これはおすすめ! 市販の壁紙を使って棚をDIYカスタム

物欲旺盛なライトニング編集部員たちが、今の気分で選んだ欲しいモノや身銭を切って購入したアイテムをジャンルレスで報告! 今回は「得意ではないのだけれど、たまに自作ものに挑戦してみたくなる性分。実は買ったまま押し入れにしまい込んでいる壁アートシールもある。次はこれかな……」と、さらなるDIYを考えているライトニング編集部の旅する女・めぐミルクがお届け。

WALPA STORE TOKYOの壁紙。

きっかけは以前、世界の壁紙を扱った専門店であるWALPA STORE TOKYOの取材だった。壁だけでなく、店内に設置されていた大きなテーブルや椅子にも壁紙を貼ってカスタムしていたのを見て「え! こんなやり方もあり?」と希に起こるDIY欲が発動したのだ。そういえば、20年ほど前にイケアで買った白いキャビネットが自宅にある。

購入当時はブラウン管のテレビ台として使っていたのだが、デジタル放送に移行する際に大型の液晶テレビに買い換えたため、テレビ台としてはお役御免となり、ベッドのサイドテーブルとして使っていた。これをイメチェンしよう!

テーマはミッドセンチュリー。部屋の一面だけグレーブルーなので、青を基調とした壁紙を2パターン購入。棚板に柄もの、それ以外は無地にしてみた。どちらかというとあまり器用ではないので、カットが雑だったり、ちょっとはみ出たり……。特にRのついた部分は貼ってからカットしたので、だいぶ粗い。実のところ、内側のサイド部分とR(曲線)の付いた下の棚の両端のことをすっかり忘れていたため紙を用意していなかった。

失敗したと思ったのだが、仕上がってみたら白もアクセントになって意外といいじゃん。今度はダイニングテーブルをやってみようかな、って壁に使えよって話。

キャビネットは北欧家具のイケアで購入したもの。曲線のある優しい見た目のデザインだが、この曲線がクセモノだった。紙のカットが難しい。とりあえずカッターの刃を曲面に沿わせてゆっくりとカットしたのだが、ずれてしまうこともしばしば。全体的にもう少し調整しないとなぁ(WALPA STORE TOKYO TEL03-6416-3410 https://walpa.jp)

ドイツの老舗メーカー、ラッシュの壁紙。ミッドセンチュリーっぽい幾何学模様と無地を3mずつ購入(価格は各924円/m)

必要な道具は、両面テープとカッター、ローラー、ヘラ。WALPA STORE TOKYOではこれらも用意してくれるから初めてでも安心。

紙をしっかり貼り付けるために、隅々までローラーを転がして接着するのがポイント。接着できていない部分は時間が経つとふわりと浮いてしまう。

(出典/「Lightning 2024年11月号 Vol.367」)

この記事を書いた人
めぐミルク
この記事を書いた人

めぐミルク

手仕事大好きDIY女子

文房具、デザイン、ニッポンカルチャーなどのジャンルレスな雑誌編集を経てLightningへ。共通しているのはとにかくプロダクツが好きだということ。取材に行くたび、旅行するたびに欲しいものは即決で買ってしまうという散財グセがある。Lightningでは飲食、ハウジング、インテリアなどを担当。
SHARE:

Pick Up おすすめ記事

今こそマスターすべきは“重ねる”技! 「ライディングハイ」が提案するレイヤードスタイル

  • 2025.11.16

「神は細部に宿る」。細かい部分にこだわることで全体の完成度が高まるという意の格言である。糸や編み機だけでなく、綿から製作する「ライディングハイ」のプロダクトはまさにそれだ。そして、細部にまで気を配らなければならないのは、モノづくりだけではなく装いにおいても同じ。メガネと帽子を身につけることで顔周りの...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

グラブレザーと、街を歩く。グラブメーカーが作るバッグブランドに注目だ

  • 2025.11.14

野球グローブのOEMメーカーでもあるバッグブランドTRION(トライオン)。グローブづくりで培った革の知見と技術を核に、バッグ業界の常識にとらわれないものづくりを貫く。定番の「PANEL」シリーズは、プロ用グラブの製造過程で生じる、耐久性と柔軟性を兼ね備えたグラブレザーの余り革をアップサイクルし、パ...

時計とベルト、組み合わせの美学。どんなコンビネーションがカッコいいか紹介します!

  • 2025.11.21

服を着る=装うことにおいて、“何を着るか”も大切だが、それ以上に重要なのが、“どのように着るか”だ。最高級のプロダクトを身につけてもほかとのバランスが悪ければ、それは実に滑稽に映ってしまう。逆に言えば、うまく組み合わせることができれば、単なる足し算ではなく、掛け算となって魅力は倍増する。それは腕時計...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...

Pick Up おすすめ記事

決して真似できない新境地。18金とプラチナが交わる「合わせ金」のリング

  • 2025.11.17

本年で創業から28年を数える「市松」。創業から現在にいたるまでスタイルは変えず、一方で常に新たな手法を用いて進化を続けてきた。そしてたどり着いた新境地、「合わせ金」とは。 硬さの異なる素材を結合させるという、決して真似できない新境地 1997年の創業以来、軸となるスタイルは変えずに、様々な技術を探求...

今っぽいチノパンとは? レジェンドスタイリスト近藤昌さんの新旧トラッド考。

  • 2025.11.15

スタイリストとしてはもちろん、ブランド「ツゥールズ」を手がけるなど多方面でご活躍の近藤昌さんがゲストを迎えて対談する短期連載。第三回は吉岡レオさんとともに「今のトラッド」とは何かを考えます。 [caption id="" align="alignnone" width="1000"] スタイリスト・...

この冬買うべきは、主役になるピーコートとアウターの影の立役者インナースウェット、この2つ。

  • 2025.11.15

冬の主役と言えばヘビーアウター。クラシックなピーコートがあればそれだけで様になる。そしてどんなアウターをも引き立ててくれるインナースウェット、これは必需品。この2つさえあれば今年の冬は着回しがずっと楽しく、幅広くなるはずだ。この冬をともに過ごす相棒選びの参考になれば、これ幸い。 「Golden Be...

雑誌2ndがプロデュース! エディー・バウアー日本旗艦店1周年を祝うアニバーサリーイベント開催決定!

  • 2025.11.21

エディー・バウアー日本旗艦店の1周年を祝うアニバーサリーイベントを本誌がプロデュース。新作「ラブラドールコレクション」や本誌とのコラボなど、ブランドの情熱が詰まった特別な9日間を見逃すな! 来場者には限定のブランドブックを配布! 今回のイベントに合わせ、「エディー・バウアー」をもっと知ってもらうため...

【ORIENTAL×2nd別注】アウトドアの風味漂う万能ローファー登場!

  • 2025.11.14

これまでに、有名ブランドから新進気鋭ブランドまで幅広いコラボレーションアイテムを完全受注生産で世に送り出してきた「2nd別注」。今回もまた、渾身の別注が完成! >>購入はこちらから! 【ORIENTAL×2nd】ラフアウト アルバース 高品質な素材と日本人に合った木型を使用した高品質な革靴を提案する...