらによりシンプルなフォルムを目指し、エポレットを排除し、裏地もキルティングではなくキュプラへと仕様変更。キルトがないため、ジャケットのボリュームが抑えられ、よりスタイリッシュなレザージャケットに仕上がっている。19万8000円(ジェラード TEL03-3464-0557 http://www.jelado.co.jp)
07…自社工房にて職人によって一貫して生産されるレザーライダース。|THE FLAT HEAD_LJ-HS004
フラットヘッドのウォレットなどを手掛けている自社レザークラフト工房「STOCKBURG」で手掛けたホースハイドシングルライダース。革小物製作で培った細やかな縫製技術やノウハウをレザージャケットに活かし、1着ずつ丹精込めて製作している。素材には日本が世界に誇るタンナー、新喜皮革と協力し、独自に仕上げたセミアニリン仕上げのホースハイドを使用。着用するたびに茶芯と呼ばれる革の芯地が現れ、エンジングが楽しめるのも醍醐味。サイドにレザーのキルティングパーツが配された独自のデザインもアイキャッチとなる。30万8000円(フラットヘッド TEL026-275-6666 http://www.flat-head.com)
(出典/「Lightning 2024年12月号 Vol.368」)
Text/T.Itakura 板倉環 Photo/S.Omura 大村聡志
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