Gノーズを装着したことで最高速210km/hを達成
’73年、国内仕様には2リッターのみのラインナップだった初代フェアレディZに、それまで海外輸出仕様に搭載されていた2.4リッターのL24型を搭載したモデルが240Zとして国内市場にも投入される。その中からトップグレードとしてリリースされたのが、240ZGだ。
エアロダイナノーズと呼ばれるバンパー一体式のグランドエフェクトを装着し、四輪にオーバーフェンダーを装着したこの240ZGは、通称Gノーズと呼ばれた。見た目だけでなく空力特性にも優れており、通常の240Zの最高速が 205km/hだったのに対して、240ZGは210km/hに達したレースでも活躍したこともあり、現在に至るまで非常に人気の高いモデルだ。
ちなみに人気モデルゆえに、社外のGノーズキットが流通し、通常の240Zをベースとした「240ZGルック」も数多く存在しているという。ここに紹介するのはロッキーオートが所有する正真正銘の40ZGの本物だ。専用色として設 定されたマルーンのボディカラーを纏い、オプションのリアリップスポイラーも装着している。
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